スリランカ(13)
スリランカの鉄道は、何とバスよりも遅い!(バスも決して速くないのだけれど)イギリス植民地時代に導入されたレトロな列車でのんびり旅するのを楽しみにしていました。茶畑と渓谷の滝まである車窓が最高というナヌ・オヤからエッラ3時間の列車旅。宿泊先のオーナーが「1等車」をオンライン(電話)で申し込んでくれたので支払いをして朝、ヌワナエリアのバス亭経由で鉄道駅へ。たまたま休暇で家に帰ると言うマイケルくんが一緒に行ってくれたので通勤客で満員のバスや、乗り換えも、降りてからの鉄道の駅までもスムーズに行けました。「駅に着いたら、パスポート番号を伝えてチケットを発行してもらってね。」と言われた通りにすると、渡されたのは夕方3:55発の便のチケット。「9:30の列車を予約したんですけど。」「いや、これで間違えない。どうすることもできないから、どいて。はい、次の人。」この列車に乗らないと夜までに目的地に着けないので仕方なく窓口で3等の切符を買った。因みに、1等は1,200ルピー 3等は110ルピー。1,200ルピー×2の切符を無駄に買ってしまったわけで払い戻ししてくれと粘ったのだけれどダメ。マイケルくんがオーナーに電話して事情を話すが、オーナーにもどうにもできない。9:30の列車が来て、3等車に乗り込み、発車。とその時、オーナーが自分の車で駆けつけ、ドアから顔を出していた私たちを見つけて2,000ルピーを渡してくれたのでした。こうしてハプニングで幕開けした列車の旅ですが3等車は実は最高の「席」でした。