ヤコブという人
ヤコブは、神から告げられてイスラエルという名前に変わりました。イスラエルという名前の意味は「神は争われる」「神の王子」です。ユダヤの十二部族の生みの親がイスラエル。つまりヤコブなのです。それにしても、ヤコブの一生はいろいろ大変でした。兄エサウをだまして長子の権利を手に入れ母の兄の元へ逃げそこでだましあいが続き二人の妻を持ちそのそれぞれの奴隷との間にも子供が生まれます。一番大好きだったラケルは男の子ベニヤミンを産んですぐに亡くなります。娘は、新しく移り住んだ土地の族長の息子に辱められます。ヤコブの息子たちは族長の息子の行動に怒りその族に属する男子をすべて殺します。一番大好きなラケルは男の子ベニヤミンを産んでからすぐに亡くなります。ヤコブの長男は、ヤコブの妻のひとりと床を共にします。大好きなラケルが産んだヨセフは兄弟たちが画策してイシュマエル人に売りエジプトに奴隷として引き渡されます。飢饉が起こり死んでしまったと思っていた一番可愛がっていた息子ヨセフと再会。ヤコブは沢山の困難に直面して「私の齢の年月はわずかで、ふしあわせだった」と語ります。神や神の使いからメッセージを受け取っても現実にあまりにもいろいろありすぎると「ふしあわせ」と感じたのでしょうか。神から選ばれた者だからこそ沢山の試練にあうようです。