テーマ:ワイン大好き!(30834)
カテゴリ:イタリアワイン
今回も続けてイタリアワインです。北部、ピエモンテ州の赤になります。 ドルチェット・ダルバ・サンタンナ2011。プリンチピアーノは、バローロボーイズ達が脚光を浴びた時期に、同じようにモダンスタイルのバローロを造り評価を得たそうですが、その後、そのつくりに疑問を感じ、薬剤等の使用をやめ、バリックから大樽への切り替えを行うなどし自然なつくりを志向しています。サンタンナは畑の名前だそう。 価格は、写真のお店で2079円。 色はガーネット系。黒さも勿論ありますが、レンガ的な要素も見えます。また、少々にごりもありました。 香りはラズベリーやイチゴといった赤ベリーのニュアンスがよく出ていますほか、それら赤ベリーのムースのようなまったり感のある雰囲気も。その他、定番の茶色いスパイスっぽさや、軽いココアのような要素も感じられました。 味わいは突出した要素のない、非常にバランスのいいものとなっています。乳酸系の酸、果実味は勿論、渋味や旨みも程よく拮抗している印象です。ボディはミディアムライト。口当たりは滑らかながら透明感を感じる質感です。 食事との相性では、バランスのいい穏やかなワインであることから、鶏や豚など濃すぎない肉類との相性が良好でした。 鶏肉は、トマト煮と肉じゃがで合わせてみましたが、トマト煮とは、肉の旨みとワインの味わいは勿論、香りのベリー感とトマトの相性も良かったですし、肉じゃがとは、醤油ベースの味わいが意外なほど嵌りました。勿論、旨みを吸ったジャガイモともいいです。香りの共通項も何かしらあるように感じました。 豚肉は、脂身の少ない煮豚にバルサミコを少し垂らすという食べ方でしたが、肉の旨み、食感にワインの旨みや質感がマッチしましたし、バルサミコが加わるおかげで香りの相性もアップ、全体的に一体感のある組み合わせになりました。 パワフルなモダンスタイルを離れた生産者のワインだけあって、穏やかさ、バランスの良さが感じられました。デイリーに、食事とあわせても楽しめますし、そのバランス感をじっくり楽しむのもいいかと思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月21日 06時01分51秒
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