テーマ:ワイン大好き!(30795)
カテゴリ:チリワイン
今回はチリのシャルドネです。南国の印象とは一味違う酸が感じられた1本です。 シャルドネ・グラン・レセルヴァ2013。生産者サンタ・アリシアは1954年創業。チリのマイポ・ヴァレーのワイナリーです。マイポ・ヴァレーでは、ブドウ栽培開始時からヨーロッパ高級品種の栽培が盛んだったそうで、サンタ・アリシアでもシャルドネやメルローなどが中心。しかし、現在ではチリの品種ともいえるカルメネールや、アルゼンチンで盛んなマルベック等も栽培しています。 セパージュはシャルドネ100%。グラン・レセルヴァは収量の少ない特別なブドウを用い、バリックを使用しています。シャルドネのほかカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのみ存在しています。価額は、写真のお店で1836円。 色は、薄い黄色。バリック使用との事ですが、若さあってか淡い色合い。 香りは、やはり樽の影響を感じるもので、バターやバニラ、ナッツなどの要素がよく出ています。そこに、なるほどチリというトロピカルフルーツ的なニュアンスや、グレープフルーツ系の柑橘感、それに密入りリンゴやミツっぽさといったものが感じられました。その他、白胡椒などの軽いスパイス、乾燥ハーブなども。 味わいは、明るくフレッシュな酸が印象的。第一印象をさらいます。そこに、果実味が拡がってくるといった感じ。どちらかが勝ち過ぎる事がなく、ジューシーさを感じるいいバランスです。そこに、旨味や少々のミネラル感が加わります。ボディはライト。パリッとしてクリアーな質感。 食事との相性では、やはりある程度コクのあるもの、しかし、濃すぎないものがいいといった感じ。 魚系ですと、サワラのクリーム煮やかにクリームコロッケですと、悪くありませんがちょっと負け気味な感じ。一方、お寿司のサーモンや中トロ、ブリといったネタには、ワインの円やかな香り、フルーティな味わいがよくマッチました。 また、焼き鳥ともいい感じで、砂肝(塩)とも、鉄っぽさと案外引き合いを見せますし、モモなど他の塩系にも旨味がはまります。また、タレも問題ない、というよりむしろ、香りの面では相性がいいくらいでした。 揚げ物などにはちょっと負けるかなという感じで、味のしっかりした、しかし素材の味が生きたような料理との相性はかなり良さそうです。樽の印象はありますが、和食との相性には期待が持てそうです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月05日 13時37分06秒
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