テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:イタリアワイン
先日のヴィノムオカヤマでのワイン、続いては白、しかもマグナムサイズです。 ヴィーノ・ビアンコ・マグナム。生産者のカンティーナ・ジャルディーノは伝統産地イタリアでは変わった、畑を持たないワイナリーです。南部カンパーニャにあり、元々はエノロゴとして大手ワイナリーで働いていたアントニオ氏が家族や友人と飲むための自家消費ワインを作っていたことがスタート。タウラージの農家からブドウを買い、それでも2000本程度を仕込んでいたのだとか。その後、収量アップや助成金も出るとあって、古い木を抜き新しい畑を仕立て直しているタウラージの状況を見、貴重な古木のブドウを守りたいと、友人らとともに出資しワイナリーを設立。古木のブドウを付加価値を付け購入、それを醸造し販売し、古木を守る動きを広げたいと考えているそうです。 セパージュは、コーダ・ディ・ヴォルペ50%、フィアーノ25%、グレーコ25%。価格は、楽天内では4644円。マグナムでこの値段です。 色は濁りしっかりですが、ツヤのある深い黄色でオレンジに近いくらい。 香りはナッツやカスタードを思わせるニュアンスがふっと入り、さらにグリーンハーブっぽさやアロエないしアロエヨーグルトのようなやや青い系の雰囲気も。また、柑橘の要素も感じ、グレープフルーツやブンタンなど薄めの黄色のそれが出ていました。 味わいは思った以上にドライ。果実味の印象は繊細で、あまり強くありません。しっとり系の酸と旨み、それにミネラル感の印象の方が前に出る感じです。濁りはありますが口当たりはクリアーさを感じ、ライトボディ。ただ、ライトなりのエキス分はあったでしょうか。 イベントではボッリート共に頂きましたがこれはよく合いました。肉の鉄っぽさを旨みとして磨き出してくれますし、一方でダシとドライな味わいや旨みとの相性も良好。加えて、柔らかく煮込まれた肉の食感とワインの質感とがよく馴染みました。 勿論ソースもいい感じで、パセリの香りやアンチョビの塩気を加えることで、ワインとの香りの面での相性、さらに肉の旨み、ソースの塩気、ワインの味わいの馴染み方もより華やかになったように思います。 還元の印象もあまりなく、色合いこそ濁りがありますが、食事とも合わせやすく中々使い勝手のよさそうなワインでした。食事には幅広く行けそうです。 マグナムですし、大人数でのイベントやイタリアンでの食事の機会などにあると楽しそうな1本かなと。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月10日 11時29分32秒
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