テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:イタリアワイン
先日のヴィノムオカヤマで飲んだワイン、今回は最近流行りの気配が見えますオレンジワインです。 ヴィトフスカ・オリージネ2009。生産者ヴォドピーヴェッツはフリウリのワイナリー。1997年にヴォドピーヴェッツ兄弟が創業しました。栽培するのは土着品種のヴィトフスカのみ、栽培ではとても低い木を密植し、有機無農薬を実践します。また、醸造でも非常に特徴的で、白ブドウのヴィトフスカを全て温度管理無し、野生酵母による醸し発酵を行います。また、バリック以外に地中に埋めたアンフォラでの醸造も。 価格は、楽天内では写真のお店で6264円。 色は、醸し発酵による果皮の色合いが出たもので、ツヤのあるオレンジ。 香りは柑橘っぽさがありますが、キンカン的な雰囲気があり果皮を感じますね。その他、ミカンやレモンっぽさも。加えて、洋ナシっぽさもあり割とフルーティさはあります。また、ハチミツっぽさやカスタード、さらにマラスキーノやキルシュヴァッサー的なニュアンスなど、甘い要素を結構感じました。 味わいは果実味+苦味の印象が強め。先ず果実のアタックがありそれにぴったりと苦味が追ってくる感じ。また、酸も勿論あり、しっとりしたものですが明るく生き生きとしたものが果実と苦味の奥に見えます。旨みもあり、全体としてはバランスにいいものです。ボディーはエキス分とまろやかさ、なめらかさを感じるものですが、そこまでごつくなくライトといって差し障りないかなと。 イベントでは、牛肉の屋台風パイとクリアピック・ソーモンを合わせてみました。 醸し白という事で、バランスの良さがありつつもある程度の力強さもありますので、パイの中の甘辛い牛肉の味付けにも負けません。パイ生地の香りとの相性もよく、まずまずの相性でした。また、花椒の香りとワインのキンカンっぽさも中々馴染みます。 サーモンパイ包みとは無難な感じ。サーモンの旨みや香り、キノコの香り(特にソース)と喧嘩せず、互いの要素をしっかり楽しめました。ただ、対比があるとか馴染むとかといった感じではなかったでしょうか。パイの香りとワインの香りにはやや引き合う感じも見えたようにも思いますが。 醸しらしい苦味や色合い、香りが出ていますが、それらが果実味を軸に非常に上品にまとまっている感じを受けました。この生産者のワインは以前に別のものを飲んだことがありますが、そちらも、やや果実味の印象が強めなもののバランスの良さを感じました。 価格的には割としますが、それに似合ったワインを作る非凡な生産者だと思いますね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月14日 12時06分26秒
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