テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:イタリアワイン
今回はイタリアの白です。 サン・ヴィンチェンツォ2014。生産者アンセルミはヴェネト州・ソアーヴェ地区のワイナリー。現当主のロベルトがワイン作りに本格的にかかわり出したのが1974年。それまで無名の存在だったソアーヴェですが、バリックによる熟成や低収量に出来る栽培方法の導入で、ソアーヴェの知名度を一気に引き上げました。ただ、ソアーヴェは法的に高い収量が許されており、ロベルトとしては納得のいかないものも多くあるようで、ソアーヴェDOCを脱退、現在はソアーヴェを名乗っていませんが、勿論今でもこの地のブドウでワインを作り続けています。 セパージュはガルガーネガ80%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ5%、シャルドネ15%。価格は、写真のお店で2030円。 色は黄色。結構しっかりした色合いで、成程よくあるソアーヴェの雰囲気ではありません。 香りはパッションフルーツやマンゴー、マンゴスチンなど南国フルーツのニュアンスが非常によく出ています。そこに、グレープフルーツ的な柑橘、黄色い花、それにハーブっぽさや白コショウ的な雰囲気といったものが加わります。また、ミネラルっぽさも少々。 味わいは濃い色合いや華やかな香りに似合った果実味中心なもの。ただ、そこまで濃いものではなく、全体的にバランス感の良さはあります。酸はしっとり系で旨みを伴う感じ。ボディはライト。ミネラル感があり、クリアーでパリッとした印象。 食事との相性では、やはりちょっと濃さのあるものの方が合わせやすい感じ。 お寿司をつまみましたが、鯛よりはブリやイカ、エビなど力のある味わいのネタの方が果実味とより馴染む感じ。特に、イカはワインの香りともマッチする感じで中々の相性でした。 また、焼き野菜のサラダと合わせますと、パプリカなどの焼けて甘さの増した味わいや香りに、やはりワインの果実味、華やかな香りがしっかり噛み合ってくれました。 この香りは独特ですね。他の産地ではあまり見ない、イタリアワインだなあといった印象です。ただ、やはりソアーヴェと言われて連想するそれとは力強さなど大分違う感じです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月27日 02時34分18秒
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