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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年12月02日
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カテゴリ:イタリアワイン

今回はイタリアの白。モスカート系です。
ムスカテッダ・モスカート・ディ・ノート2014。生産者マラビーノは、シチリア島のさらに南東の端の辺りに位置するワイナリーです。エリアとしては、ネロ・ダヴォラ発祥の地だそうで、最近まで赤ワインしか飲まなかったような土地なのだとか。伝統的にワインが作られてきた土地ですが、設立は2002年と新しいワイナリーです。ただ、地元を愛する経営者一家が、土着品種を中心に栽培しています。畑では、ビオディナミを実践。大変に乾燥し、風も強い地域なので、ビオもやりやすいようです。
セパージュは、モスカート・ディ・ノート100%。価格は、写真のお店で3024円。

は黄金。皮ごと発酵させているそうで、皮の色素が多分に反映されていますね。

香りはやっぱりマスカットです。独特のマスカット香がバッチリ出ています。しかし、皮の影響か黄色い要素も感じられ、オレンジママレードやキンカンといった濃い柑橘、それにミツイモの焼き芋のような濃厚なニュアンスも感じられました。その他、タイムなどのグリーンハーブ、茶色いスパイスといったものや、あと、少々のマラスキーノ的な雰囲気もあったでしょうか。

味わいは甘口かと思いきやキッチリドライ。果実味は非常に繊細なものでほんのりと出ているといった所。酸はしっとり系で、苦味を少し伴います。それらの要素が、繊細なレベルで拮抗している感じ。むしろ、一番印象的だったのはエキス分かも。収斂味を感じます。ボディはミディアムで、滑らかさと丸さを感じる質感。

食事との相性では、丁度スーパーでカジキマグロのバジルソテーなるものが売られていましたので合せてみましたが、やっぱり合いますね。カジキの旨みや火を通すことで生まれる食感に対し、ワインのエキス分のあるドライな味わいが寄り添ってくれます。また、バジルの香りやオリーブオイルも、ワインの香りとの間に共通項があるのか、相性をより高めてくれました。
あと、一緒にプチトマトを軽くソテーしたのですが、濃くなったトマトの甘みにワインの味わいが嵌りますし、香りの面でも勿論いい感じ。
同じく魚系で、加熱用マグロがありましたのでネギマ鍋にしてみましたところ、これも意外に悪くないですね。マグロのしっかりした旨みに対してもワインの味わいが負けませんし、ネギの甘みにもいけます。また、柚子塩や柚子皮を一緒にしますと、香りの相性もグッと華やかに際立ったように思います。

華やかな、マスカット系らしい香りとは裏腹なドライな味わいは中々面白いです。香りに派手さはありますが、存外食事に合わせやすかったのは、やはりこの味わいのおかげかなと。
ここまでドライなら、ちょっと癖のある珍味系辺りにも試してみたかったですね。

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最終更新日  2015年12月03日 02時54分36秒
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