テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
2月中の話になりますが、東京から中国地方のワイナリーを見学にいらっしゃられた方々にお供して、倉敷のふなおワイナリーへ行ってきました。
倉敷市船穂町では、明治1時代からブドウ作りを行っており、戦後、園芸協会の設立に伴い一気に生産量が増加、マスカット・オブ・アレキサンドリアもそのころに大幅に増えたようです。そして、全国的にもマスカット・オブ・アレキサンドリアが最も成功した産地である岡山の、マスカット栽培の中心的存在となりました。 ふなおワイナリーは、2004年オープン。第3セクターです。マスカット・オブ・アレキサンドリアは5~9月がシーズンだそうで、その時期以外にもマスカットのアピールをすること及び、オフシーズンのブドウを買い取ることで農家の支援をする事を大きな目的として設立されました。 岡山のマスカット・オブ・アレキサンドリアと言えば、生食用で非常に高価なのにワインにするのは何故なのかと思っていましたが、オフシーズンのブドウは値下がりするというお話を伺い合点が行きました。 ブドウ栽培は棚方式、下草は、周辺から虫がやってくるのを防ぐために全て取ってしまうそうです。 他にも、枝は伸びすぎるとその先に良いものではない房が出来る為適度な長さで切ることや、一房に出来る粒の数が非常に多い為、適切な数になるよう粒間引きをすること、ブドウの糖度は、マスカットの香りを最大限引き出すために17度が最適といったお話を伺う事が出来ました。 畑は、やはり水はけが重要という事で斜面にあったり、粒が多いので間引くという話は、マスカット・ベーリーAの話を他のワイナリーで伺ったときにも聞けた話でしたが、下草を全て取る、糖度は17度以上あってはよくないといった話等、他の今までお邪魔させて頂いたワイナリーで聞けた話とはちょっと違った、マスカット・オブ・アレキサンドリアのワイナリーならではだったのかなあと。あるいは、船穂のマスカット・オブ・アレキサンドリアのアピール、という事を大きな使命としているワイナリーだからこそ、という部分もあるのかもしれませんね。 特に、「今年のブドウの出来はどうだった?」とよく聞かれるが、ブドウは「出来るもの」ではなく「作るもの」だとおっしゃられていた点は非常に印象的でした。 ワイナリーの売店部分などは結構おしゃれです。マスカットをイメージした緑と背景の白のコントラストが美しいですね。 試飲は、ほぼすべての銘柄につき出来ます。メモを取れておらず、個別の詳細な記述は出来ませんが、どのワインもマスカット特有の香りがはっきり出ており、甘口はよりフルーティで、辛口はよりスパイシーな感じでした。ボディは、極甘口以外どれもライトでさらっとしていますが、やはり甘口は辛口より少々粘度がありましたね。 トータルでは、個人的にはスパークリングが特に印象に残りました。マスカットの香りの爽やかさ、フルーティさ、ボディのライトさがスパークリングと言う形にすると非常に活きるように思います。 あと、実はちょっと例外的なワインがありまして…。今回はそれを購入しました。既に飲んでおりますので、そのワインにつきましては後日記事にしたいと思います。 今回の訪問、非常に面白い経験となりました。地元に、これだけ特徴的なワイナリーがあったとは…。 訪問終了後は、倉敷美観地区、アイビースクエア裏手にありますピッツェリア・ラ・チェネッタさんへ。 ピッツァで賞も得ている倉敷の人気店です。吉田牧場のチーズが色々頂けるのもうれしいところ。 ピッツァは、ちょっと趣向を変えて巻きピザで。もっちりしていて、噛んで甘味の出る、そして、塩気の強過ぎない生地は秀逸。人気があるのも頷けます。因みに、こちらのピッツァにも勿論吉田牧場のチーズが。 倉敷へ行った際は、またこちらのお店にもお邪魔させて頂きたいところ。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月24日 00時04分09秒
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