テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
サントリー登美の丘ワイナリーの見学イベントの際、折角なので少し早く現地へ行き、以前から行ってみたかったシャトー酒折へ、短時間ではありますが、行ってみることにしました。
最寄りの酒折駅からは十分歩ける距離なのですが、結構な坂道でした。その斜面を活かして、ブドウ栽培がおこなわれていました。甲州とベーリーAのイメージが強かったのですが、ワイナリーでは結構国際品種の栽培にも力を入れているようです。 結局、駅からは15分くらい歩いたでしょうか。まあ、足に自信がある方はもう少し早くつけるのではないかなと^^; ワイナリーからの眺めです。結構な高さありますね。 ワイナリーでは、特定の時間に行われるスタッフさんによる見学ツアー、第2第4の土曜と日曜に開催されている、ワインメーカーによる見学ツアー(要予約・有料)の他に、いつでも自由見学を行う事が出来ます。その際は、カウンターで申し込みをするのですが、そうしますと、こういった冊子をお貸しいただけます。ガラス越しに見学できるワイナリーの設備についてやワイン造りの工程についての説明が、丁寧に書かれており、このシステムは中々面白いなあと。 ワイナリー設備を、順路に沿えばワイン造りの工程に従って見ていくことができます。こういった、原料が置かれている様子なども見ることが出来ました。 こちらはタンク。2階部分に相当するところから見ていたはずですので、相当大きなものになりますね。また、ここではワインの他梅酒も作られており、他の場所では梅酒の入ったタンクも見られましたよ。 こちらは樽熟庫。樽はやっぱりバリックですね。途中の窓からは畑の様子もよく見ることが出来ました。その畑も、シャルドネやメルローとの事。 見学が終われば、また売店や受付のあるフロアへ戻ります。上からずっと下っていくので、最後はエレベーターで上がることに。中々面白い経験でした。エレベーターを降りて入るとすぐに、試飲カウンターがあり、見学の際に借りた冊子はそこへ返却です。売店には、シャトー酒折のアイテムの他、お土産物や、経営母体の木下インターナショナルが輸入する海外のワインなどもありました。 やはり、目を引くのはキスヴィンでしょうか。ほとんどのアイテムが揃っていたように思います。手に入りにくい銘柄もありますが、やはりワイナリーでなら買えるようですね。 テイスティングは、無料のものもあるようですが、有料コーナーにはキスヴィンが。ということで、今回はキスヴィン甲州の2011と2012の飲み比べセットをお願いしました。 飲んでいると、ありがたい事に各ヴィンテージの資料を頂けました。 2011ヴィンテージは、8月9月に台風に絡んだ雨に悩まされ、完熟を目指すより健全な果実のうちに収穫をいうことで、例年より1週間早い収穫になった難しい年だったそうです。 一方、2012年は雨の量が少なく、日照時間にも恵まれた年になったそうで、ブドウの酸度が足りず補酸が必要になるほどだったようです。 この資料、双方のヴィンテージのブドウの糖度や酸度の差(糖度は実に3以上の差があるようです)、収穫地、ワインメーキングにおける違いといったものが非常に丁寧に書かれており、是非現地で貰って目を通して頂きたいものです。 さて、両ワインの違いですが、やはり2012は糖度に恵まれた年、その分ブドウの力も強いという事で樽熟成もしっかり行ったという事だそうで、色もより黄色く、ボディの厚み、果実味の強さと、よりしっかりした印象を受けました。香りにも、オイリーさや蜜っぽさ、黄色の濃い柑橘などの華やかなニュアンスがよく出ていました。 2011の方は、そういったインパクト面ではやはりおとなしい印象だったかなと。香りの要素も、より色の薄い柑橘や白い花っぽさがあり、その奥にトロピカルフルーツ少々といったところでしょうか。ただ、味わいにはきっちり明るい酸があり、これは2012との大きな違いだったかなと。また、ミネラル感もあり、一方で果実味も、全体のバランスに合ったものがちゃんと感じられ、トータルバランスとしては、現状こちらの方がよりキレイ目な印象を受けますね。 どちらが好みか人によって分かれる、というくらいの違いだったように思います。登美の丘ワイナリーでも、登美白の2011と2013でどちらが好みかというのは結構分かれていたようですし(^^) 楽天内にもありました。こちらが2011。 こちらが2012。値段も全く同じです。飲み比べはかなり楽しいですよ。 駆け足での訪問でしたが、見学、試飲とかなり充実しました。特に、試飲では2つのヴィンテージの違い、それに対しての作り手の試みの違いがよく分かりました。またゆっくり、今度はワインメーカーによる見学ツアー辺りにお邪魔させて頂きたいものです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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