テーマ:ワイン大好き!(30797)
カテゴリ:イタリアワイン
3月に開催いたしましたコスパワイン会のワインもこれで最後です。トリはイタリアの赤。いわゆるマキコレワインになります。 バルベーラ・ダルバ・ラ・ベットラ2011。生産者エルバルーナはピエモンテ州で、18世紀の終わりに創業したワイナリーです。その後、1985年からは有機農法を実践、現在はイタリアの認証団体の認証も受けています。10ヘクタールほどの畑でバルベーラやドルチェット、ネッビオーロといった定番の品種を栽培しています。ラ・ベットラとは畑名だそうで、東南に位置します。バリックは使用せず、大樽での醗酵・熟成のようです。 セパージュはバルベーラ100%。価格は2400円程度ですが楽天内に扱いは無し。写真は撮っていましたが消えてしまいましたので会の全体写真でご容赦ください。右端のワインになります。 色は赤黒いですが透明度はあります。ルビーカラーを暗くしたような感じでしょうか。 香りはキノコっぽさやバルサミコ、カラメルや黒蜜、軽いナッツっぽさといった要素の他、赤いバラやスミレっぽさ等花の香りも感じました。その他は、やはりフルーティさしっかりで、ラズベリー等の赤べりー、プラム、ダークチェリーといったようなニュアンス、それにブルーベリー、というかブルーベリーヨーグルトのような雰囲気も感じられました。 味わいは、柔らかな果実味が軸で、そこに明るい酸が入ります。渋みは後口にかけてキュッと印象を占める感じで、トータルとしてチャーミングなバランス感です。ただ、ボディはミディアムながら目の詰まった印象があり滑らか、それでいて、14度という高い度数由来のボリューム感もあり、ハリと柔らかさを感じさせつつも存在感がある印象でした。 これも、ハム系とはよく合いました。特に、やはり生ハムにはバッチリですね。目の詰まった味わいと赤身の部分もいいですし、ボリューム感や渋みと脂の部分もよく馴染みます。脂っこさを抑えて旨みをぐっと引き出す感じでした。 味わいのバランスはチャーミングですが、結構力のある食材とも合わせられそうです。ラムやシカ、そして牛肉ならフィレといった脂の強過ぎない赤み肉のローストなどは間違いなさそうです。ソースはバルサミコがいいでしょうか。また、マグロのカマ焼きなど脂があるものなら味の濃い魚の方が面白いかもしれません。あとは、ナッツっぽさに合わせて松の実を使ったジェノベーゼなども面白そうです。 香りの良さ、果実味や酸の柔らかいバランス、それでいて存在感のあるボディと、流石マキコレというべき、満足感のあるワインでした。因みに、これの樽熟成バージョンもあるそうで、購入店の店主曰く、そちらはこれよりさらに良いそうなので、是非飲んでみたいところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月24日 23時54分06秒
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