テーマ:ワイン大好き!(30797)
カテゴリ:イタリアワイン
今回も勿論ドゥオモのバンフィのガラ・ディナーのワインです。今回は白。 チェンティネ・ビアンコ2013。バンフィはモンタルチーノの生産者という事でやはり赤ワインのラインナップが豊富ですが、勿論白ワインも手がけています。やはり、国際品種であるシャルドネやソーヴィニヨン・ブランを植えており、他にピノ・グリージョにも力を入れているようです。チェンティネとは、高台にある自社農場の事だそう。 という事で、セパージュはシャルドネ40%、ピノ グリージョ30%、ソーヴィニョン ブラン30%となっています。価格は、楽 天内では写真のお店の1672円が現在の最安値のようです。 色は薄い黄色ではありますが、その範疇の中ではしっかりしている方でしょう。麦わら程度でしょうか。 香りはやはりフルーティ。暖かい地方らしく、熟した南国フルーツ系の甘いニュアンスが感じられます。そこに、ミカンなどの黄色い柑橘も加わります。グレープフルーツよりは色が濃い、しかしオレンジには至らない程度な印象です。その他、黄色い花や軽いオリエンタルスパイス、ハーブ、それに若干のオリーブオイルのようなものもあったでしょうか。加えて、余韻にかけて軽くですがフレーバーティー的なものも。 味わいは香りに似合った果実味のしっかりしたものです。アタックにばっちり存在感があります。酸はしっとり系で果実味を脇で支える感じですね。苦味も少々。ボディはライトですが、香りや味わいに似合った柔らかさやまろやかさを感じるタイプ。シャープというような雰囲気は全くありませんね。 会では、前菜と、その次の豚肩ロースのローストの辺りで飲みましたが、相性はバッチリ。 前菜では、やはり鶏白レバーペーストのクロスティーニがよく合います。ボディの丸さ、果実味のインパクトに、レバーの滑らかさやコク、塩気と旨みといったものがよく馴染みますし、ここでもやはりピンクペッパーが効いてます。 また、北海道産塩ダラとジャガイモにもいい感じ。塩ダラの強いうまみと塩気、そこに加わるジャガイモの旨みに、ワインの果実味が馴染みますし、奥にある酸を少し引き出してくれるような感覚もありました。 また、豚のローストにもよく合い、豚のしっかりした旨みにこれまたワインのしっかりした香りや味わいが良かったです。また、ズッキーニや空豆など野菜も豊富に添えてありましたが、それらの甘みにもいけますね。 ちょっとバリックも使っているようで、香りに複雑みもありますし、華やかな香りと果実味が印象的なワインでした。久々に、「南の白」を飲んだ、という気持ちにさせてくれましたね。 ただ、その一方で料理には非常に合わせやすく、価格的にもこれはなかなかコスパワインだなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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