テーマ:ワイン大好き!(30798)
カテゴリ:イタリアワイン
4月に開催されましたバンフィ社のガラ・ディナーのワイン、ここからは赤。先ずはカジュアルレンジの赤です。 チェンティネ・ロッソ2013。モンタルチーノは、粘土石灰岩や火山性岩石の土壌や6月7月にもっとも雨が少なくなる地中海性気候のおかげで、サンジョヴェーゼ栽培に適した環境となっています。1860年代には41社で栽培されていたそうですが、それが2012年には235社と6倍に増えています。 セパージュは、サンジョヴェーゼ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、メルロー20%。畑は、白のチェンティネと同じような場所のようです。価格は、楽天内では写真のお店などで1598円。 色は暗いガーネットといったところでしょうか。黒さが基本ですが、赤さもありますね。 香りは実にフルーティです。定番の赤ベリーやブルーベリーが感じられ、さらにベリーのジャムやヨーグルトのニュアンスも。さらに、チェリーやいちじく、ザクロといったものや、ドライプルーンの雰囲気もあったでしょうか。その他、赤い花やバルサミコ的な要素も少々。 味わいは香りに似合った果実味中心のもの。そこに、やはり小さな赤いフルーツ的な明るくシャープな酸が加わります。タンニンも程々あり、後口にかけて渋みの印象を残すほか、舌触りにも感じられます。クリアーさもあるミディアムライトなボディとあいまって、全体として軽快さを感じますが、その一方で果実の凝縮感もあります。 会ではピッツァのタイミングで飲みましたが、ピッツアの生地の焦げた部分の香ばしさがワインの色の濃いフルーツのニュアンスによく合いました。また、ソースとの相性としては果実感を塩気と旨み、チーズのまろやかさで切り替えるといった感じですが、サラミ・フィノッキオーナの香りや旨みに対しては、ワインのフルーツ感や果実味、軽い渋みがよく馴染んでいました。 このワインにはやはりトマト系が鉄板でしょうね。少し黒い雰囲気もあるので、トマト+肉、鶏や牛のラグーソースや、もっとシンプルにミートソースなどでもいいかも。その他、マルゲリータなどのトマトソースのピッツァにもいいでしょうね。 フルーティで程々の渋味もあり、気軽で、食事と合わせても楽しいワインです。赤ワインを飲みなれない方の入り口にもいいかもしれません。ただ、そこは流石バンフィの赤、果実味の凝縮感が、各要素とバランスよく存在しており、完成度の高さも感じさせてくれました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月02日 02時22分41秒
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