テーマ:ワイン大好き!(30808)
カテゴリ:チリワイン
暑い時期ですし、今回も白ワインです。コスパの王様コノスルのシャルドネです。 シャルドネ・ヴァラエタル2015。生産者コノスルはチリのチェンバロンゴのワイナリーで、創業は1993年とまだ新しい作り手です。非常に意欲的で、合成コルクやスクリューキャップの早いタイミングでの導入、当時まだ無名だったビオビオヴァレーやレイダといったエリアでの自社畑の拡大、サスティナブル農法や有機栽培の導入といったことに取り組んできました。そして、現在ではチリ第2位の輸出量を誇るまでのブランドとなっています。 セパージュは勿論シャルドネ100%。セントラルヴァレー産のものになります。価格は、楽天内では写真のお店で660円。 色は薄い黄色~麦わら位の感じ。 香りはチリのシャルドネらしいフルーティなもので、パイナップルやマンゴー、バナナなどの南国フルーツ、洋ナシ、リンゴ、黄桃、さらにはレモンやグレープフルーツといった柑橘などが感じられます。また、そんなフルーティさの奥に、白い花や乾燥タイムやローズマリーといったドライハーブ、それにチョーク的なミネラルといったニュアンスもあったでしょうか。 味わいは、アタックの主役は果実味。ただ、そこまでごついものではなく、意外と柔らかさがあります。その辺は、酸の影響もあるようで、アタックの後からじわじわと存在感を増し、後口にかけてはおおむね酸が主役と言っていいほど。明るい酸です。ボディはライト。丸さの中に、軽いハリ感もあるような口当たりでした。 食事には合わせやすいタイプでしょう。 焼き鳥(塩)をつまみますと、モモ肉の旨みと塩気に、果実味が対比を見せつつ旨みの部分は噛み合うといった感じ。香りのフルーティさも違和感ありません。また、ネギマになりますと、ネギの甘みが馴染む感じで更にいい相性なように感じました。 また、美味しい塩昆布が手に入りましたので鯛の塩昆布〆をやってみましたが、これが意外なほどいい相性。鯛と昆布の強い旨みと、昆布の塩気、さらに、鯛と馴染ませることによって出てくる甘味に対し、ワインの果実味がまったりと馴染みつつ、酸で印象を〆る感じでした。また、ややねっとり感が出るのですが、そこにワインの軽快な質感がいいアクセントになってくれました。 流石のコストパフォーマンスですが、昔と比べると少し味わいの印象が変わったような。よりシュッとした、バランスの良いものになったような気がします。また、香りもよりフルーツがはっきり出るように思います。 勿論、ヴィンテージの影響もあるのでしょうが、造りが変わったり、樹齢が進んだりと色々あるのかもしれません。 最近ではスーパーはおろかコンビニでさえ見かけるコノスルのヴァラエタルシリーズですが、あらためて飲んでみて面白かったなと。新しい産地の新しいワイナリーですし、まだまだ変化していくのでしょうね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月22日 00時05分27秒
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