テーマ:ワイン大好き!(30813)
カテゴリ:イタリアワイン
今回も帰省時に飲んだワインです。以前コスパワイン会で飲みましたバルベーラの樽アリバージョンになります。 バルベーラ・ダルバ・スーペリオーレ・ラ・ロジーナ2013。生産者はエルバルーナ。ピエモンテで、18世紀から続いているワイナリーで、現在は有機栽培を実践するなど自然な作りを志向、イタリア国内の認証団体から有機栽培の認定も受けています。栽培品種は、バルベーラやネッビオーロといったピエモンテらしいもの。こちらのワインは、選別された畑のブドウを用いたというもので、ロジーナとはお爺さんの名前だそう。樽熟成していますが、あくまで用いるのは大樽で、バリックは使いません。 価格は2800円くらいですが、マキコレワインなので楽天内にはありません。 色は黒さはありますがルビーカラーといっていいくらい。赤みや透明度を感じます。 香りは、開けたては黒蜜、土、キノコ、バルサミコ、それに茶色いスパイスといったものが感じられ、さらにラズベリー等の赤ベリーのコンポートやジャム、ブルーベリーといった要素が出ますが、アルコール感も強め。それが、翌日になりますとそのアルコール感がすっかり大人しくなり、上記要素に加えてチョコっぽさや軽い醤油のニュアンス、木の雰囲気といったものもあらわれたでしょうか。 味わいは開けたてはやはりアルコールのアタック強め。果実味は温かく丸く広がり、そこに乳酸系の明るい酸が加わる、渋みは後口にかけて口全体に広がるといった感じです。それが、翌日になりますとやはりアルコール感が弱まり、果実味の印象は変わらないものの、酸の存在感はより強まる感じでした。口当たりの柔らかいミディアムボディですが、軽い収斂味があり芯のしっかりした印象も受けます。 食事との相性では、ピザやローストビーフサラダを合わせてみますとやはりいい相性でした。 ピザは、ツナやブラックオリーブを用いたトマトソースのものでしたが、オリーブの香りやトマトの甘み旨みに対し、ワインのベリーっぽさやバルサミコのニュアンス、柔らかい果実味がよく合いました。また、生地はナポリ風でしたが、その甘味もいいつまみになりますし、焦げた部分の香ばしさとワインの黒いニュアンスの間に引き合う関係も見られました。 一方ローストビーフサラダとは、ローストビーフの脂や旨みに対しワインのフルーティさやスパイシーさ、それに後口にかけての渋味などがよく馴染みました。また、野菜は根菜などの焼き野菜でしたが、ニンジンやゴボウなどの甘みや滋味深い味わいは、ワインに寄り添う感じで中々の相性でもありました。 樽無しの方と比べますと、やはりボリューム感があります。ただ、濃いとかそういう感じではなく、よりふっくらした、丸みのある、といった感覚でしょうか。 ただ、ちょっとまだ若いのか、開けたてのアルコリックな状態より、翌日の落ち着いた状態の方が現状より好ましく感じる方が多いのではないかなと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月28日 08時04分44秒
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