カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
前回からの続きです。
堆肥場の周りにはシャルドネや甲州の畑が。こちらのブドウは果皮の色的に甲州でしょうね。 この地でのブドウ栽培は、遡れば今から280年くらい前まで行きつくようです。ただ、明治に入るまでは家屋の日陰樹として作られているくらいだったようで、本格化したのは明治11年ごろからのようです。 一時は全国最大のブドウの栽培面積だったようで、現在、大阪ではデラウェア等の栽培面積が多いですが、当時は広州が最も多く、今もその頃からの甲州栽培の伝統を残しているところも多くあります。 こちらはシャルドネ。しっかり草生栽培がされており、下草の背丈も畑によっては結構高いところがありました。ボルドー液の跡が見えます。 栽培品種は、シャルドネや甲州の他、デラウェア、リースリング、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ベーリー・アリカントAといったもののようで、他に契約栽培農家が10軒程度あるようです。 こちらもシャルドネ。自社畑のブドウは全て垣根式での栽培だそうです。 こちらはメルロー。ワイナリーそばの畑は、シャルドネ、甲州、メルローの3種が植えられているものと、ヴィニフェラ種の試験農園となっている場所とがあります。 こちらもメルロー。まだ収穫には時間があるようですが、結構色づいてきています。また、房も割と大きく、たわわに実っている感じです。 このあたりの土は粘土系のようで、他に、今回購入させて頂いたソーヴィニヨン・ブランやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを栽培している砂越畑という土地は、その名の通り近くの川由来の砂地土壌との事。今回は見られませんでしたが、是非一度見学させて頂きたいものです。 メルローのアップです。美味しそうですね^^ 実はメルローの畑はちょっとした高台になっています。ワイナリーからは結構登り坂です。 高台の上にはなんとピザ釜が。ツアーの時などは、ここで焼いたピザなどを頂けるようです。また、時期が来るとPLの花火大会も見られるのだとか! こちらは、メルローの畑へ行く途中の景色です。畑は、棚式になっている通り飛鳥ワインさんの畑ではありません(飛鳥さんの畑にはすべて幟が立っています)。しかし、このあたりにはこういったブドウ畑が広がっており、車も通る農道沿いにはブドウの販売所もあります。これが大都会大阪の景色なわけですから驚きです。 見学ツアーへの参加ではなかったのですが、色々と見せて頂け非常に楽しい時間となりました。ついは是非ツアーに参加させて頂ければと。また、この近辺の風景はまさにブドウ産地というもので、その点も非常に興味深かったです。 近鉄南大阪線沿線には、他に河内ワインさんやカタシモワイナリーさんなどもありますし、やはり一度じっくりワイン産地大阪を訪問させて頂かないといけませんね。 飛鳥ワインの皆さん、今回は本当にありがとうございました! さて、ワイナリー見学の後は難波まで戻ってワインショップフジマルさんへ。お店では、カウンターやテーブルで試飲もさせて頂けます。 今はちょうど南ア推しとの事で、南アのワイン3種飲み比べです。ポールクルーヴァーのゲヴュルツトラミネール、アタラクシア・ワインズのソーヴィニヨン・ブラン、テスタロンガのゼア・イズ・オールウエイズ・ワン・ローズの3種でした。 ゲヴュルツは、そこまでスパイシーさやライチ感がゴツいものではなく、口当たりも果実味が軸の柔らかいもので、飲みやすいゲヴュルツという印象でした。 ソーヴィニヨン・ブランは、これまたニュージーランドのような果実味しっかりの溌剌系という程ではなく、ロワールのような細身、あるいは色の濃いコッテリ系でもない、バランスのいい穏やかなものでした。 面白かったのがローズで、その名の通りロゼ、しかも使用品種は100%ジンファンデルというもの。樽もかけているようで、甘いニュアンスがあります。そこに、赤いベリーやオレンジなどの香りが加わります。一方、味わいは結構バランス型で、マリアージュも楽しそうな1本でした。 続いては、東部市場前駅から仲村酒店さんへ。羽曳野に畑を持っている、仲村わいん工房さんのお店ですね。 仲村酒店さんは17時から21時半まで立ち飲み処になります。頂けるのは、勿論仲村わいん工房さんのワイン。今回は、デラウェアを。フルーティなデラらしい香りですが、ミネラルの雰囲気やハーブ感もあり。 合せたのは、大根とホタテの煮物です。素材の味が活きる、出汁の利いたあっさり目の味付けで、それがデラウェアの旨みとよくマッチします。特に、大根の香りはデラに思った以上に嵌りますね。 後は、ブルーチーズトーストでサクッと〆です。デラの香りは、ブルーチーズにもそう負けないのがいいですね。 立ち飲み(といっても、カウンターにはイスもありますが)という事で気軽にいただける、しかも仲村わいん工房さんのワインが、というのが何とも嬉しいですし、お料理が美味しいのも見逃せません。天王寺の隣の駅という事で、羽曳野でのワイナリー見学帰りにも寄り易いですし、なんばからも直ぐ。また是非お邪魔せて頂きたいものです。 28日の1日日本ワインバーでは、飛鳥ワインさんのソーヴィニヨン・ブランをご用意させて頂きますので、お時間ございましたらお気軽に遊びに来てやってください。ワイナリー見学時の話も、ご興味お持ちくださりますならさせて頂きますので^^ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月23日 00時12分48秒
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