テーマ:ワイン大好き!(30787)
カテゴリ:イタリアワイン
今回は随分久しぶりなイタリアワインです。シチリアの赤になります。 テッラ・ディ・ソーニ・シチリア2011。生産者ヴィヴィエラ社は2002年創業という比較的新しいワイナリーです。エトナ山北東部に位置し、畑では有機栽培を実践しています。テッラ・ディ・ソーニとは夢の土地という意味だそうで、このワインが生まれた、自社畑とワイナリーのある土地の事を指すそうです。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーに少々の土着品種ネレッロ・カプッチョを混ぜるというもの。価格は、2000円程度のものですが2011ヴィンテージは既に楽天内にはないようです。 色はガーネット的なもので、赤みを感じます他透明度もある程度あります。 香りは、一部バリックで10か月熟成のワインを用いているからか、クリームやカスタード的な雰囲気を感じました。また、黒コショウや軽い下草、さらに遠くにハムや干し肉のようなニュアンスも。しかし、なんといってもメインはフルーティさで、ラズベリーやクランベリー、イチゴといった赤ベリー、それらのドライフルーツやジャムといった要素や、チェリー、ザクロといったものを感じられました。 味わいは思った以上にバランス型でした。果実味のアタックこそありますが柔らかくこなれたもので、そこに乳酸系の明るい、それでいて果実味に似合った優しい酸が加わります。ただ、渋みは割とあり、後口にかけてキュッと締める感じ。タンニンの存在感は舌触りにも少々感じられました。ボディはライトと言っていいかもしれません。丸く、しなやかでほんわか広がる感じ。 食事との相性では、何だかんだ牛肉とのそれがよく、ローストビーフと焼き野菜のサラダをつまんでみますと肉の旨みや脂に、ワインの果実味やタンニン、やわらかな質感がよく馴染んでくれました。また、焼き野菜ともまずまずで、ゴボウの風味にも悪くないですし、カボチャに対しても、甘みにやや味わいが圧され気味ではありますが、それでも香りの面では相性いい感じ。 一方、フライドチキンとは可もなく不可もなくな感じ。肉の部分の旨みとは流石にタンニンなどのおかげか馴染みますが、皮の部分や味付けとの相性は特にお互い干渉しあわないといったところ。 赤いフルーツの香りと柔らかでしなやかな質感と、シチリアの太陽さんさんなイメージからすると2011にしてはシュッとしており、畑の場所はエトナ山という事で標高も高いのかもしれませんね。 楽天内には2013ヴィンテージがありました。1598円とお手頃。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月29日 23時40分54秒
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