テーマ:ワイン大好き!(30799)
カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
サントリーさんにご招待いただいた塩尻ワインセミナーですが、その開始前に会場だった銀座NAGANOさんの近くにあります新スポットのギンザシックスへちょっと行ってみました。
目的はここ。地下にあります、千葉の酒販店いまでやさんの店舗です。 なんと、この日ドメーヌ ミエ・イケノさんのテイスティング&池野氏によるセミナーイベントが開催されていたのでした。 到着して先ず、その行列にびっくり!その人気の高さがうかがえました。ワインは、ドメーヌ ミエ・イケノのピノ・ノワール、メルロー、シャルドネ、ナイトハーベストならぬムーンライトハーベストのシャルドネ月香の4種が出ていましたので、お昼をご一緒頂いたこんちゃんさんとまみさんと合流し、全種類の試飲をさせて頂きました。 メルローはチェリー感の中に土っぽさ等の要素や、軽い桜餅?のような雰囲気もあり複雑。ボディは柔らかくもしなやかなミディアムといった感じでした。 ピノは、思ったより色が、赤さの強いものながらしっかりあったのが印象的。香りは、赤いフルーツに小豆っぽさがあり日本のピノだなあと。ボディは膨らみがありましたね。 シャルドネは、今回のものは2014ヴィンテージでしたが、以前飲んだ2013と割と似たところもあったかも。黄色いフルーツや蜜、そこにナッツっぽさが加わる感じで、酸主体も果実味の感じられる味わい、やはり柔らかいですが、それでも骨格を感じる質感でした。 そして、こちらが月香。ヴィンテージは2015になります。通常のシャルドネよりも淡いくらいの色合いで、香りも蜜っぽさはあまり強くなく、また、黄色いフルーツ感もそこまで前に出ることも無く、メロンや柑橘、それにバナナっぽさ等がありました。味わいも、やはりバランスのいいものではありますが、全体的に優しい感じに。ボディもしなやかで繊細なものでした。ただ、奥行きは感じられましたが。 ナイトハーベストと言いますと、より力強いものになる印象でしたので、この繊細な感じには驚かされました。 その後、塩尻ワインセミナー&懇親会へ行きまして、もうちょっと飲もうということに。そこで、参加ブロガーさんであるエシェ蔵さんのワインバー・エシェザイル(と言ってもお店をされているわけではありませんが^^;)でこんなワインや、 こんなワインまで頂いてしまいました!何とも申し訳ない話ですが、ご馳走様でした!さらに、ちょっと面白いワインをお土産に頂いてしまいまして。そちらは、また後日記事に致します。本当にありがとうございました! さて、セミナー翌日は、門前仲町にあります深川ワイナリーさんへお邪魔させて頂きました。東京には、清澄白河のフジマル醸造所や大泉学園の東京ワイナリーがあり、それらに続く3つ目のワイナリーという事ですね。 スタイルとしては、山形や青森といった土地のブドウを購入してワイン造りを行っているという、フジマルさん的な都市型ワイナリーです。 見学は土・日・祝の13時からと15時からで、前日までの予約が必要。ということで、今回は13時からお願いしていました。こちらは受付のある場所で、ワインの購入もできます他、金・土・日・祝は17時から椅子を出してのバータイムもされていらっしゃいます。 見学は、醸造家の上野さんの解説付きでした。上野さんは、滋賀の方でヒトミワイナリーでも長く醸造に携わっておられたのだとか。 生産本数は年間2万本、決して大きなワイナリーではありませんが、立派な設備が揃っています。 タンクもしっかり。ブドウは、青森県産のスチューベン、山形県産のキャンベル・アーリー、メルロー、マスカット・ベーリーAミズナラといった所だそうで、他にシャルドネや、南オーストラリア産のメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンを用いたものなどもあるようです。ただ、当然全てのアイテムが通年あるわけではありません。 樽もあります。フレンチオークで、やはりあまりガッツリはかけないとの事。手前は瓶詰用の機械です。他に、打栓機もあったのですが、瓶詰も打打栓も1本1本手作業だそう。瓶詰から打栓までを一連の流れでやるとなりますと、大きな機械が必要で、当然それを置くスペースも必要となるわけで、こういうやり方にせざるを得ないとの事。打栓は結構コツがいるのと、筋肉痛になりやすいということでパートの方には不評の作業になり、結果上野さんご自身でされているそうです^^; さて、醸造所見学の後はテイスティングを。1杯200円からということでしたので、あらかたいただきました^^;因みに、テイスティングは冒頭の受付をして下さった場所で行ないまして、その部屋からは醸造施設がガラス越しに見られます。 こちらは、青森産スチューベンのロゼ。無濾過バージョンと濾過バージョンがあり、左のやや濁っている方が無濾過になります。 濾過バージョンからいただきましたが、ラブルスカ系の華やかな赤いフルーツ香が、嫌みなく出ていまして、味わいもクリーンでフルーティな辛口でした。一方、無濾過バージョンはやはり吟醸香や白い花のようなニュアンスがあり、フルーツ感はありますが無濾過程直球に来るものではありません。飲み口も、旨みや丸みを感じるものでしっとり感ありました。 こちらは山形産マスカット・ベーリーA。やっぱりロゼになります。このワインは結構素直なベーリーAという感じで、イチゴ系の香りにザクロっぽさや木の実感があり、果実味のあるフルーティな辛口といった印象のワインでした。 そして、非常に印象的だったのがこのワイン、山形産のメルローとベーリーAをアッサンブラージュしたものになります。これの前にメルローのロゼも頂いていたのですが、フルーティさと土っぽさがありつつ、ちょっとアルコールのアタック強めかなという感じでした。 それが、ベーリーAと合わさることで、メルローにベーリーAのフルーティさがプラスされつつ、ベーリーAにメルローの複雑味が補われる、というような香りの印象で、飲み口も、アルコールのアタックはマイルドになり味わいのバランス、深みが一段変わる、といった感覚でした。 バータイムにお料理を出されているシェフがいらっしゃったので、おつまみプレートもお願いしました。ビシソワーズ、オリーブとワインに合いました。特に、ビシソワーズがベリーAやメルローのロゼにこんなに馴染むとは思いませんでした。 そして、左がオムレツ。シェフはイタリアンご出身という事で、イタリアンのランチでよく頂けるようなスタイルのもので、食感があり、味わいも優しくこれもワインに合ったのですが…ポイントがその横にある茶色いもの。 これ、福島県の小田原屋という漬物屋さんの作る和ディップという商品で、その中のラー油入りネギ味噌になります。 深川ワイナリーさんが清澄白河で営まれている発酵食品のセレクトショップ、市松屋さんでもお取り扱いがあるそうなのですが、このネギ味噌を付けますと、イタリアンオムレツがあっという間にダシ巻きに!?というくらいの印象の変わりようでした。甘味、旨み、香り、そしてラー油の辛みが、オムレツと合わさることでまろやかに、それでいて旨みだけはより際立つ、というようないい組み合わせでした。 この味噌を付けますと、特にメルロー+ベーリーAロゼとの相性がよりよくなったように思いました。 正直、この味噌非常に気に入りまして、ワインではなくこっちを買って帰ろうかなと思ったくらいでした。ただ、そこはまあワインも美味しかったという事で、スチューベンの濾過バージョンのハーフボトルを頂いて帰りました。 見学もテイスティングも出来、バータイムもあってとまさに都市型ワイナリーらしい訪問して何ぼというワイナリーでした。ワインは、ロゼ多めなようにカジュアルでとっつきやすい、日本のテーブルワインという感じで(価格も大体2300円位)、是非バータイムに色々つまみながら飲みたいなと思わせてくれました。 また、市松屋と同じく清澄白河に、九吾郎ワインテーブルという飲食店もされておられるとの事で、そちらも興味深いところです。 その後は、丁度連休という事で、東京から直接徳島へ帰省しました。こちらは、羽田空港にある赤坂うまや うちのたまご直売店さんの卵丼。卵の味わいを楽しめますし、結構お米の量多めなのでお腹いっぱいになれました。 ただ、甘いものは別腹、ということで、赤坂のリベルターブルさんで生菓子をお土産に買って帰りました^^; こちらはその名もずばりなヴェール。ピスタチオとフェンネルを使ったものですが、柔らかな緑が美しいですね。ピスタチオもフェンネルも香りますが決して前に出過ぎるものではなく、優しい甘み、滑らかな口当たりにと、全体として非常に繊細かつバランスのいい味わいでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月13日 22時55分13秒
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