テーマ:ワイン大好き!(30796)
カテゴリ:ワイナリーへ行って来ました
前回の記事で勝山ランチを食べましたのは、勝山から出ている路線バスのまにわくんの時間待ちを兼ねての事でした。行き先は蒜山高原。湯船口バス停で下車しますと、目の前がひるぜんワインです。 目的は写真の左端。ヤマブドウのワインが中心であるひるぜんワインには、これまで白ワインがありませんでした。しかし、やはり試飲スペースにいらっしゃったお客様からも白ワインのご要望は多かったとの事。 そこで、遂に今月リリースされたのがシャルドネです。ただ、原料の95~97%くらい、つまりほぼすべてが兵庫県産のブドウとなっています。ただ、逆に言えば数%は蒜山産のシャルドネ。ここでシャルドネが作られていたことは知りませんでしたので驚きでした。 元々はサッポロワイン岡山ワイナリーへ遡れる木らしく、それが数本だけ植わっているようです。これが、意外と蒜山の火山灰土壌な環境に合っているらしく、ヤマブドウと同じような仕立て、育て方をしても元気に育つとの事。 今回の兵庫のシャルドネは、晩腐病が出始めたという事でかなり早目の収穫になったそう。糖度的には厳しかったそうですが、この数%の蒜山のシャルドネのおかげで何とかバランスは取れたという事で、今後地元蒜山のシャルドネも増えていけばなあと。糖度が上がっても香りがきちんと出てくれるようです。 飲んでみますと、やはりかなりあっさり目。柑橘やリンゴなどのフルーツ香が優しく香り、味わいはスッキリ辛口でライトボディです。樽もかなり抑えめにしたそうですが、今年もう少し力のある原料が手に入れば、もうちょっと掛けてみたいというお話もして頂けました。 他にも、色々な品種を植えてみないか、なんて話ももらうが、蒜山は実は冬場の積雪はあるものの春から秋にかけては言うほど日中は寒くなく、例えばミュラー・トゥルガウなどは全然定着しなかった、と言うお話や、ロゼが赤ワインに近づきすぎてタンニンも結構感じられるので、新しいヴィンテージはもう少しスキンコンタクトを減らそうと思っている、などあれこれお話しいただけました。 そうそう、先日ミュスカ・ダレクサンドリーを飲みましたが、これを作っておられるラ・グランドコリーヌ・ジャポンの大岡さんも、蒜山のヤマブドウを見に来られたのだとか。大岡さんのワイナリーがあるのは岡山市内、流石に街中ではなく内陸により入った所にはなりますが、蒜山とは大分環境が違いますところ、どうお考えになられたのか興味深いところです。 ブドウといえば、蒜山から同じ真庭市の久世の辺りでも、最近はシャインマスカットが大分増えたそう。ひるぜんワイナリーでは委託醸造を受けることも多いそうで、いつか誰かがシャインもってくるかもしれませんね。 また、その久世にはひるぜんワイナリーと親しいブドウ農家さんが居られ、ゲヴュルツトラミナー等欧州系品種にも挑戦されていらっしゃるとの事。今後も要注目です。 ワイナリーではランチもされており、ローストビーフ丼なんかもあります。今回はランチタイム終了後でしたが、蒜山らしくジャージー牛乳のチーズを使ったピザがあり、カフェタイムでも頂けるという事でお願いしました。 生地はトルティーヤを使っておられるという事でパリパリサクサク。ピザと言うよりもタルトフランベと言うべきでしょうね。チーズはまろやかで美味しかったです。 当日は、大分葉桜になってはいましたが蒜山の山桜が咲いているところを見られました。今年は3月の暑さのせいでかなり早く咲いたそうで、梅と一緒に見られたとの事でした。 と言う事で、やはりブドウの芽が出るのも早く、遅霜が怖いというお話も伺えました。 今回も本当にありがとうございました。色々なお話をして頂け、ついつい長居してしまいすみません^^;また是非お邪魔させて頂きたいものです! にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月26日 22時30分09秒
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