テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:イタリアワイン
10月に行いましたオレンジワイン飲み比べ会のワイン、今回はイタリアのものになります。 リトロッツォ・ビアンコ2017。生産者レ・コステはイタリアのラツィオ州で2004年に創業した新しい造り手です。イタリアの造り手のみならず、フィリップ・パカレやダール・エ・リボと言ったフランスの造り手の下でもワイン造りを学んでいます。と言う事で、畑でも有機無農薬的な栽培を行い、醸造でも野生酵母使用、ノンフィルターでSO2も添加無しという自然派です。 セパージュは、プロカニコと言う地場品種を中心にマルヴァジアなどいくつかの品種を用いているようです。価格は3000円程度。1リットルワインになります。 色は、醸造法こそ皮ごと醸すスタイルですが、そこまでオレンジ感はなく、濃い目のレモネード的な雰囲気。澱が凄いのでちょっとにごりました。 香りは、開けたてはやはりちょっと還元的なニュアンスがあり、加えて酵母や穀物っぽい雰囲気も。その中に、レモン的な柑橘っぽさが見えます。時間と共に還元のニュアンスが落ち着くと、レモンに加えミカンやオレンジ、ライムなど青い柑橘と言ったフレッシュな柑橘、レモネードといったものが感じられ、更に少々のキウイやパッションフルーツのような要素も。その他、スポーツドリンク的な感じも受けましたし、軽い吟醸香やメロンっぽさもあったでしょうか。 味わいは、やはり醸しているだけあって意外と渋みが出ています。後口にかけて舌先に収斂する感じがありました。その背景に、柔らかな果実味が拡がり、渋みと共に存在する明るい多量な酸と共にフレッシュな味わいとなっています。ボディもライトで、サラリとした印象でした。 会ではチーズプレートからサラダの辺りで飲みました。 ブルーチーズはリモンチェッロでウォッシュしているという事でしたが、流石に味ではチーズに負けるものの、香りの相性は結構良く、チーズのレモンの風味をワインがより引き出してくれるような感じでした。 他にも、シェーブルやブリーもいいつまみでしたが、なんといっても良かったのはサラダ。野菜のフレッシュさ、甘みに対してワインの酸や果実味、柑橘の香りがいいのは勿論、上に乗せて頂いた若いチーズのまろやかさや旨みに対してワインの各要素がまさに丁度いい感じで良く馴染みました。このワインに合わせる様にとご用意くださったそうですが、流石チーズ専門店だなと言う所でした。 還元的なニュアンスは確かにありますので、どうしても苦手と言う方はいらっしゃるでしょうが、基本的には柑橘を中心としたフルーティさを楽しめる親しみやすいワインだったかと思います。ただ、味わいにある渋みがその柑橘香とも相まって、ただ軽いだけではない味わいの立体感を感じさせてくれると言う所もありましたが。 まあそれでも、1リットルありますし、よく冷やしてワイン会やパーティの席でワイワイ楽しみ、食事に合わせて更に楽しむ、といった使い方をしたいところです。 【6本〜送料無料】リトロッツォ ビアンコ 2017 レ コステ 1000ml [白]Litrozzo Bianco Le Coste 楽天内では、現在こちらのお店で2786円と3000円を切ります。1リットルあってこの価格と言うのもうれしいところですね。 なお、このワインだけ写真がありますがこれは後日別のイベントで撮ったものになります。そのイベントについてはまた記事にしたいと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月10日 22時47分34秒
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