テーマ:ワイン大好き!(30780)
カテゴリ:今年のワイン、この1本!
いよいよ2018年も終わりですね。今年も色々なワインを飲みました。印象的だったのは、日本ワインを岡山で、自身のワイン会以外で飲む機会が増えた事でしょうか。
飲食店さんで見かける機会も増えましたし、プロポスタさんや倉敷の常衛門食堂さんなど、特化と言うレベルで様々なアイテムを頂けるお店も増えました。また、ラ・グランド・コリーヌ・ジャポンやコルトラーダのワインを頂けるスロウカーヴさんの開店というのもありますね。 ただ、なんといってもやはりワインに恋してときめいての開催が大きかったかなと。岡山と言う地で、日本各地のワイナリーのワインを、3日間に渡って頂けるイベントと言うのは本当に驚きでした。今まで知らなかったワインにも出会え、非常にいい経験でした。因みに、2019年3月末には第2回が開催との事。今から楽しみです。 さて、そんな2018年に飲んで印象的だったワインを、また泡白赤で挙げていきたいと思います。 先ずは泡。 2018年は12月にシャンパン&スパークリングワインの会をやりましたが(ワイン記事投稿が途中ですがまた年明け後再開します)、あまりスパークリングを飲んでいない年になったかもしれません。 その中で、インパクトがあったのはフランツ・シュトロマイヤーのロゼ・セクトです。 このワインは5月の天ぷら屋さんで甲州飲み比べ会の最後に赤ワインの代わりに飲んだ、オーストリアの自然派です。泡としての評価と言うよりロゼの自然派ワインとしての評価、となってしまうようなところもありますが、その自然派らしい複雑さ、それでいてオーストリアワインらしい透明感と少々の硬質感、と言ったものが感じられるワインだったなと。 今年はオーストリアワインの会もしていますが、その際に飲んだ自然派ワインにも同じような、自然派感とオーストリアらしさの調和、同居が見られ、この国の自然派の方向性、個性のようなものを感じられたような気がしました。 ロゼ・ゼクト [N.V] シュトロマイヤーStrohmeier Rose Sekt 2日目3日目の変化も気になる所。 白につきましても、その天ぷら屋さんで甲州飲み比べ会で飲んだワインです。 相変わらず、白は飲む頻度が多く、オーストリアならスコッフのロイヤル・ソーヴィニヨン・ブランといったスペシャルなものも飲みましたし、オレンジワインを色々飲んだりもしました。 ただ、やはりシャトー・メルシャンの甲州きいろ香・アン・オマージュ・ア・タカ2012を挙げざるを得ないかなと。 リリース直後のきいろ香らしい柑橘香がありつつ骨太なワイン、と言う印象から一転、非常にたおやかな質感とキウイフルーツのような華やかな香りが強く出ていたのは驚きでした。マグナムボトルと言う事もあってか、見事な熟成だったかと思います。 もう売っているところを見つけることは出来なさそうです。今飲んでも素晴らしいですし、もう数年のエイジングにも耐えそうな気もします。 そして赤。これも、東京・目黒のセラフェさんで頂いたヤン・ベルトランのフルーリー・フェニックスやマルティン・ヴァスマーのシュペートブルグンダーなど面白いものを色々飲めましたが…。 どうしても、シャトー勝沼・赤1965になってしまいますね。 1965年の日本ワイン、それもマスカット・ベーリーAとブラック・クイーンのワインが、この2018年に芳醇な熟成古酒として楽しめる、何でしたら、時間と共にちょっとラブルスカ香まで見えてくるというのは衝撃的でした。 当時の日本ワインと言えばフランスワインを目指して抽出の強いワイン等を作っていた時期ではあるでしょうが、それでもカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローと言ったものではなく、日本の改良品種のワインがこうなるというのは非常に興味深かったです。 今とは当然造りや環境等差も大きいでしょうが、日本品種の胆力を見せてくれたように思います。 白、赤と日本ワインとなりましたが、共通項はどちらも熟成しているという事ですね。やはり、熟成酒と言うものには独特の魅力があるなあと。入手難度は高いですが、見つけられればまた飲んでみたいものです。 色々なところで日本ワインが飲めるようになった分、自分のワイン会では熟成ワインやオレンジワイン、東欧系などの独自品種など割とバリエーション豊かに飲めました。元々ワイン会は色々な産地のものを飲もう、と言うコンセプトではじめていますし、2019年も引き続き様々な産地や品種のワインを飲んで行ければなと。 2018年、岡山では豪雨災害で大変な被害が出ました。被災された方々にお見舞い申し上げますと同時に一日も早い復興を祈念いたします。私自身は、無事にワインを飲めたことに感謝しつつ、2019年が美味しく楽しくワインを飲める年になる事を願います。 それでは、一足早いですがよいお年を! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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