テーマ:ワイン大好き!(30781)
カテゴリ:イタリアワイン
今回はイタリアの赤です。近くのスーパーで売られていたワインくじ的なものの中にありました。 ネプリカ・ロッソ2016。生産者トルマレスカは、トスカーナで現在26代目を数える名門アンティノリが、1998年にイタリア南部、ブーツ型の国土のかかとの部分にあたるプーリア州に設立したワイナリーです。当地のワイン産地としての可能性を評価し畑を取得、地場品種を中心にしつつも、スーパータスカンで鳴らしたアンティノリらしく、カベルネ・ソーヴィニヨンなども栽培しているようです。 セパージュは、ネグロアマーロ、プリミティーヴォと言う地場品種にカベルネ・ソーヴィニヨンを加えたもの。価格は1400円程度。 色は紫感のある赤黒。透明度もほぼありません。 香りは茶色いスパイスや軽い漢方っぽさ、カラメルやトースト的な香ばしさといったものも感じられますが、ダークチェリーやチェリージャム、赤ベリーのジャムやドライイチゴといったフルーツ香がしっかり出ています。その他、軽いトリュフっぽさや、スミレ、大きな赤い花などのフラワリーな雰囲気も少々。 味わいは、香りに似合った果実味のアタックの印象の強いものですが、べったりしたものではなくキレイ目で優しいそれでした。そこに、味わいの印象をキュッと締める明るい、ちょっと梅的な酸や軽い渋みが加わり、全体的に割とシュッとした印象を受けました。ボディもミディアム程度で、ハリと滑らかさのある質感です。 食事との相性では、特に鶏肉との相性の良さを感じました。 ローストチキンとは特にバッチリで、シンプルな鶏の旨みや香り、骨周りの鉄っぽさといった味わいに、ワインの果実味や酸が合いますし、鉄っぽさはフルーティ+茶色いスパイスっぽさと相まって華やかな旨みに変わりますね。 一方、豚肉ともよく馴染み、神戸で購入しました神戸ポークのジャーキーは最適なつまみに。ジャーキーになることで凝縮している豚肉の旨みが、ワインの各要素によってバッチリ引き出されます。あと、意外とギョーザなんかも合ったりしました。 南イタリアの地場品種を使った赤と言いますと、やはり果実味ガツンな濃厚ワインと言うイメージを持ちがちでした。しかし、このワインはトルマレスカと言う事もあるでしょうが、最近はやはりエレガントに仕上げていますね。 【アンティノリ トルマレスカ】 ネプリカ ロッソ [2016] 750ml・赤 【Antinori Tormaresca】 Neprica Rosso 購入したワインくじも1400円程度でしたが、価格に似合った、むしろそれ以上の価値のあるわいんだったかと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月10日 22時50分06秒
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