テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:チリワイン
今回からは6月のリースリングと和食の会のワインです。先ずはコスパワインの定番チリのコノスルのものから。 リースリング・レゼルバ・エスペシャル2018。生産者コノスルは1993年、チリのコルチャグアヴァレーに設立されました。コノスルとは南向きの円錐と言う意味だそうで、これは南米大陸を指しているのだとか。ニューワールドらしく、「家系図を持つような伝統もない、埃を被ったヴィンテージボトルもない、あるのは品質の高いワインのみ」というモットーのもと、サスティナブル農法の導入など様々な取り組みを行っています。 リースリングの畑は、チリのワイン産地最南端であるビオビオ・ヴァレーにあります。価格は1000円程度。 色は薄い黄色。ただ、そこまで薄い!と言う程でもなくレモネードくらいはあったでしょうか。 香りはリンゴや軽い洋ナシが出つつも、柑橘っぽさがメイン。ミカンやグレープフルーツ、レモン、少々のライムといったそれや、それら柑橘の皮といったものも感じられました。加えて、少々のパインなどの南国フルーツ系のニュアンスも。そこに、軽い緑系の乾燥ハーブやジャスミン的な雰囲気なども加わります。 味わいはジューシーで、チリらしいしっかりとした果実味がありつつも、しっとり系ながら存在感のある酸とミネラル感のおかげでバランスが取れています。ボディはミディアムライトくらいで、基本軽くはありますが、そのミネラル感のハリや密度のおかげで薄い感じはありません。 会では1番手で開けましたので、夏野菜の揚げびたしやアジの漬けと合わせました。 揚げびたしとはぴったりで、特にカボチャの甘みやトマトの甘み酸味、そこに加わる揚げられている事での油のコク、そして出汁の旨み塩気と、ワインの果実感や酸味、そしてミネラリーさを伴う柑橘っぽさが噛み合いつつよりサッパリと頂けるという感じに。 また、アジとも中々で、生臭み等全く出ず、魚の旨みや身の少しねっとりしつつも弾力のある質感に対し、ワインの明るいフルーティさがいい対比になって旨みを盛り上げてくれました。 チリワインと言いますとやはり果実味が強く、このワインも冷涼なビオビオ・ヴァレーとはいえやはりらしいそれはありました。ただ、それが華やかな香りと合いまって、違和感なくフルーティと感じられるのはリースリングと言う品種の魅力なのかなと。 廉価なものは微妙、と言うようなイメージを持たれがちな品種かもしれませんが、中々どうして、リースリングはコスパワインと言う面でも秀でた品種であるという事を感じさせてくれるワインだったと思います。 コノスル リースリング レゼルバ エスペシャル 750ml [SMI/チリ]【お中元】 楽天内でも色々探せます。ラベルデザインが違うものもあるようで、そちらも飲んでみたいところ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月13日 16時34分04秒
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