テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:その他の国
6月のリースリングと和食の会のワイン、続いては広島のスーパー「フレスタ」が独自で扱うハンガリーのものです。 ライナイ・リースリング2017。生産者イコンはハンガリーの南西部、バラトン湖の南方に位置するバラトンボグラールと言う黄土の広がる土地のワイナリーです。歴史自体はベネディクト修道院を源流としますが、現在の形での設立は2007年と比較的最近。日照量が豊富かつ、バラトン湖からの照り返しもありブドウの房全体に光がよく当たるのが特徴との事で、リースリングの他シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラーなど様々な品種を手がけます。 ライナイとはライン川の事。イタリア系リースリングと区別するため、ドイツ系を表すこの言葉が付いているそう。価格は1400円程度。 色は薄い黄色。以前飲んだ2015ヴィンテージの時と同じく麦わら系です。 香りはやはり柑橘強め。グレープフルーツやミカン、それにライムやスイーティ等の緑柑橘も出ています。そこに、やはりリンゴ、白桃と言ったものが加わりますが、リンゴは蜜入りのそれといったところ。また、若干のハチミツ的な雰囲気もあり、それが余韻として残るのは面白い部分でした。その他、白い花や軽いオリエンタルスパイス、それにローリエ的なハーブっぽさ等。 味わいは柔らかな果実味と、明るくもその果実味と拮抗した酸のあるバランスの良いもの。2015ヴィンテージほどのドライさは無かったように思います。ボディはライトで、それなりのハリはありますが、コノスルのジューシーさの後と言う事もあってか結構淡く感じられました。 会では、やはり夏野菜の揚げびたしやアジの漬けの辺りで飲みました。 揚げびたしに対しては、悪くありませんがやはり軽さのせいかカボチャなど味のしっかりしたものには、油もあってちょっと負け気味だったかも。 一方、アジとの相性は驚きの良さ。ワインの味わいの強さが魚の旨みと丁度いいところだったようで、酸やミネラルと相まって魚の旨みがさらに一段二段華やかなに引き立つ感じでした。また、添えられていた水ナスに対しても、生だったという事もあってサッパリしており、ワインの果実味と上手く馴染んでくれました。 また、その後のイサキとも少し合わせてみましたが、こちらとも悪く無く、魚によく合うワインだったようです。 2015ヴィンテージと比べますとちょっと淡くなっていたようなところがありましたのと、ハチミツっぽい雰囲気が出ていたのが大きな違いでした。ヴィンテージや状態の差と言う所だったでしょうか。今後も定点観測してみたいワインです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月21日 12時41分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[その他の国] カテゴリの最新記事
|
|