テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:チリワイン
今回から、10月のサントリーさんのブロガーイベントでいただいワインです。先ずはシャルドネから。 エスト・レセルヴァ・シャルドネ。生産者はサンタ・カロリーナです。首都サンティアゴに醸造所を構える、140年の歴史を持つワイナリーです。レイダ・ヴァレーやマイポ・ヴァレーなど、メジャーなエリアも含め様々な地域に畑を持ちますが、このシャルドネはラペル・ヴァレーというエリアのものになります。マイポのやや南にある広い地域になり、標高600~1000mという高地にはたけがあります。 エスト・レゼルヴァシリーズですから勿論ナイトハーベストが行われています。価格は1000円程度。 色は薄い黄色ですがツヤ感はあります。 香りはパイナップルやマンゴーバナナといったトロピカルフルーツ感がよく出ています。他にも、リンゴや和梨、グレープフルーツやライムといった柑橘などフルーティで、そこにナッツや軽い穀物、クリーム、黄色い花、それに蜜や若干の土っぽさ、根菜といった要素が加わってきます。 味わいはやはり果実味のアタックはメインの要素としてあります。ただ、そのアタックの後ろから酸がじわりと出て来て、後口にかけては寧ろ支配的になるくらいのバランスでした。この辺は、やはりナイトハーベストが行われている影響でしょうね。また、その後口には若干の苦味も。ボディはミディアムライトくらいだったでしょうか。丸さや滑らかさを感じさせる質感でした。 イベントでは、マスのタルタル、サーモンのセビーチェ、それにアスパラとベーコンに合わせてみました。 マスのタルタルは、レモンが添えてあるように酸味は抑えめの味付けでした。マスの旨み、脂、それに柔らかな酸味と塩気にワインの果実味やフルーティな香りがいいですし、使われているディルの香りとも相性が良く、ワインと相まって立体感や複雑さが感じられました。 セビーチェとも悪く無く、こちらはしっかり酸味が効いていますが、それでもなお感じられるサーモンの脂やコクに対し、ワインの果実味がこれまたよく、その酸味も相まってさっぱりといただけました。 アスパラベーコンに対しては、そのままですとベーコンの旨みや香ばしさ、アスパラの味わいにやや押され気味。それも果実味や香りがいいアクセントにはなるのですが、レモンを絞ってやるとその風味が仲立ちとなってがっちり噛み合う感じでした。 酸味の出方やトータルバランスなどは、流石日本向けという印象です。ただ、トロピカルな香りや果実味のアタックなどはやはりチリらしくもあります。その辺は、醸造家としても日本向けにはするがやはりあくまでチリワイン、チリらしさもしっかりとという事なのでしょうね。 因みに、チリでは白は結構樽無しが好まれるようですが、こちらはある程度樽も掛けているようです。 エスト レセルヴァ シャルドネ 750ml 辛口 白ワイン チリ 長S ESW 楽天内では投稿時現在で899円から探せます。まあ流石のコスパですね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月20日 22時47分28秒
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