テーマ:ワイン大好き!(30781)
カテゴリ:オーストリーワイン
11月の日墺飲み比べ会のワイン、続いてはオーストリーのグリューナーです。西宮でのセミナーの際に購入したものになります。 シュロスケラライ・ゴベルスブルク グリューナー・フェルトリナー2017。生産者は勿論シュロス・ゴベルスブルクです。こちらも、シュロスケラライと名付けられている中堅レンジという事で、リージョナルものになります。ただ、樹齢こそ20年以下のものになりますが、ラムやレナーといった、ハイリゲンシュタイン周辺の銘醸畑のブドウが使用されています。 価格は3400円程度ですが楽天内では投稿時現在まだ見かけません。 色は青みがかった黄色ですが、ツヤ感があります。 香りはフルーティさしっかりで、リンゴや青リンゴ、カリン、パイナップル、それに若干のドライパインといったものに、微かにバナナっぽさもあったでしょうか。そこに加わるのはやはり定番のスパイシーさ。白コショウっぽさもありつつ、茶色いオリエンタルなそれも少々感じられました。その他、グリーンハーブっぽさも遠くに見えますね。 味わいは、グリューナーらしく柔らかな果実味が広がりますが、それは背景で、メインの要素としては酸です。しっとり系ですが、明るく量の多さがあります。この品種でここまでの酸のしっかりしたバランス感というのは初めてでした。ボディはライト。クリアーな質感でミネラル感を感じるものです。 会では、チーズのクレープ包みやパスタの辺りで飲みました。 クレープとは見事な相性。生地の風味にワインのスパイシーさが合いつつ、中のチーズのまろやかさクリーミーさ塩気に対し、ワインの果実感のある香り、そして果実味や酸そのものがバッチリ馴染みます。添えられていた生マッシュルームにもいいですね。 パスタにも問題なしです。クリーミーさのあるソースにも、しっかりした酸のおかげで負けず、果実感とクリーミーさがやはり合いますし、阿波尾鶏の食感の良さと感で出てくる旨みに、ワインのミネラリーな質感や、これまた酸味が良かったです。 現地では、ホイリゲの色々な料理に合わせられる万能な品種という位置づけだというグリューナーですが、今回はその汎用性の高さ、食事との相性の良さを改めて感じられました。 しかし、リージョナルものながら華やかな香りがあり、それでいて酸主体の飽きさせない味わいのバランスは見事でした。シュロス・ゴベルスブルクの実力をはっきり感じられる1本だったのではないかなと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月06日 23時55分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[オーストリーワイン] カテゴリの最新記事
|
|