Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

[食への誘惑] カテゴリの記事

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• スナイダ－ズ

  日本の友達から小包が届いた。小包がポストに入っているのを見つけた時の感動というものは何回体験しても素敵なものである。胸が高鳴る。送ってくれた友達は高校のアフォ仲間なのだけれど、その仲間内でどうやら「スナイダ－ズ」という代物が一大ブームを巻き起こしているらしい・・・外国のスナックだといっていたのだけれど、やれ今日はあの味を試しただの、やっぱり甘い系より塩辛い系のほうがスナイダ－ズらしいだの、まったく私のついていけない話題が遠き日本で繰り広げられていたので、これをドイツのやまんにもということでわざわざ送ってくれたのだ。さてスナイダ－ズ。アメリカの「プレッツェル」だった。パッケージもやたらアメリカン。今回送ってくれたのは「塩辛い系派」の友達だったので、味は"チェダ－チーズ"だったのだけど、ほかにもキャラメルだとかアップルシナモンだとか甘い系もあるらしい。（ちなみに他の友達は断然キャラメル派らしいが）味のほうもアメリカンでとにかく濃い！・・・けど、何故かハマるこの味。体に思いっきり悪そうなのだけど、手が、手が伸びる・・・・さすが"since 1909"と銘打っているだけあってこの体に悪そうな味がハマってしまう秘訣なのだろうか・・・100gあたり482Kcalですって。カロリーボンバーである。とまらないスナイダ－ズで昼食代わりにしてしまったチーズな午後。タマさんも「うぇ～体に悪そ～～～」などといいながらポリポリ食べていた。さすがスナイダ－ズ。とにかく、やっと日本の皆の話題についていけて満足である。いかすみちゃん、ありがとうね～。

  2004年06月22日

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• 熱い夜。

  またしてもセニーとつるむ。ここ最近、どうしても食べたくてしょうがなくなってきていた生春巻の夕べを決行。生春巻、すっごくおいしいんだけれど、準備に少々手間取るのでなかなか今まで重い腰があがらなかったのだ。野菜を買いそろえ、アジアンショップに出向いてライスペーパー、春雨、ナムプラー、青唐辛子を調達。春巻へのボルテージは高まるばかり。ソース作りはセニーの担当なのだけれど、さすが韓国人だけあって、彼女のソースは激辛である。ちょっとソースを入れるのを躊躇するくらい辛い。まぁ、それが我等流春巻道の極意なのだけど。念願の生春巻とビールびんを手にして、「ヒーーー！辛い！」なんて騒ぎながらDVD鑑賞。今日のメニューは、グウィネス・パルトロゥの"Flight girls"。面白いと聞いていたけど、ストーリ自体はちょっとキッチュでまぁまぁかな・・・という感じ。しかし・・・グウィネス。スタイルよすぎ！あの締まり具合。バンビもびっくり。美しかった。楽しいガールズナイトを楽しみました。ま、その後タマ氏と一発また喧嘩ぶっ放してしまったのですが。男なんてシャボン玉だ。詳細は明日の日記に。

  2004年05月28日

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• 蕎麦道を極める

  今日はとっても天気が良かった。最近晴れたり降ったり、暑かったり寒かったりで、洋服のチョイスが非常に難しい。家を出る前に外気温をチェックし上に何をはおるかを決定するのだけど、それでもチョイスに失敗してしまうこと多し。今日もちょっと肌寒いかなとカーディガンを持参したが、見事に外れて更に長袖シャツを着ていた私は明らかに季節外れの人であった。ドイツ人、こんな時の為に常にかばんの中にTシャツ、長袖シャツ、セーター等を常備してるのではあるまいか・・・・もとい、こんな晴天の日は喉もかわくし、ご飯もサッパリしたものが食べたくなる。大学でたまたまセニーに会い、腹が減ったと訴えてきたので学食に行ったのだが、とても人間が食べる代物ではなさげなトルティーヤが今日のメニューだったので、我が家でお昼を一緒にとることになった。こんな天気の日には、もちろんソバかソーメンである。ラーメンと言う感じにはちょっとならない。日本からの救援物資を開き、貴重なソバをゆでる。錦糸玉子も作り、ネギとワサビ、刻み海苔。ゴマまで添えて薬味は完璧である。セニーはさすが韓国人だけあってこのこだわりに理解を示してくれる。ソバが貴重品だということがわかるらしい。（ちなみに、韓国にもこれと同じ麺があるそうな。しかも名前も同じ「ソバ」）麺は固ゆで。水にさらしてひきしめて、いざ！と二人でソバにむらがる。あぁぁぁぁぁ～極楽。この香り。この喉越し。さっぱり手作りダシも完璧。。。ゴマの風味がまたたまらない。生きててヨカッタ・・・・。日本人にしか分からないであろうこの感動。たかが蕎麦。されど蕎麦。なかなかどうして奥が深い。

  2004年05月25日

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• 哀愁レモンケーキ

  レポートが終わってやっと自分の家の状態を見渡す余裕が出てきた。そして家の荒れ放題ップリに驚き、掃除をした。私は結構潔癖症なところがあるので、自分の物はすべて、あるべき所にあるべき状態で収まっていないと精神の安定が得られない。ほかの大勢のドイツの学生のように、ルームシェアで他人と住むのはやっぱりムリだなぁ。とか、それは私が芸人だからかなぁ。とか思いながら掃除機などをかけた。スッキリ。ゆとりのある感じをかもし出す為に、こないだから作ろうと思いつつ手をつけられないでいたレモンケーキを焼くことにした。普通のパウンドケーキなのだけれど、レモンエキスがたっぷりと入っていておいしいのだ。焼き始めるとだんだんいいにおいがしてきた。この部屋の中いっぱいに甘い香りが広がる感じが私は大好きである。その香りをかいで、なんだか突然小さかったときのことを思い出した。今私が焼いているレモンケーキの香りが、昔、母親がよく作ってくれたマドレーヌを焼く香りと同じだったので。私はまだとっても小さかったのだけれど、なぜかその香りはとってもよく覚えている。で、その香りをかぐと、小さい時の目線でみた実家のオーブンだとか、キッチンの大きなテーブル、綺麗なマドレーヌの銀の焼き型なんかのことを思い出す。香りの記憶。そういうものは気づかなくても体の中に残っているものなのですね。母を思い出しながらレモンケーキに舌鼓を打ちました。

  2004年05月21日

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• 肉にまみれて。

  先週の金曜日から今週の土曜日までは殺人的スケジュール。周到な準備が必要な仕事２つ（それでお金を貰っているので手を抜けず。）+無意味に大変な催しひとつ。。。また仕事自体は「あっ」という間に終わっていくにもかかわらず、その準備には何十時間も何百時間もかかるというタチの悪い因果な仕事。それに加えて普段どおりの大学授業群。ヒーコラ言いながらなんとか毎日は過ぎてゆき、今日は二つ目のお仕事でありました。珍しく今回はスポンサー付、気が利くことに仕事後打ち上げまで企画してくれていると知り、おお張り切り。普段そんなに報われることがないという仕事なので、感動もひとしお。しかも、今日はギリシャ料理だという。ギリシャといえば肉なのか？とりあえず出てくる出てくる、肉。串ざし肉、フィレステーキ、ハンバーグ、ギュロス・・・・そして付け合せは酢キャベツ、オリーブ、ローストジャガイモ・・これが大皿に山盛り。見ただけでおなか一杯ですというメニューであった。しかし貧乏学生、ここで食べなくていつ食べる。「もういいです。」とか何とか言いながら軽く４人分を見積もって盛られた大皿の半分を平らげてしまった。ドイツにいると日に日に胃が大きくなってきているようで、考えるだけで恐ろしい話である。２年前と明らかに食べる量が変わってきている。何はともあれ、最後にはギリシャのお酒「ウゾ」（アルコール４０%はあるのかしら、あれ）をキュッとあおってフィニッシュ。これは食べたものの消化を助ける働きがあるのだ。仕事が上手くいったとかしくったとかどうでもよくなった美味しい瞬間であった。これから１ヶ月くらい肉はいりません。

  2004年05月04日

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• ジャージャー麺を広めよう

  今日は一日中大学であれをしたりこれをしたり。・・・するはずだったのに、１発目の授業に向かう途中でセニーから電話。なんと「ちゃじゃんみょん（ジャージャー麺）を作った」というではないですか。ちょうどその時大学へ向かう道とセニー家へ向かう道の交差点にいた私は３秒考え（出欠のこと云々・・）迷わずセニー家へGo。思いもよらず愛するジャージャー麺にありつけ大感激。（けれど罪悪感も感じつつ・・本当はものすごい高カロリーなのです、この麺。夏に向けてのダイエットはどうなった・・着れないぞ、ビキニ）ジャージャー麺の存在自体はドイツにきてから韓国発の中華料理として知ったのだけれど、日本の東北地方のどこか（確かではない）の名物でもあるらしい。日本のどこでジャージャー麺を食べられるか想像もつかないなぁ。すごぉく幸せな気分でジャージャー麺を食したのはいいけれど、その後しわ寄せがくるのは当たり前で、午後は大学でこもりっきり。更に夜は大事な仕事が入っていたので力も神経も使い果たして帰宅したのは夜１０時。ハッと気づけば明日はメーデーで祝日。次の日はもちろん日曜日。食べるものが・・・・・ない！また友達の家を渡り歩いて食にありつくしかないかしらん。偶然にも冷蔵庫の中にはワインが入っているし、それをダシに・・・一人だから（そしてここがドイツだから→日本は２４時間営業という素晴らしいシステムがあるもんね）こそ出来るこんな生活。こんな私を見捨てずご飯を食べさせてくれる友達のおかげで生かされております。セニー、次のちゃじゃんみょんまた期待してます。（人まかせ）

  2004年04月30日

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• フィンランドのプッラ

  昨日カレーを一緒に食したフィンランドの友人たちが、今日は彼らの国のものを作ってくれることになった。しかも、私が何回かフィンランドへ行ったときに食べ、病み付きになってしまった幻のお菓子の作り方を伝授してくれるらしい・・・ホホ－イ！その名も「プッラ」。フィンランド人がキレイなアクセントで言うとのどかな感じになるのだが、私が発音するといつも微妙にずっこけてしまうのは何故？何はともあれプッラ。フィンランドの国民的「おかんの味」代表で、ちょっと甘い菓子パンという趣である。聞いてみると味にもいろいろヴァリエーションがあるらしい。今日はとりあえず、1.サワークリーム＋ジャムのせ2.シナモンと砂糖まぶし3.オーソドックスレーズン混ぜの3つをつくることにした。生地を作る。フィンランド勢、計量もんのすごい適当！レシピを伝授してもらうどころではなく、私はひたすらこねる。こねる。こねる。またこねる。おいしいパンをあとから食べられると思えば自然とコネにも力が入るが、だんだん口数が少なくなってくる。イースト菌を入れて一次醗酵。－－－－－この間に小腹がすいてパスタを食べ、テレビの「ブリジット・ジョーンズ」に見入ってしまったので、はっと皆で気付くと醗酵中の生地が気付いてくださいと言わんばかりに膨れ上がっていた－－－－気を取り直して成形、ここでシナモンやレーズンを投入。パスタも食べてしまい、映画も1本観終わってパンへの情熱はだんだん薄れてきているのに皆それを言い出せず、口数少なく黙々と作業。この時すでに22時30分。なんとここで友人Ｅが、成形してから更に二次醗酵が必要という事実を明らかにし、パスタの後の口直しに甘いパンを食べるどころではなくなってきて、皆で（いつ焼きあがるのだろう・・）と思いつつ生地を休ませる。しかし、22時になろうが明日になろうがフィンランド人は決して焦らない。泰然自若である。「だいじょうぶだいじょうぶ。明日の朝までかかるってことはないから☆」Ｅ、君はすごいよ。朝までパン焼いていたくはないけど、君の一言に何かを学びましたよ。そんな気分で（半分やけくそ）更に待つ。この、「待つ」という作業がプッラ作りでは重要らしい。こねて、待つ。成形して、待つ。心ゆるりと、焼きあがったおいしそうなプッラを想像しながら待つということがプッラを美味しくさせるんだろうか・・。で、0時をまわって無事に焼きあがったプッラたちを、時計を見ないようにしながらご試食。さすがにうまい！待ったかいあり。フィンランドの雰囲気そのままのあたたかくてやさしい味がした。友人Ｅよ、ありがとう。でもこのプッラ、一人で作るには私にはまだ根気が足りなさそうですわ・・・。修行します。

  2004年04月11日

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• 異国でのカレーに涙す。

  連休を同じく持て余して嘆く友人たちとジャパニーズ・カレーを食す会＆映画鑑賞会を開催。カレー作りも中盤にさしかかりルーを入れるだけというところで、突如友人の一人がベジタリアンだった事が判明し皆少なからず動揺するが、そこは気を取り直して味噌汁＆ふりかけごはんでフォロー（いきなりえらい質素な食事に・・・）、残り3人でゴージャスに肉の入ったカレーに舌鼓を打つ。日本にいると、店のカレーなんかはわりと好んで食べるんだけれど、家でルーを普通に入れて作るカレーになると急に食欲減退したりしてしまいがちなのに、ドイツで食べるだけでこのウマさ。驚きでした。日本では庶民の味方カレー氏も、ドイツで食べるだけで一躍贅沢食に昇格である。インドから日本にカレーを伝えた昔の人も浮かばれることだろう・・・。明日は同じ友人たちが、彼らの母国フィンランドのお菓子の作り方を伝授してくれるらしい。こちらも楽しみ。イースター食い倒れ道、こうなったら極めてさしあげます。

  2004年04月10日

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