教育は奇跡を起こせる
昨夜、終わってしまいましたね。朝から「今日、最終回や~ドキドキする~」と興奮気味の息子。彼には、きっとストーリーの3分の2は理解できていないと思うんだけど・・・雰囲気が好きだったみたいです(^^;)賛否両論のドラマだったけど、私は”賛”です。実際にあの阿久津先生のようなやり方は通用しないと思う。学校現場も放っておかないだろうし、いくら鈍感な親たちも黙ってはおかないだろうと思う。子ども達の中にも精神的に不安定になってくる子が出てくるだろうし、反抗的になったり、授業を成立させないような行動をとったりする子が出てくると思う。いわゆる「学級崩壊状態」に・・・ドラマだから、「神田和美ちゃん」のような子が現れてクラスをまとめていけたのよね。ただ先生に反抗するだけじゃなく「私たちがやらなければいけない事」をみんなに訴え続けていけた子。阿久津先生の執拗なやり方に気持ちが重くなることがよくあったけど、あの子のように「対話したり、行動することによって、堅くなっていた一人一人の心をときほぐしていく」姿を見ていると、清々しくなれました。それに、阿久津先生は子ども達のことを全て調べ上げ把握している、実は子供のことを心底思っている先生なんだという設定。ドラマチックすぎたけど・・・ね。なかなか実際にはねえ。強烈な阿久津先生のパフォーマンスで、現代社会のゆがんできた、弱くなってしまった人間の甘さも指摘してました。「気に入らないことがあるとすぐ他人の責任にする」「勝手なときにだけ”子供”という立場にすがりたがる」「自分のことだけしか考えない」「当たり前のことが当たり前にできない」等・・・・・目新しいことじゃないですよね。言われて久しいことばかり。”否”の意見の方もたくさんおられると思います。「うち切れ~!」の声もたくさんあったって。でも「教育は奇跡を起こせる」「学力、家庭環境に差のある公立(の小学校)だからこそ、やりがいがある」最終回で阿久津先生が語っていたこの言葉にジ~ンときました。こんな熱い心を持った先生が増えていってほしい。あのやり方を理解するまでには、相当時間がかかりそうだけど・・・・