きっと甘いくちづけ*エリン・マッカーシー
きっと甘いくちづけ*エリン・マッカーシー*ライムブックス マ1-3あらすじインターネットで知り合った男性と実際に会うことにしたローレル。ひきこもりがちな彼女には勇気のいる行動だったが、待ち合わせ場所にやってきた彼、刑事のラスは写真以上にセクシーで、ためらいも吹き飛ぶ。しかし舞い上がったのも束の間、「きみは俺の名を騙る詐欺師とメールのやりとりをしていたんだ」と告げられる。クリーヴランドでは、警察官の名前を利用して女性をだます詐欺が横行していた。ラス刑事が詐欺師と女性の接触する現場を張り込んでいたところに、ローレルが現れたのだ。純真で愛らしいローレルに一目でまいってしまったラスは彼女のことが心配でならないが、それを半人前扱いにされていると感じたローレルは、おとり捜査に協力すると言い出した。すると事件は新たな展開を見せ…。 独断と偏見ああ、暑い夏の午後に口に含むサイダーのような寝苦しい夜にサァーと熱を冷ましてくれる通り雨のような・・・そんな清涼感のある、かわいいロマンスでございました。ページ数もそう多くなくちょっとしたびっくり箱のようなエピが満載で結構楽しめましたのよ~~ロマンス的にはこれといった目新しいものではなく一時のテンプテーション辺りにありそうなちょこっとエロかわいい(死語)ストーリー展開で初めてH&Hが出会ったときに聴覚障害のあるヒロインが人の多いスターバックスでついつい大声で「目くるめく体験をするつもりだったのっ!」見たいなせりふを・・・その後そのせりふにノックアウトされた保護欲と性欲に突き動かされるヒーローの行動いざお熱い展開になだれ込めば、お約束な邪魔者ヒロインの肥満飼い猫・・・それ以外にも扱いづらい年の離れた問題児ヒーロー弟(これもお約束でヒロインになつく、なつく>面白くないヒーロー)娘の寝室で裸のヒーローと遭遇する育ちのよいヒロインママとんでもないパンクファッションのヒロイン同僚と歩く時代錯誤熱血刑事ヒーロー同僚のこれまた暑苦しいロマンス(しかもプロポーズシーンにも笑わせられる!)最後にはヒーローに正当防衛ぎりぎりまで殴られる、へたれなサスペンス犯人しかもヒロインは刺されて死にかけ(実は軽症)オロッてしまうヒーローエピローグではおっとぉ!そうくるかぁ?な、成長したヒーロー弟(ああ、彼がヒーローのお話が読みたい!)ここしばらくの過剰なパラ・ロマ(パラノーマル・ロマンス)エロマンス・パラ(エロティック・ロマンス・パラノーマル)などなどでおなかいっぱ~~い、頭爆発~~なロマ読みさんにはリハビリ効果のある清涼剤的一冊になるのではないでしょうか?