恋人たちのゲレンデ・・・ケイ・フーパー
恋人たちのゲレンデ*ケイ・フーパー*扶桑社ロマンス フ34-2あらすじ CJ・アダムスは26歳。ボストンの図書館に勤務する学術研究員で歴史を学ぶのが大好きな独身女性だが、恋愛にはまったく興味が無い。長い付き合いとなる仲良しグループはCJに似合いの相手を見つけようと世話を焼くが、彼女にとっては迷惑な話。そんなある時、仲良しグループのひとりが結婚することになり、CJは結婚式場となるスキー場にやって来た。そこで彼女はハンサムな独身弁護士フェイトと出会った。とっさにCJは、彼との偽恋愛関係をでっち上げたが、それが意外な方向に・・・。独断と偏見う~~ん、う~~ん、ちょっとした暇つぶしとして読むにはいい感じでございました。余り深く考えることも、しっかり舞台設定を組み立てて読むこともいらない本当に娯楽小説という感じです。突っ込みどころは満載なんですがヒーローの大風呂敷(ヒロインの友達に広げたもの)に関しては作者自体が作中にて「誰も信じちゃいないわよ~~」と暴露してるんでま、いっかぁ~~となるんですが・・・ワタクシ読んでてとっても腑に落ちないのはハンサムで4分の3も先住民の血を引いててさらにとてつもなく有能そうな弁護士で(いや物語の中だけではとても有能には見えない・・・)何でもできないことはなさそうなスーパーマンのようなそんなヒーローが・・・一体何処でどんな風にこのヒロインにぞっこんになったんだ?まぁ、確かにメロメロなのもわかるしすごくヒロインを大切に思ってるのもわかるんではございますがそのきっかけとなったエピソードさえあればもっともっと、のめりこんで読むことができたのに!とちょっと(かなり?)不満でございます。でも、まぁ、そこそこホットで、ちょっぴりコメディタッチであっと今に読みきることができたので電車や病院・・・早い話が時間をもてあましてる場面では有効な読み物と思いますわよ(コレでも精一杯褒めてるつもり・・・)ただところどころクスクスッと笑える場面があってちょっと周りの目を気にして読むべきかも、という心配はございますわね。