足尾銅山見学!
今日はもともと友達と会う約束があり・・・退職した次の日で、どうしようかなと思ったのですが、気分転換になればいいな~と思い切っていくことにしました。まずは「馬車道」でランチ♪この後どうしようかと話していたところ、なぜか「足尾銅山」の話になり、今から行ってみよう!と。足尾銅山の見学は小学生以来。ガイドの時にも小学生の林間学校やら修学旅行で行ってはいますが、中には入っていないので、15年ぶりくらい?トロッコ列車に乗って、銅山内部にいざ出陣!中は暗くてひんやり、上から水滴がポタリポタリ・・・途中でトロッコ列車を降りて、あとは歩いて見学です。江戸から昭和までの各時代、ボタンを押すとマネキンが動いたりしゃべったりして、当時の作業の様子がうかがえます。約400年間で掘り開いた坑道の総延長は1234キロ(東京から博多までの距離)に達し、その一部を一般に公開しているのですが、作業していた人は相当大変だったんだろうなと思いました。ここで採れた銅は、江戸城や東照宮の建築の際にも使われたそうです。また、社会科で学んだ「足尾の鉱毒事件」を思い出されるかもしれませんが、公害で知られたところでもあります。足尾銅山の鉱毒が渡良瀬川を流れ、下流の魚が死んだり、農作物に被害を与えるなどしたもの・・・その状況を伝えるため、明治天皇に直訴状をと立ち上がった元代議士・田中正造も忘れてはならない存在です。そして、足尾銅山の周辺も精錬所からの煙害により、草木の生えない山になってしまいました。今では植樹活動の甲斐もあり、緑を取り戻しつつあります。一方で「日本のグランドキャニオン」と銘打ち、ドラマの撮影などに使われる場所で、「空から降る一億の星」の撮影も行われたとか・・・大人になってからの社会科見学もなかなか乙ですね!おかげで、昨日のことなんてすっかり忘れてしまいました。(^^^;)