学生短歌大会 i n 長野県塩尻 写真付
長野県塩尻市主催の「全国短歌フォーラムin 塩尻」の「学生の部」を聞きに行ってきました。8,400首の応募の中から、歌人の神作光一氏、小島ゆかり氏の選により、最優秀賞に塩尻中学校2年小圷(こあくつ)健太君(14)が選ばれた。・・・写真「空ながめ大きく息を吸ってみた風になれたら鳥になれたら」私は、8千人の子供たちが口語で短歌を詠んでいることに大きな感動を覚えた。文語短歌中心の現在の短歌結社への大きな挑戦である。私は基本的に定型(5・7・5・7・7)が守られれば、文語・口語の区別や歴史的仮名遣い・現代仮名遣いの区別はせず自分の言葉で自由に短歌を詠めばよいと思っている。そうしなければ、今の短歌は滅びてしまう・・・。さて、その会の私のもう一つの目的は、坊城俊成氏の宮中での歌会始の「披講」の話と実演を聞きたかったからです。短い話であったが、大変興味深いものであった。本来の歌会は、人の歌を添削する場ではない。自分の歌を発表し感想を述べ合う場である。