ネット情報の活用法 その1659
毎回シュタイナーの人智学的医学を紹介しているのでわかると思うが、わずか数百年の物質界での経験しかない、唯物論から派生した物質科学とは全く異なる、それより以前の古代科学の概念を、それは数千年を越える経験と蓄積を、現在の言葉に置き換え、紹介しているのである。現在の物質科学からくる現代語に置き換えるのは、非常に難儀で、シュタイナーの言葉も、ドイツ語なので、その直訳からくる翻訳がまた難儀なんで、シュタイナーの人智学的思想を解さないと、意味不明な話が多いのも非常に難儀で、しばしば立ち往生してしまう。ましてや、唯物論からくる物質科学的知識の先入観もあり、それからみると、人智学の内容がある意味、飛躍しているように、トンデモにみえる事もよくあるが、ほとんどが、唯物論から派生した色眼鏡でみているせいである事が、現代の核兵器による武装国家と、金融資本による国民支配構造の到来により、明らかになりつつあるのがわかる。シュタイナーは、この現状を666獣時代の万人による万人の戦いと呼んでいたが、それは人類があまりにも愚かで低レベルな物欲に陥ってしまった事を意味し、この国の怠惰で無能な政治家をみていればわかる。それは全て、心を物質化して解釈してしまった物質知にあり、かつて、ソクラテスが、物質知をいくら集めても、霊知、つまり、古代叡智には到達できない、無知の知を説いた事からも明らかなんである。心をモノに奪われ、物質知から、物欲が生まれ、やがて金銭欲から、支配欲になり、最終核兵器となって、人類が滅ぶのは、心をモノ化した事にはじまるのがわかる。だから、キリストは、金持ちは天国に行くのは、縄を針の穴に通すより困難だと、述べたのである。金持ちは神殿を商売で穢し、つまり、人間の脳を、物質的に金銭の勘定に費やすので、益々人間は愚かで、他者の気持ちを解せず、心のつながりを失っていき、国民が苦しんでいるのに、見向きもせずに、その税金で遊び惚けて、国民から批難されると、研修と嘯いて誤魔化そうとするわけなんである。カネ勘定だけ巧みな狡賢い詐欺師だらけの世の中の到来、万人の万人による戦いの、地獄の世界の到来である。古代叡智では、この時代を、火星の時代とも呼んでいる。火星は闘いを意味するからである。火星に対して、火星の戦いを治めるのが、火星のアレス(戦神)に対するアンチアレスで、アンタレス星と呼ばれるさそり座の星である。アンタレス - Wikipediaアンタレス星は、物質科学では、赤色巨星と呼ばれ、星を人間に譬えると老人になる。古代叡智では、この星から、地球に救世主が到来し、聖白色同胞団を結成したといわれている。グレート・ホワイト・ブラザーフッド - Wikipedia古代叡智では、聖白色同胞団は、地球の進化を指導している霊団で、進化を星に譬えて、表現している。地球が、土星紀、太陽紀、月紀を終えて、いま地球紀にあるが、地球紀前半の唯物論から派生した物質科学の人類は、つまり地球人はいま、火星人と同じ進化段階にあるようである。だから、進化段階でいうなら、地球人は、いま火星人なんである。地球人が火星人というと、そんなバカなと思うかもしれないが、火星人がなぜタコ型の宇宙人で表現されたのか?を知れば、バカでもわかるかもしれない。火星人 - Wikipedia火星人の図神経という「神を経た」という言葉は非常に意味深いのだが、物質科学でも、心は神経から生じる、とわかっているが、人間から、神経だけを取り出して、それを物質化してみる。神経図この神経図をおおまかにみれば、脳を頭とした、タコ型であるのがわかるだろう。つまり、こころを物質化して、神経系だけを取り出せば、火星人の形になるのがわかる。だから、ルシファーの唯物論に染まった人間は、物質的な心、神経をもつ火星人なんである。火星人が国家の中枢に巣食うと、同じ人類をアーリマンの物質科学を用いて、核兵器で脅し、金融資本で洗脳し奴隷化させるわけなんである。いま地球は、火星人に乗っ取られているわけなんである。火星人に地球が侵略されるという「マーズアタック」という映画、さながらの現実になっているわけなんである。マーズ・アタック! - Wikipediaこの映画のなかの火星人は、インディアンラブコールという音楽曲を聴かせる事で、脳が爆発し、死んでしまうのだが、唯物論者の脳にも、何らかの愛の芸術、音楽曲を浸透させる事で、固い固体の物質脳を、液性の液体の可塑性の柔らかい脳に溶かす必要を示唆しているようで、面白い。さて、シュタイナーは、地球紀の後半を、水星紀とも呼んでいる。来るべきアクエリアスの水瓶座時代である。みずがめ座 - Wikipediaいま、台風が来ているように、線状降水帯という名が巷を賑わせている。まるで、水瓶を空からまいたような洪水を地に浴びせ、被害を与えている。それらは確かに悪しき自然現象なのだが、それを、物質科学では地球の気候変動、温室効果のせいにしているが、人間の心の火星人化に抵抗して、戦いの火を消火するための、心の癒し水、新しい水星人の到来を予感させているようにもみえる。極端な、固体性、物質性に対しての、警告であり、固体性、物質性を溶解させる、液性の、古代の錬金術でいう、水銀性の到来ともいえるだろう。古代科学が形骸化し、もはや物質科学では解き明かせずに、意味不明になっているのが、古代の錬金術で、古代の医師たちは、錬金術で、病気を治療したと、シュタイナーは述べている。というのも、人体には、現代科学がお得意の、物質界による物質化の作用だけでなく、宇宙の、太陽光を基にした天体の作用が隠れているからである。それが、神=太陽光による天体を経た神経の働きである。人体のなかには、神経を経た宇宙の作用が隠れていて、上にあるのは下にもあるように、人体には宇宙があるからである。地球が火星紀にあるのに、共鳴して、人間も地球環境の自然の影響を受けて、火星人となっているわけでもある。だから、人間は、火星人を脱皮して、次の水星人になるべきなんである。さて、以前から、1対4の呼吸と血行のリズムが、地球の季節に応じているのを紹介してきたが、なぜ、春、夏、秋と3つのリズムを置いて、4つ目の冬で、4対1で呼吸をするのかといえば、冬に宇宙の作用、太陽光、つまり生命力が枯れ落ちて、落ち葉のように、地に落ちて、地球のなかに、地中に蓄えられるからである。人体は、春、夏、秋と血液循環を血行し、生命力を発展させるが、冬に古くなった枯れた生命力を排出し、新しく生命力を、地中から太陽光の種子として取り出してこないといけないわけで、それが呼吸なんである。シュタイナーによると、冬に降る雪の結晶は、宇宙の愛の結実を現わしたもので、だから美しい幾何学模様なんであるという。雪の結晶「雪の結晶」はなぜ六角形なの?種類別の形や観察方法などをわかりやすく解説! |じゃらんニュース (jalan.net)宇宙の心の、アストラルの結晶なんで、三角形と逆三角形が組み合わさった六芒星系なんである。力学的には、6角形は構造を保つのに相応しい。物質科学では水分子の水素結合の内部構造で説明している。氷Ih相 - Wikipediaつまり、雪の結晶となる、宇宙の愛の結晶を、人間は呼吸により、4対1で体内に取り入れるが、1年草の植物は、その4つの季節のうちに、地上で成長し、開花し、実を結ぶ。だから、人体のエーテル体と植物のエーテル体の関係を、シュタイナーは以下の図で、表現している。人体と、植物はちょうど逆転の関係にある。だから、人体の特に神経系の発達は、人体内のエーテル体、つまり植物と考えるとイメージしやすく、シュタイナーの人智学的医学でも紹介したが、ヒポクラテスは、人体のなかの神経を植物に見立て、ヒポクラテスの木と呼んだ。植物の根が、ケイ素を必要とするように、シュタイナーは、人間の脳は、ケイ素を必要とするので、ケイ素は、脳の病気の治療薬になると述べている。コンピューターのCPUの半導体が、シリコンのケイ素化合体からつくられるように、ケイ素を通じて、人間の脳とCPUはつながっている。というのも、シュタイナーによると、ケイ素は、冬の雪の結晶と同じで、宇宙の愛のカタチだからであるという。人間の脳は、かつてケイ素が液体であったときに、窒素呼吸により、生まれたもので、その前の人間は脳をもたなかったからであるという。つまり火星人になる前の、月人のときに、初めて脳ができたという。その前の太陽人には、頭も脳もなかったわけなんである。月人の液体脳の前なんで、あったとしても、気体脳で、形がなく、ただ空気の流入流出だけだったわけである。いまで譬えるなら、少し強引だが、鳥のような存在だったわけで、だから、古代エジプト人は、太陽霊の太陽神を、鳥に譬えたわけなんである。そして、月人や月霊は、地球が液体から固体になる時代なので、爬虫類の蛇やワニで譬えたのである。そして、来るべき水瓶座の時代には、人類は火星人から水星人に、つまり魚の存在になるという。魚は、同じ魚類のために、身を捧げる存在で、魚がいなければ、他の生命体は物質界では生きていけないといえるだろう。脳にケイ素が必要なのは、人体の植物の関係、脳と根の関係からわかり、例えば、稲とケイ素の以下の関係でもわかる。ja (jst.go.jp)硬くなった脳をいかに柔軟にし、熱の愛で、溶かして、液状にした水星人となるかが、今の地球人の課題である。仏陀もサンスクリット語で水星を意味し、水星人と呼ばれたが、それは古代錬金術からわかる。水星とは、錬金術の水銀作用の事で、固体と、気体を調停する、液体の事を指す。固体を気体に戻すために、固体を液体に溶解する、光や火の熱の力である。だから、固くなった愛を、純な状態に再び戻す、癒しの、水の、アクエリアスの力でもある。脳に、液状のケイ素、つまり古代の錬金術でいわれる、水銀を、ホメオパシーで人体に同化させるように与えれば、脳の硬化を和らげるような、そのような心の柔軟性の働きを、仏陀の水星が象徴として、現わしている。それは松果体に再び、火を灯し、霊能力を獲得する事でもある。この状態をマナス=霊我と呼ぶ。霊我に目覚めるために、シュタイナーの人智学的医学を紹介する。 ★ ★ ★ 植物炭をアルカリに、例えば、カリウムと組み合わせ、炭化カリウムにして人体に摂取すれば、植物炭の特性よりも、更に体内の奥の活動を引き起こせる。アルカリ性は、全般的に、体内の奥深く、肝臓にまで到達できるが、植物炭は、外の、腎臓の経路に進む。 すると、アルカリ性と、肝臓との間の相互作用が認められる。アルカリ性を追求すれば、炭性が、動物化と関係するのと同様に、アルカリ性が、人体の植物化と関係し、外界の植物性と関わるのに気づくだろう。 さて、以前、ある活動を指摘したが、この活動は、人体の活動を、自然の活動から探し出す際に、重要である。その活動とは、牡蠣が殻をつくる活動で、簡略化すれば、牡蠣の殻活動(3)である。 3;牡蛎の殻の主成分は炭酸石灰、つまり炭酸カルシウムであり、漢方でも牡蛎(ぼれい)として用いられる。強壮、鎮静の効があり、胃酸の中和、寝汗、心悸亢進などに良いとされる。 この活動には、炭素とカリウムの化合から更に発達した、炭素とカルシウムの合成がある。炭素とカルシウムの単純な合成だけでなく、牡蠣の殻活動のなかには、それらを緩和できる強い燐の活動がある。しかしまた、牡蠣の殻活動は、更に別の、海という液体の環境に依存する活動が共に働く。 さて、この牡蠣の殻活動を観察すると、再度、人間と自然との深い関係のなかに立ち入る事になる。前回示した、上空の水の生成領域=液層から、更に下に向かうと、土の生成領域=固体化=地殻層、つまり、硬化、土=固体の領域に到達する。 「水」や「土」のような表現、今日の、このようなオカルトめいた表現が、古代人の無知に由来し、現代人が考える、唯物論での土や空気や水と同じとみなさなければ、土、水、空気、火の表現でも、狂人のようにみられる恐れはない。 ここでも、次のような事例を少なくとも暗示できる。さて、固い土=固体の形成も、外の遥かな宇宙に、その対極をもっている。そして、この対極こそが、生命力の生成であり、実際、生命力を与えている源泉なのである。この源泉は事実、生命の活動のなかにある。この生命活動は、化学活動より更に外の層からやってきて、外界では、地球の内部、つまり土(固体)の内部で、完全に殺され、死滅させられる。 さて、次のような事に関心があるかもしれないので、少し話を続ける。 もし、地球外から、つまり水星から、地球の生命生成に対して、それを調停する水銀の活動が対置されなければ、この地球は、絶え間のない生命生成の影響下に、癌腫(固体)を形成し、膨張し続けてしまうだろう。 このような事実を少しだけでも考察するのが重要である。実体=物質化しながら、増殖する元素とも呼べる土=固体全般に生じる活動の、いわば前段階が、牡蠣の殻活動のなかで、抑制されているのが、霊視できる。 牡蠣の殻活動が、土=固体活動に染まるのを妨げるのは、牡蛎の殻が海、つまり水=液体と関係し、土の前段階の活動に抑制され、液状に固定される事による。ミミズには、この固体化の抑制ができない。ミミズは殻をつくれないからである。だから、ミミズは固体化を促進している。 つまり、「ミミズがいなければ、地中には固体活動が無い」、という発言は正しい。 ミミズは本質的に、土活動の進行に寄与する。ミミズの世界での活動全般が、牡蠣の殻活動を超え、牡蠣の殻と同様に地球の固体全体に関わり、共に活動している。ミミズの活動によって、牡蠣の殻の活動だけでなく、耕土などや、それに類似する土壌などが生じてくる。