七転八倒の痛み~その8~
再び、病院にきているアドバンス4番。とりあえず熱を計ったら37,5度位だったと思います。それを見た先生が「入院しますか?」と爆弾発言。さてどうなっているのやら。爆弾発言を聞いてアドバンス4番は少し不安になりました。よく尿管結石のことを知らないので「俺の体に何が起こっているのだろうか?」ということの答えが欲しかったのです。いろいろと聞いてみた事をまとめると以下の通り。1若いうちは、痛み止めの効果もすぐ切れてしまう。薬で痛みを抑えていただけで石が落ちたわけではないので、痛み止めが切れてまた痛み出した。2明日の朝頃までには石が落ちて痛みも収まると思うが、出来るだけ水を取って早く膀胱までおしっこで石を押し流してしまった方がいい3熱があるのは、石にせき止められたおしっこが膀胱に行けないでいるので腎臓で炎症が起こった可能性がある。ようするに腎盂腎炎(じんうじんえん)のおそれがある。1や2は分かる、分かるが3はなんだよいったい。腎盂腎炎て・・・神様はまだ俺をいじめるつもりか!もう俺は神様なんて信じないぞ!(元々信仰心は極薄だけど・・・)しかしアドバンス4番としては、こんなに痛くてうなっているというのは、ものすごく体力を消耗するものだし、脂汗もかくし。痛みと戦うだけでも平熱でいられるわけがないと思うのです。なのに少し熱があるからと、いきなり腎盂腎炎だとか入院だとか言われても返事のしようがありません。とにかく痛みを何とかしてもらわないと痛さでおかしくなってしまいそうです。「先生、入院とかは後で考えるからこの痛みを何とかしてちょーだい」と、弱々しく訴えかけると先生は少し困った顔をしました。アドバンス4番はびっくりです。えっ、なに困っちゃってるの?困ってるのは俺なのよ!何とかしてよ、です。どうやら、痛み止めの点滴、痛み止めの注射2本ですでに万策尽きたらしいのです。おーい現代医学ってこんなものかー(T_T)アドバンス4番は叫びたくなりましたがそんな元気もありません。もはや虫の息です。しかし、痛みを抑える方法が一つだけがありました!!座薬です。喘息の発作が出るかもしれないということで、使わなかった痛み止めです。痛み止めの中でも一番効くらしいのです!!アドバンス4番は座薬をつかうことを決めました。喘息の発作が出ようが出まいがこの痛さをまず何とかしないと、生き延びることは出来そうもありません。医者も、アドバンス4番のものすごい痛がり様に、喘息の発作が出たら喘息の薬があるし、何しろこの痛みを何とかしてあげないとまずい、という雰囲気です。程なく座薬が使われました。そして30分、痛みもだいぶ治まりました。いたいことは痛いですが、最高潮に痛いときと比べれば痛くないも同然。とは言っても、あれだけ痛みと戦ってきたアドバンス4番はもうボロボロ。ふらふらです。入院の話も、とりあえず様子を見る事になり家に帰ることになりました。今日2度目の病院からの帰宅です。時間は午後10時になる頃。午後一に痛みを覚えてからすでに9時間ほどの時間がたっています。想像してみてください、9時間のあいだずっと「死んじゃうかもしれない」と思うほどの痛みと戦ったらどうなるか?体力を奪われふらふらで、物を食べることも飲むことも出来ず、髪もぼさぼさで顔はやつれ、脂汗をかくので汗臭くて、その上神にも見放されたっぽいという、本当にサイテーな感じです(T_T)なのにまだまだ試練は続く今度神様に会ったらタイマンでぶっ飛ばしてあげようと思います。 ←よろしければクリックして下さいm(__)m