『ハリウッドと日本をつなぐ』 すばらしく楽しい一冊
この頃、本を読むのスピードが遅くなってきました途中で嫌になって、ほりだしてしまったのもあり読書力が衰えたのを残念に思っていたところこの本に出会って、本を読む楽しさが復活しました著者の奈良橋陽子さんはキャスティング・ディレクターが本職ですが演出家、監督、作詞家、プロデューサーと幅広い活躍をされていて、お話がすごく楽しいのですガンダーラ、銀河鉄道999の作詞をされたと聞いてビックリ!キャスティング・ディレクターとは、『ローマの休日』の、オードリー・ヘップバーン『卒業の』の、ダスティン・ホフマン『めぐり逢えたら』の、メグ・ライアン『アラバマ物語』の、グレゴリー・ペック監督やプロデューサーの依頼でこのような絶妙なキャスティングをする仕事だそうで著者が手掛けられた映画には『ヒマラヤ杉に降る雪』の、工藤夕貴『ラスト・サムライ』の、渡辺謙と、真田広之、中村七之助、小雪侍役は400人以上もオーデションしたそうです『SAYURI』は、どうしてチャン・ツィイーなのか『バベル』の、菊池凜子『終戦のエンペラー』の、片岡孝太郎『マッサン』の、シャーロット・ケイト・フォックス等々スゴイ作品があり、驚きましたアメリカには全米キャスティング協会というものがあるそうですさすがに日本とは違うのですねオーデションとはどんなものかマネージメントとエージェントの違いについて脚本の翻訳の難しさについてトム・クルーズの人間性について知らなかった映画製作の裏側がたくさんわかってとっても、楽しかった一冊です