アーユルヴェーダ
東洋医学の二本柱、一方は漢方、そしてもう一方のインドのアーユルヴェーダについてのセミナーを、本日受講しました。アーユとは生命のこと、過去、現在、未来を通して毎日活動し、永遠に存続する為の予防医学であり、治療医学を含む生命活動全体を言います。内容は、純粋意識(アートマン)、精神・思考器官(サットヴァ)、五知覚器官(ジュナーネンドリア)・五運動器官(カルメンドリア)、身体と空、風、火、水、土との関わり方について、インド5~6000年の歴史からの捉え方に関する内容でした。ヴェーダとは、五感を通した知識であり、智恵と表現した方が良いかも知れません。講師は、日本人初のアーユルヴェーダ医師で、大阪アーユルヴェーダ研究所長のドクター・イナムラ・ヒロエ・シャルマさんでした。始めに、短いマントラを用いてお祈りがありました。これひとつとっても、アーユルヴェーダは霊的視点からの医学であることを認識させられました。病因要素は、ドーシャ診断というヴァータ(風のエネルギーの動き)、ピッタ(火のエネルギーの動き)、カパ(水のエネルギーの動き)のバランスの診断を基にされます。これは、脈診で判断します。漢方でも脈診で12経絡の判断が出来、私もしばしば使っています。体調の変化の原因と対処法が適確にすぐ判断できます。アーユルヴェーダの診断に関しては、時間の都合で触れられませんでした。詳しい内容のご紹介は省略し、実生活に役立つことのみご紹介します。インドでは、食後コーヒーやお茶を飲む習慣はなく、クミンシード(原型)を噛んで消化吸収を助けます。私も続けていますが、好調です。毎朝パンチャカルマ(オイルマッサージ)をして皮膚を丈夫にする。オイルは生ごま油、オリーブオイルなど好みのオイルを使い習慣化する。数年前から私は習慣にしています。風邪を引かなくなりました。