北海道素材満喫フレンチ(札幌:ラ・ブリック)
「フレンチ食べたい...フレンチ食べたい...」。 流行病のように先週から始まってしまったフレンチ熱...。ついには道端を散歩するパグ犬を見ても、フレンチ・ブルドッグに見えてしまうほどになってしまった(というのはウソですが)ので、解熱のためにフレンチへいそいそ...。 今回はご近所に行こうと、昨年4月にオープンした『LA BRIQUE(ラ・ブリック)』へ。ここは札幌でも優雅フレンチの名店として知られる「LE VENTER(ル・ヴァンテール)」の姉妹店。ル・ヴァンテールでスーシェフをしていた西田さんが料理長として腕をふるい、札幌のワイン業界では有名人の中村雅人さん(※1)が、オーナーを務めるお店。実は姉男、ル・ヴァンテールはお邪魔しているけれど、諸事情によりラ・ブリックは初めて。天井から吊るされたスワロフスキーのシャンデリアがきらめく空間でスペシャルランチのコース(※2)をいただきました。 まずはアミューズ。鴨と黒豚のテリーヌ、フキ、グジェール(チーズ風味の一口プチシュー)3品のってます。2品めは真狩産人参の冷製ポタージュ。人参うまっ! 3品め。北海道産鶏のプレッセ レンズ豆入り ヴィネグレットマスタード。 4品めの前菜。北海道産野菜たっぷり!中でも真狩産人参はホントに美味しい! 5品め。魚料理。この店(そしてル・ヴァンテールの)名物料理「北の鮮魚とタラバ蟹のクネル」。エビのソースが濃厚! 参考までに選べる、もうひとつの魚料理はあっさり風味の柳の舞6品めのお肉。またまた私の大好きな北海道・足寄町の「石田めん羊牧場」さんのサウスダウン仔羊(※3)!柔らかいモモと、もう一つ脂のしっかりした部位の2種盛り。やわらかい~、うま味のジュースがあふれる~、のみこみたくない~。ちなみに選べる、もうひとつのお肉料理は、十勝産黒毛和牛 ボルドーソース。シャンパーニュ、白ワインのほかに、肉に合わせてグラスで頼んだ赤ワイン。カルフォルニアの「シリアス・ローヌ・レンジャー」がでてきました。プチシラー種(シラーの交配品種)が8割位、アルコール度数14.5%のホットな赤。羊の胡椒にはピッタリだけど、私にはパワーがありすぎてちょっと疲れちゃう。フランスのローヌ好きにはたまらない、たくましさかも。そうそう、この店には隣にワインショップ「カーブ・ド・ブリック」が併設され、購入したワインの持ち込み可能(1人700円のグラス料金必要)。 7品めのデザート。イチゴとカスタードソースのかかった、ブランフロマージュのババロア。きれいだけど、別のものを期待していたのでちょっとがっかり。最後のコーヒーについている小菓子はメレンゲとクッキーでした。女子率の高いお店なので、デザート系統をもう少し楽しくしてくれれば、うれしいな~。 カジュアルかと思えば、そうでもない...。かといってサービスが落ち着けるかと言えば、そうでもない。ん~、私にとってはちょっと使い方の難しいお店かな~。カップルよりも女子会で来て、純粋に北海道素材の料理だけを楽しめばいいかも。一緒に行ったご婦人には、とっても満足していただけました ※1中村雅人さん~札幌でワインスクールやワインショップ経営をするシニアワインアドバイザー。札幌のワイン飲みの間では名前を出すと、大抵(?)皆さん分かります。特に美人接触率が高いので(笑)、女性は知っている人多し。 ※2ランチのコース~セゾンランチ(6品)¥2,480、 ブリックランチ(7品)¥3,280、 スペシャルランチ(8品)¥4,780ちなみにディナーコースは¥3,800~¥7,800の3コース ※3サウスダウン種~英国原産の羊。数が急激に減り、現在はレア・シープ(希少羊種)として認定されているレア品種。日本国内で、サウスダウン種の「純血」を飼育している牧場は殆どなく、まして「純血」の肉が市場に出回ることはとっても稀。非常に希少価値の高い羊肉なのです。肉質は柔らかく多汁。風味が良く、欧米では「肉の王様」なんて呼ばれています。 ●LA BRIQUE ラ・ブリック住所:札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリー・レンガ館1F電話:011-206-8129営業時間:Lunch 11:00~15:00(ラストオーダー 14:00) Dinner 17:00~22:00(ラストオーダー 21:00)席数:テーブル32席 カウンター8席 個室8席