アルバム売りさん

[こころもよう] カテゴリの記事

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  メリクリ。

  ども。イブですね年末ですねはやいですね年を重ねるごとにはやくなりますね残り時間が短くなるかららしいですね「あさイチ」を見て大泉洋ちゃんとピアニスト反田恭平さんに朝イチから元気をもらいました人さまを自らが放つものでふるい立たせるそんなことのできる人人さまを自らが持つものでわき立たせるそんな力のある人そうなるに至る裏側にはその人自身にも努力や葛藤があることを改めて感じ入る朝ですわたしは人さまに影響をもたらすような輝きも力もなくそれを得る努力もなくただ生きてきましたがその他大勢のエキストラなしにドラマは進まず通行人の数だけドラマはある今年もわたしなりにいろんなドラマがあり来年もきっとそうすれ違う人たちから立ち話をする人たちから大きく小さく何ごとかを受けとってきた来年はわたしからも渡せる何かが得られる年になるといいな得られる年にするぞと言わないところがおきよさんなのよと案外ナルシストなところを吐露しておいてことしのイブのごあいさつMerry Christmas

  2021.12.24

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• ども。

  オリオリが更新していたので負けじと更新！あまりにも身辺が変わってしまったので何から書いたらいいのかわからない。と思ったのだけど結局リンが就活をゆるゆる始めたりタロウが高３、再びの受験生になったり夫がだんだん責任の大きな立場になってきちゃったりあたしの背肉腹肉が見逃せないレベルになりはてたりくらいなもんで暮らしぶりがちょっとくらい変わってもあたし本体は何も変わっちゃいないのかなと思い直す。ただ忙殺される毎日でカメラを抱いて出かけるようなことがなくなった。とにかく時間とお金が足りない。老い先が足りない。そんななか素敵なお誘いをいただいて近日奈良さんぽが実現しそう。久々に、カメラを抱いて行こうかなんて今から夢がモリモリ。お天気がよかったら、いいけどな。ではまたぼちぼち書きます。ごきげんよう。

  2014.04.29

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• おきよさんの時間

  ハタと気付けば、タロウは中学入学リンは受験生夫も、仕事で勝負の年を迎えている。子ども達は入園卒園、入学卒業と、わかりやすい節目を越えて夫も、転職して12年が過ぎた。リンなどは、8月7日に「（ミカミとつきあって）1ヶ月だわぁ(〃´▽｀〃)」なんてヘラヘラしてたな。あたし以外の者どもは、区切りの年をもつのだが、多くの主婦がそうであるように、あたしにはそれがない。ただ子どもの進級に、1年の経過を知るのみだ。自分自身の、時間のものさしを持たないのだな。10代、20代のあたしがタイムスリップしてきて、そんな今のあたしを見たらきっと落胆するのだろうな。でも今現在のこのあたしは、それでいいと思うのだ。落胆している過去の自分に遭遇することがあったら見せてやろう。かわいく賢く成長している愛娘を。おかあさ～んと甘えてくる嬉しがりの愛息子を。落胆を加速させるので、夫はしまっておくとして。仕事だって、職場はあたしがいなかったらでんでん回らないってくらいの存在価はもってるつもりだ。若さと美貌しか持ってない10代20代のあたくしに比べ今のあたしはなんとおおらかかつ豊かな心持ちを得たことか。もうすぐタロウのたんじょうびだなー　(*´▽｀*)

  2009.08.20

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• 川が好きであるよ

  久々に、定時で仕事をきりあげた。久々に、明るいうちに帰宅した。久々に、夕暮れの淀川を見た。川を上から眺めるのがすき。淀川は、澄んだ川ではないけれど、それはあんまし関係ない。何年も前、凹んで初めてひとり家出旅行をしたとき選んだ行き先は川の流れるちいさな温泉地だった。時々水は留まって、溜まりができているというのに、それでも橋の上から見ると、川の大きな流れはちっとも止まってはいなかった。川が羨ましいなんておかしな話。あたしは溜まったままで進むことなんかできないと、橋の上で溜息をついた。それでもあれから月日が流れ、いつのまにやらあたしも流れた。それは流れにのったようでもあり、自ら流したようでもあり。まーなんとかなるもんだなと。溜まってるときはどうしようもなくて涙がとまらないこともある。だけど人は、それだけじゃあおわらない。子どもの場合は、それは成長。あがいて暴れて自ら溜まりを抜け出し流れる。大人のあたしは、それはごまかし。あとからやってくる流れに押し出され、なんとなぁくちょろちょろ流れ始める。いいんじゃないの。そんな感じで。のんびりそう思えるようになったのが、これが大人の成長ってやつぢゃん。

  2009.06.01

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• ああ、そうだった。

  今日の朝日新聞朝刊、天声人語にあった。～沖縄、奄美地方が梅雨入りした。　世事混乱の中。きっちりと巡る季節がいとおしい。～まったくそのとおり。インフルエンザが蔓延しようが、世の中の動きがどうあろうが、時間の流れは止まらない。自然の営みは、人の営みに影響をうけながらも人の営みに左右されることはない。ああそうだった。と、我にかえった朝でした。

  2009.05.19

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• へんなの。

  転職してから、ドタバタ暮らしています。いまは夏休みで、子ども達とも楽しく過ごし仕事も充実しております。ホワイトもかわいいです。でもなんか、へん。生きることに意味なんか求めない。生きてることは、もっと自然なことだと思うから。ただ大切なことが、あったような。忘れていることが、あるような。どことなく、そんなもどかしさを近頃感じるおきよです。いつか、あっと気付く日があるのかな。

  2008.08.20

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• こどもをもつということ。

  女子の近い友人にはいないのだけど男子で未婚者、既婚者、離婚者と、それぞれ子どものない友人がいてきゃつらが言うことにゃ、子どもがないということは自分が生きた痕跡を残せない何をやっても結局自分で完結してしまって満足できないと感じるんだそうな。きゃつらは断じて人生をサボってるわけじゃなく、むしろストイックな生き方で毎日をがんばってるほうなのだけどいつも何か探しものをしてるみたいに見える。で、結局、どっか虚しいらしい。あたしは、当たり前のように結婚して子どもをもった。子どもをもたないという選択肢を意識したことはない。ぶっちゃけ、子持ちは思うように動けないとじれることもあったけど子どもがいなかったらどうだったかな～と思うとききゃつらのように感じるかどうかはわからないけど少なくともきっと今のような笑い方はできなかったかなとは思うかな中２のリンは今、社会という向こう岸に渡る橋のたもとに、最小限の荷造りを終えてたたずんでいる。本人がその気になりさえすれば、一歩を踏み出す準備は万端。足りない荷物は橋の途中で拾えばいい。駆け足で渡ってしまうとそれを見逃してしまうから、一歩ずつ確実に進んでいってほしい。小６のタロウは、やっと荷造りを始めた感じ。あちこちに散らばってる荷物を片っ端からかき集めて、リンのあとに続いてほしい。二人がもっとちぃこい頃には、母親という立場は自由の身でないことを、うらめしく思うことのほうが多かった。でも今は、少しずつ社会人に近づく我が子がまぶしく、以前は人を育てる責任のほうが強かったのがあ。と気付けば、人を育てる喜びの方を強く感じるようになった。どんなに仲良しで、強い絆をもっていたとしても、夫婦は他人だと、あたしは思っている。親と子は、家族という二文字ではあらわしきれないほどの深いつながりだなと最近やっと親らしくなりつつあるあたしは思うのだ。子どもをもたないことを選ぶひと、持たないことをやむなく強いられてしまうひと、いろんなかたちの生き方があって当然で、それを否定しないけどもあたしの親も、あたしのことを喜びをもって育ててくれたのだとしたらありがたくも嬉しいことだなや。

  2008.07.22

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• いのち

  以前は会ったこともないような人の葬儀に行くってことがなんだか儀礼的で意味のないことのように思えていた。のだけど実際お参りさせてもらうとそうではなくてそれは実に様々な感情をわき起こす、厳かで意味のあることなんだとわかる。今日見た写真のそのひとはあたしよりもずっと若くて美しいおかあさんだった。幸せな笑顔のその写真が、遺影と呼ばれて黒いりぼんをかけられていることが不自然なほど。その写真を見ているとあたしがそのひとを知ってるか否かとは無関係に確かにあったいのちがひとつなくなったことを思い知る。中学一年生の息子さんの、まだだぶだぶの制服姿を見ると確かにあったおかあさんのいのちがひとつなくなったことを思い知る。力なく弔問客に笑顔を送る喪主の姿を見ると確かにあった妻のいのちがひとつなくなったことを思い知る。あたしにはいのちがあるということを思い知る。あたしたちにはいのちがあるということを思い知る。それが当たり前のことではないということを思い知る。このひとのいのちは、どこへいったのかなぁと思う。苦しくなかったかなぁと思い無念だったろうなぁと思い遺族の方の今後を思う。いのちが生まれてなくなる。自然の摂理であるのに、これはやりきれなくてかなしい。知ってるいのちでも　知らないいのちでもかなしい。ひととして、きっと共鳴するんだな。

  2008.05.18

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• おつきさま

  昨夜、まぁるい月を雲間にみました。それが満月だったかなと、人に問うてみましたら今宵が満月だと教えられました。一緒に見上げる人もなく、見上げた空には星もなく、ただ寒空に確かに今宵満月が白く明るく輝いていました。私には、そこに兎は見えないけれど気高く澄んだその光にずっと照らされていたいよなそんな気持ちがあふれた夜です。

  2008.02.21

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• かえるということ。

  夫実家から大阪の自宅に戻りました。正月に限らず帰省からこちらの現実に戻るのは、あまり気乗りがしません。帰る　というより家という空間に戻る　という感覚。帰る　というのはしっくりこない。かといって、夫実家は、あたしにとっては帰る　場所ではなくあたし自身の実家には母もなく、帰省といえばいつも姉の家に泊まるわけで。大阪に着いた途端に、車の後部座席で「帰ってきちゃったねぇ。。」と迷いなく言ったリンタローのチョット憂鬱めいた声がちょっぴりいやかなり羨ましい子ども達には、帰る　場所が決まってるんだな夫はどうだろう帰る　場所は、大阪と実家の、もしやふたつあるんだろうか少なくともひとつはあるんだろな今年は姪っ子が目前にセンター試験を控えてるので、やかましいから来るなと言われて姉や父んとこには寄らず、ずっと夫実家におりました。義母が入院中であることもあり、なかなか非常にいろいろとしんどい想いをしました。忙しいなんてことは、いいんです。デキる嫁ですから、なんてことはありません。ただなんつぅか…どうしても…なんであたしがひとんちのお世話をしなきゃいかんのよて気持ちが心の片隅…ではなくまぁど真ん中とはいわないまでも暗くドデンと確かにあるわけで何年たってもそれはなくなる気配はないわけで。実の娘の義妹がいるのに実の息子の夫がいるのになんであたしがひとりパタパタしてるんだろかとなんであたしは実の父親の顔すら見にも行かれずにここでパタパタしてるんだろかとあたしの居るのは一体どこなんだろかとあたしが気ぃ使わなくても別段困りはしないだろうのにともやもやいらいらみょうちきりんな今夜なのですのでみなさんへのレスが書けませんま～たあ～し～た～　なのですあしからず。

  2008.01.03

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• そうですか。そうですよね。

  まぁそういうことなんでしょ。てわかっちゃいても、いざ目の前に「ほれこのとおり」なんてつきつけられるとぁぁやっぱりね。て苦笑いで、ゼンゼン平気な顔ができたとしてもはぁそうですかそりゃそうですよね。て横っ腹に打ち込まれた鉛はじわりじわりと深夜に近づくにつれてにぶくおもたくなるもんですね。弱った。フロ入って寝よ。

  2007.10.18

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• ﾅﾝﾁｬｯﾃ

  いろんな生き方があるもんですが自分でコレと決めたように生きてる人なんているんでしょうかいるでしょうねきっとそう思い込んでるひとでも、それってホントでしょうか生きるって、そんなもんでしょうか決めたように生きられるもんでしょうか降ってわいた災難はずれた思惑予想外の展開裏切られた期待予期せぬ幸運奪った幸福自分では選べない自分では避けられない自分では考えつきもしない出来事が転がる轍を時にぬかるみに足をとられ時に誰かに手をひかれ時に小石を拾いながら轍を外れたルートに憧れを抱きそれでもやっぱり轍を行く外れているつもりでも遥か上空から見ればそれは大きな轍の中で轍のずっと先、轍をつくったのが何者かなんか知らずそれでもその轍をいくしかないのが、生きるってこと　かな。

  2007.10.06

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• おばかさん

  悪い結果を招くことは明らかなのを知りながらそのこと自体になんの値打ちもないのを知りながらただなんとなく、どうしても、手を伸ばしてしまう行動ってありませんかこれはずっと以前にも日記に書いた気もするんですが…小学4年生の頃だったと記憶していますが、学校の階段の広い踊り場に、石膏でできた作品がいくつも無造作に棚に並べて置いてありました。どれもよくできていて、中でも果物の作品群は彩色もしてあり、なかなかにリアルなつくりのものでした。ある日の放課後、私は薄暮さす踊り場でぼんやりその果物を眺めていました。その中のオレンジをひとつ、棚の前に置かれたテーブルの上に転がしました。私は、そのオレンジと見詰め合うようにしばらく座っていましたが、ふいとそのオレンジをツンとひと突きしました。わずかに動いたその堅いオレンジを、今度は私はゴロンと転がしたのです。テーブルの端に向け確かにゴロンと。ゴロゴロと鈍い音をたてて転がるそのオレンジを、私は眼だけで追いました。ああ、落ちて割れるんだろうな。いや、本当に割れるのかな。私の眼はその時焦点を失っていたでしょうか。それとも、転がるオレンジを、しっかと見据えていたのでしょうか。ただ、落ちるわずか前、あ。止めなくちゃ割れちゃう。そう思いました。それでも、止めませんでした。そして、落ちるほんのわずか前、ん？割れる！そう思った瞬間堅いオレンジは、パリンと音をたて床で砕けたのです。予期していた当然の結末の前に、私はむしろ驚きとショックを受けました。ゴロンゴロンと転がるオレンジを見るうちに、割れないような錯覚に囚われたようです。割れるという当然の成り行きと、割れないという期待が導いた錯覚。落ちる直前まで、必然の結果を知りながらその一方で、期待が私を支配していたのです。負の結末が待っていると知りながら、ダメだヤメロと理性が叫ぶのを聞きながら、どうしても止められない行動に出てしまう時この放課後の踊り場の自分を、ほんのチラとですが思い出します。割れるんだろうけど、でも…きっと、割れない。矛盾だらけの、おばかさんな自分の姿。割れるもんは、割れるのに。

  2007.05.08

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• ひと眠りで別のまち

  飛行機で、スクリーンまん前の座席に座ったことありますか？あたしは、あります。滑走路がぐんぐん走る画を目の前にすると、飛行機と一体になって滑走してるような気分。怖いくらいにスピードがあがったと思うと、ふわっと体が浮き上がる。次の瞬間スクリーンに映し出されるのは、眼下に取り残された滑走路。それはどんどん視界を広げて、飛行場の緑、建物、周辺道路の車の列、住宅…「さっきまで、あたしもあの風景の中にいた」感傷にひたりそうになるのを無視するように家々の屋根はどんどんどんどん小さくなって、それはもう風景ではなく業務用の航空写真のように無味な映像になってしまう。がたっと揺れてさらにふわっと浮き上がったかと思うと、今度はその航空写真をさえぎるようにうすい雲がちぎれちぎれに映し出される。「ああ、飛んでるんだねぇ…」そこから先は眠ったようで、次に目覚めた時は、スクリーンは何かの宣伝をしてたっけか。「ポ～ン♪」の合図とともに、到着を知らせるアナウンスが機内に響けば、うつらうつらしていたあたしも、もうシャッキリ目覚めねば。再び目の前のスクリーンを見れば、滑走路の蛍光印を頼りに暗闇をゆっくり進む飛行機。黒い路面に、飛行場の灯がゆらゆらにじんでた。到着地の天候は、雨。でしたか。

  2007.04.18

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• 明朝はパン。

  失敗しました。ジャッジャッジャッとコメをボウルで洗って、ザッとあけた瞬間、いつもと違う音がしました。チャラチャラチャラ。。。て。内釜でなく、外釜にダイレクトにぶちまけてました。ガス炊飯器なので、底の構造が入り組んでいて最悪です。奥の奥まで濡れたコメが入り込んで、今夜は炊飯器が使えません。一晩おいてコメが乾いたら、奥の奥からチャラチャラと出てきてくれるんでしょうか。ぼんやり、してました。

  2007.02.25

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• 号泣

  電灯の下の横断歩道の手前で、うずくまって号泣しているおんなのひとを見た。今日は、嬉しいことがたっくさんたっくさんたっくさんたっくさんあったのにやっぱりどっかかなしくてこころさみしいのでおんなのひとの隣に並びたいようなこころもちになった。

  2007.02.16

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• 登りたくなるよ。

  PC横に置いてあったタロウ４年の国語の教科書の切り抜き。タロウが見つけて持ってきた。「おかあさん、『水のこころ』気に入ったの？」「いんや違うよ。おかあさんねぇ『水のこころ』は、ラスト２行があんまし好かんのよぉ」『水のこころ』水はつかめません水はすくうのです指をぴったりつけてそおっと大切に―水はつかめません水はつつむのです二つの手の中にそおっと大切に―水のこころも人のこころも「おかあさんが気に入ったのは、こっち。『水のこころ』の裏のやつ。」『山頂から』　　小野　十三郎山にのぼると海は天まであがってくる。なだれおちるような若葉みどりのなか。下の方で　しずかにかっこうがないている。風に吹かれて高いところにたつとだれでもしぜんに世界のひろさをかんがえる。ぼくは手を口にあててなにか下の方に向かって叫びたくなる。五月の山はぎらぎらと明るくまぶしい。きみは山頂よりも上に青い大きな弧をえがく水平線を見たことがあるか。

  2007.01.23

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• 流れってもんがあるように思うんですよ。

  突発的な出来事があって、指折りかぞえてたおでかけがポシャりました。握り締めた時間が長いほど、握り締めたちからが強いほど、握り締めた指をこじあけるのはホネですね。あたしの手に握り締められてた期待は、グーに硬直した５本の指をなんとか広げたその瞬間に、どさっと床に落ちました。そう。消えてなくなったわけじゃない。期待は居場所を変えただけ。ほんの少しの間、滑り落ちてしまっただけ。拾い上げて、もう一度大切にあたしの手のうちに戻してやればいい。爪のあとがつくくらい、ぎゅっと握りなおしているうちに、愛娘が微熱のカラダをひきずるように帰ってきました。ありゃまぁと、薬を飲ませて布団に連れていき、熱いポトフでも煮てやろうと、鍋の上をゆらゆらゆれる湯気をぼんやり見つめて自分に話しかけました。きっと、これがあたしの流れ。今日は家でリンを迎える流れだった。クークー眠るリンにイッテキマスと言いおいて、今日の突発的な出来事、知人のお通夜に出かけました。行き慣れた葬儀場で、駐車場が満車だったのは初めてのこと。自治会長もされていた故人は享年５９歳。痩せていたけれど鼻筋の通った九州男児。少し父に似た風貌の方でした。９月に入院された時にはもう癌が進行していて、みるみる痩せていかれました。あたしが知ってるその人は、病院でベッドから辛そうに起き上がったその人でなく、穏やかに微笑む、遺影のその人なのでした。別れた奥さんとの間に２男２女。男手ひとつで小学生まで子どもの世話もされてたらしいけれど、私の知ってる故人は、一人で暮らす、まじめで、陽気で、忍耐強いおっちゃん。亡くなる直前には、病院から『外泊』を薦められて自宅に１泊を２度ほどされたけれど、近所に住む娘さんは故人のひとり暮らしの家に泊まることはなかったそうです。ねえ　ませさん。ませさんは、流れに逆らったことがありましたか。そして今、我が家のお風呂に入ってる人は、あたしがお通夜から帰宅してしばらくするとやってきて、ガスと電気が止められ食べるものもないので助けてくれと言うのです。そして風呂場の脱衣所から顔をのぞかせて、あたしにこう訊いたのです。湯船に入ってもいいですか。彼に会うたび、あたしの心は深く暗く沈みます。知的な障碍を持つ彼にも、彼の流れがあるはず。その流れを乱すワルイヤツにつけこまれ、彼の流れは今、ひとつところでよどんでしまっているのです。早く、自分の流れを取り戻してください。

  2007.01.17

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• サムガリータ

  深夜のドライブから帰宅しました。こんなに夜更けてなんなのですが、自販機でコーラを買いました。ドブ川にかけられた、ひとけのない橋の上で風にあおられた落ち葉がざざざざーと舞い踊るのを見てしまいました。青い空に浮かぶ真っ白い雲が、空の青さを際立たせるようにしんと冷たい空気に響くその音は静寂という背景色を、色濃く私に突きつけます。黄色く枯れた葉はゆらゆら落ちて地表にたどり着く頃にはほんの今まで木にしがみついていたことをすっかり忘れてしまうんでしょうか。忘れられるんでしょうか。

  2006.11.22

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• 忘れてやっておくんなせぇ

  自分の画や像を後世に残そうとする人がいる出会った人の記憶に残り、会ったことのない人にまでもその存在をみせつけるそこまでではないまでも、生きた証をこの世に残したいと願う人は少なくないみたいそれは大仰なことでなく、誰もが違和感なく持つ感覚なのかもしれないなのにあたしのこのありさまはどうだろうあたしを知る人達が、あたしが生きたことを記憶のハコから消し去ってくれることを願うあたしをソトヅラ仮面でしか知らない人もあたしをワガママだと評した人もあたしをヤサシイと勘違いした人もあたしをオダヤカダと褒めてくれた人もあたしをワケワカランと諦めた人もあたしを頼ってくれる小さな人さえそれがあったかくて、抱きしめたくなるような記憶でも、とんがって、見るも醜い記憶でもあたしに関わるほんのちっぽけな断片さえもなにかしらの、もっと美しい記憶とすり替えてほしい残る人たちに、ゆく人が何も残さないことは残酷ですね残酷なのは残酷ですし、あたしなんかはハナからいなかったことにしてほしいのですそう。あたしは身勝手で冷たい、臆病ものなんですよ

  2006.11.14

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• キィコ…

  外は涼しいようなので、夜のサイクリングに出かけましたひとけのない路地や、赤信号の灯ったバス通りにキィコ…キィコ…整備不良の自転車の人恋しいような声が響きますこうもりが一羽低く高く飛んでいましたこうもりは鳥じゃないから一匹ですか羽があるから一羽と数えてあげましょうよそれともあれは、腕なんですか腕だか羽だか知らないけれど、そのうすっぺらなものを忙しくはためかせてシャッターの降りた酒屋さんの屋根より高く、闇に溶けていきました。本当にいるんだね私は新婚時代こうもりが実在の動物であると知りましたカッパと同様に架空の生き物であると、ずっと疑ったこともありませんでしたひょうたんも同じですあれは匠が巧みに彫っている工芸品であると、ずっと疑ったこともありませんでした新婚時代ひょうたんが実在の植物であると知ったのですキィコ…キィコ…自転車の寂しそうなつぶやきを聞きながら、声にできないつぶやきを。。あたしもこのまま闇に溶けてしまいたい声に出しては叱られそうな、そんなおきよのひとりごと

  2006.09.27

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  ねえってば！

  はじめまして！の方もあればごぶさた～！な方もあるあたしには記念の一枚のこの画像ココ楽天に初めて写真をUPした記念の一枚人生をリセットすることはできないけれどやり直したいなぁと立ち止まった時歩いてきたわが道を振り返ってみたりするぶざまなその足跡に苦笑いしたり、恥じ入ったり、あふぉまるだしだぁと凹んだりその道の遥か向こうに意気揚々とした自分を見つけたらしばらくそのはりきり笑顔をぼんやり眺めてみるのもいいかな空々しいと　最初はそれを正視できないかもねむなしいと　最初はそれが憎らしくもあるかもねだけどそこからなにかしらの感情が　またわいてくるってこともある遥か向こうに立つ自分に　ダッシュで戻って　つくり笑いで　ハイチーズ

  2006.07.21

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• リベンジ

  黒砂糖を倍の量にして飲んでみた。んまい。

  2006.02.24

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• 慌しい朝なのに

  洗濯機が呼ぶのを待つでもなく洗面所があくのを待つでもなくお湯がわくのを待つでもなく朝の仕事になにひとつ手をつけずただただヒーターの前でひざを抱えるまっしろあ　今何も考えてなかったなぁそう考えた瞬間から思考がなだれこむあっぷあっぷおぼれそうになる寸前で思考の川に流されるおきよを岸から冷静に眺めるおきよもまたひざを抱えているらしい

  2006.02.21

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• 始業式なのに息子が熱を出しやがりました

  我が家の発熱児童はゼリーを食べたがりますので西へと車を走らせてましたら夕日が雲を染めてましたわたしは雲に身を隠しながらもこれみよがしに雲を染めてボーボー燃えてるのをアピールしてるいやらしいおひさまのようであり夕方機嫌のいいおひさまに照らされてるだけなのにまるで自分がほわんと美しく色づいてでもいるかのようにうぬぼれてる腰のすわらぬちぎれ雲のようでありこのままずっとこのまんまなんかねぇ…とふわふわ帰って夕食を食べようとしたその時に夫が蒼い顔で帰宅してゲーゲー吐いておりました

  2006.01.10

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• さびしい夜だねぃ

  あのぅハートがアツク求めることを道徳的でないだとか　ムリなんだとか　　いいトシをしてだとかでハートから追い出すことが社会に暮らす分別ってもんなんでしょうね　ハートがアツク求めることが道徳的で　現実的で　　大人の冷静さを持っていたらずっとハートに留め置いてもそれは誇らしい気分ですらありますよねどっちにしてもそこへ向かうのには体力知力精神力が必要でハートがアツク求めることがなあんにもなくなったら　それはたいそう退屈そうですがそれが一番楽チンなのかもですあ…ちなみにここ数年のわたくしは分別のない方ですあ…断らなくても　知ってるってか秋だというのにアツイ晩ですコメントを強要しない日記ですからスルーしてちょーよハイハイどーぞスルースルー

  2005.10.06

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• おつきみ

  季節はいつのことだったか。遠く離れて暮らす人と、おんなじ時間に月をみました。不思議な一体感でした。おんなじ月を見てるんだな。　　おんなじ時間を生きてるんだな。　　　　おんなじ気持ちでいるんだな。最後のは、私の思い過ごしだったかもですが。それ以来、月を数える癖がつきました。明日からまた、はじまりです。

  2005.09.18

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• あと四夜

  今夜は月が雲にゆるゆる隠れてゆきました１８日は十五夜ですねみんな満月をみあげるかな流されて生きるんだと、そんな自分が大好きだと笑ったあのひと　あのひとも　みあげるかな心のよりどころを求めて　あちこち行ってふらふらになってるあのひとあのひとも　みあげるかなもう再婚はやめてちょうだいと　わが子に言われてしまったあのひとあのひとも　みあげるかな結果を求めて　全てを見返すために　いつもギリギリなあのひとあのひとも　きっとみあげるだから私も　みあげるんだおんなじ月を　感じたいんだ

  2005.09.14

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• おいこりゃ日記か？

  こんな時間まで起きてて書くようなことでもないんですがね１０年間で、どれくらい貯金ってできるもんなんですかね？いえね要るかなぁと思って安心かなぁと思って自由かなぁと思って

  2005.08.03

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• あのね眺鴨庵さん

  人が良く生きるために一番そう他の人はどう思うかは知らないけれど私は一番のキモだと思いおりそんでこのキモの欠如はあまたある私のコンプレックスの中でもきら星の如く上位に輝きその地位を他に譲らず続けること　と　貫くこと私はそれで良く生きるということをとうに投げいつまでも腰のすわらない日常に身をおく次第

  2005.06.22

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• 深夜なのですねぃ

  消しちゃった。　　　　うふ。

  2005.06.06

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