愛おしい
今朝、朝ドラの中で「しあわせ病」という言葉を聴きながら、同じ感覚になった事を想いだしながら、人はみんな「しあわせ病」になれると思いました。しあわせ病の症状とは・・・”今まで見えなかった景色が見える・・・””勿論、癌になるより、ならない方が良いに決まっている・・・しかし・・””どんな時もキラキラしている・・・”だそうです。勿論、この場合”癌”という病とかけていますので”しあわせ病”と”病”がつけていることから考えますと、「しあわせ」だけになるのかもしれませんが・・・。私が、日本を離れる前でした。見るものすべてが愛おしくて、幸せで仕方ありませんでした。草、風、本当にすべて愛おしかったのを覚えています。それまで、見えなかった景色がみえるようになりました。ドラマの中では、ご主人のいびきも愛おしくなったと言っていますが、まさしくそのような境地でした。そして、兄、フィアンセが亡くなり、三年経ったある日、彼らのなくならない愛に幸せを感じた日の事でした。勿論、彼らが居てくれた方が良いに決まっている。しかし、彼らの死を通して、沢山の景色が見えるようになった・・・と友人に言った事を覚えています。それから、三(二?)年前の春、セカンドオピニオンを求めて、母を他の病院へ連れていきました時に、母の病状が思っていたよりも進んでおり、何時何が起きてもおかしくない状況であるから、家で好きに楽しませてあげて下さいと言われた日から、やはり同じく、母に関わるすべてが愛おしくなりました。それからは、母を看れる幸せを噛みしめ、日々楽しく過ごしています。