空間を聴く
先日とあるセッションですごく聞こえてきた言葉で、「機能する空間になる」という言葉である。コーチングが機能するには、聴く技術や伝える技術を超えて、触発が起きる空間を創っていて、そこに聴く人が現れないとうまくいかない。・・・というと、空間のせいにしたり、空間がどーのということは簡単であるが、ポイントは、空間を感じるというセンスのことである。「私は知っている」という人は、空間を感じているか感じていないか?の危うさのところを歩きながら、「これって感じていることか?」という会話になるのではなく、ただ断言して、「自分が感じたことが事実」になる。そのことのやっかいさは、自分の反応の外側には出られないことである。しかしながら、最近、感じることは、その危うさにいながら、前進するセンスこそがコーチングなんだなって思う。秩序と無秩序を行き来するプロセスこそが、「聴く」なのかもっていう書き方をしてみる。nao