コーチングセミナーに行ってきました
コーチング、ってご存知でしょうか?「ひとことで言うと、相手の自発的行動を促すコミュニケーションスキル。相手のゴール達成を支援する技術」だ、そうです。私にわかりやすく説明できる頭と文章力が無くてすみません。でも、子育てにとても役に立つスキルだと私は思います。乱読した育児本から、心に残ったものを使ってやってきた子育て。コーチング、という言葉を知らなかったけど、今コーチングの本を読むと結構コーチング的なものも多くありました。で、我が家から行ける距離でコーチングのワークショップがあることを知り、即、参加申し込みをしました。参加者とコーチのフリーディスカッションやワークショップもある、という説明だったので、チャンスさえあれば聞きたいこときかなくちゃ!と、自分が一番聞きたいことってどういうことだろう?なんだろう?って考えていました。そうして、考える事自体が結構良い作業だった気がします。今日のセミナーでは、運良く質問させてもらう事が出来ました。・子供への接し方は、頭ではかなり分かっていると思う。・上の子が3歳くらまでは、その接し方でとてもやりやすく、楽しく子育てできた。・それがどんどん苦しく、辛くなってきた。・「こうしたらいい」という方法がわかっているのに、それが出来ない精神状態の自分が居る。・家事の手を抜いて時分の時間を作ってみたりもした。・「今の自分でいいんだ」って思えることが大切、とわかっていてもそれができない。大体、こんな内容の話をしたと思います。育児相談と違って「良いなあ」って思ったのは「こうしたらいいよ」とか「こう考えてみたら?」などというアドバイスをされなかったことです。(9人ものコーチが参加されていました)・私とよく似ているなあ、と思いました。私はこう考える事で楽になりましたよ。・聞いていて「育児が辛いでしょう?」と、感じました。 私の妻はこんな風に育児に楽しみを織り交ぜていますよ。・私はね・・・とっても甘え上手なんです。もっと周りに頼ってみてもいいんじゃないかな。(他にも沢山、コーチの体験談、お話をいただきました)という感じの言い方です。(最後のはちょっとアドバイス的ですけどね)だから、答えをもらったわけではなく、何も解決していない段階でも「理解してもらえている」「理解しようとしてくれている」と感じる事が出来、それは心地良い感情でした。だけど・・・「こう考えてみたら」というのは「こう考えたい」と願いつづけているけれども、そう思えなくて辛いのです。「育児に楽しみを織り交ぜて」楽しかった過去があったのに、 今と過去の何が違うのか自分でもわからず、こんな風にしたら面白い日々なのに、と わかっているのに「実行」が出来ない、しようとしない自分に嫌悪を感じるのです。なので、上記のようなコーチのアドバイスにも「そう考えたいけど、出来ないんです」とか、結構頑なな感じの返答をしてしまいました。結局、その場で解決できるような問題でもないのですが、私が驚いたのは、会場の参加者で涙している方が何人もいらっしゃったという事です。実は、質問する機会があったらきっとボロ泣きしてしまう、と思ってハンカチではなくタオルを忍ばせていったソラえもんですが、緊張のせいか、2度ほど涙してしまったくらいで、タオル無しで大丈夫でした。前の方に座っていたので、全体は見えなかったのですが、ふと見た横の方が目を真っ赤にして、ハンカチで涙をぬぐってらっしゃる。後で声をかけてくださったコーチも(コーチは前から全体を見てられるので)泣いていた方が何人かいましたよ、と教えてくれました。「コーチングセミナー」だから「コーチングのスキルを学びたい」という人が来るのだと思い、私の質問ってずれてるかも・・・と、思ったんだけど、結局、そういうセミナーに来る人というのは育児に頑張ってる人が多くて、そういう人ほど頑張ってもうまく行かなかったり頑張る事で疲れちゃったりして、「育児を頑張る事が辛い」って思ってる人が多いのかな、と気付きました。(コーチもそう言ってたし)だけど、このセミナー前後ですっごく色んなことを考えて、私の「辛い」は「頑張る事が辛い」のでは無くて、「頑張る自分は好き」なんだけど、「頑張りたい事が多すぎて、手におえなくなって、それでも頑張りたくて、辛い」んだなあ、って思いました。「私ってば凄く頑張ってるやん。偉いよ」って思おうとしてみたり、「子育ては自分育て。修行だ修行」って思おうとしてみたり、色々試して、うまくいかなくて2年程が経ちます。ここから抜け出すアプローチが見つからずに居た最近ですが、このコーチングとの出会いをきっかけに別のアプローチを探ってみたいと思います。コーチと1対1でする「セッション」というのがあって、それを受けてみたい気持ちでいっぱいなのですが、石橋を叩いて、殴って、蹴って、補修工事してから命綱をつけて渡るタイプのソラえもんなので、なかなか申し込みできずにいます。今は「子育てコーチング」とか「コーチング」とかで検索して色んなサイトを訪ねながら、自分を見つめています。具体的な話を書かずに、私の考え方とか、思ってることとかつらつら書いてしまったので、わけの分からない日記になってしまいました。これは、私の頭の中の整理だと思って、お許しください。~コーチングの姿勢~セッションの中で、コーチは多角的な質問を投げかけたり、同意したり励ましたりしながらクライアントの目標達成をサポートしていきますが、基本的に教えたり指示を出したりはしません。コーチングでは「目標を達成するための答えはクライアントの中にある」というスタンスを取ります。目標を達成するために行動していくのは、あくまでもクライアントなので、クライアントから最大限の力を引き出すためにコーチは全力を尽くします。 コーチは教師や占い師、コンサルタントやセラピストではなく、クライアントとともにゴールを目指す対等なパートナです。この点において、クライアント側には受け身の姿勢ではなく、「自分が全ての源である」という感覚が必要になります。