ハルカちゃん、お疲れ様。
2006年1月30日――。京都競馬場。京都牝馬ステークス(G3)。 オースミハルカが、このレースを最後にターフを去りました。 彼女は、僕がPOGで指名していた事もあって、デビュー戦からずっと追いかけていた馬です。 僕は、彼女のけれんみのない逃げッぷりが僕は大好きでした。エリザベス女王杯ではあわやというレースを2年続けて演出してみせてくれました。ファインモーションやスティルインラブを下してのクィーンカップ2連覇を含め、重賞4勝の実績は素晴らしいですし、馬券的にも意外に人気してなかったりして、僕に単複馬券の面白さ,奥深さを教えてくれた馬でもありました。 勝つ時も負ける時も直線に向いた辺りでは5~6馬身のリードを保っていて、ゴール前でハナ差粘るか差されるかの際どいレースをするのが常でした。ひとつのレースで、1頭を一生懸命応援する歓びを僕に教えてくれたのは・・・・・この馬です。 そんな彼女がターフを駆け抜ける姿をもう二度と目にすることは叶わないと思うと、すごく寂しい想いでいっぱいになってしまいます。 だけど・・・・・。 彼女には繁殖牝馬としての華々しい第2の人生が開けています。血統面でも実績面でも、彼女の繁殖牝馬としての素質は堂々と胸を張れるりっぱなものだと思います。そして、自身が果たせなかったG1制覇を自らの仔に託して欲しいです。 彼女の仔たちがターフを駆け回る姿を楽しみに待っていたいと思います。勿論、その仔たちは僕のPOG馬として大活躍してくれるはずです。 競馬って、本当に長く続ければ続ける程、いろんな楽しみが増してゆくものなんですね。 記念に買った、単勝馬券。大切にします。そして、いつも全力で疾駆してた彼女の姿を心に刻みながら、僕も何事にも全力投球で頑張っていきたいと思います。