東海林さだおの「タコの丸かじり」
今日、ようやく東海林さだおさんの「タコの丸かじり」が読み終わりました。長かった…。社用車のなかで、コツコツ読んでいたのですが、気が付いてみると2週間以上かけて読みきったことになります。さらっと軽く読んでも面白いし、じっくり読んでも「よくこんな表現が出てくるな」と、さらに味わい深い。やっぱりさすがですね。さて、内容の方ですが、印象に残ったのは「丸かじり」の話。普段、食べているものでも、丸かじりすると全然違った味になるという話でした。確かにそうだよなー。丸かじりってうまいよなー。なんて、思いながら読んでいたら、食後の休みにも関わらず、腹が減ってきました。東海林くん(あえて君付けで)のお薦めは、よく冷やしたトマト、軽くあぶったチクワ(うっ、また腹が)、ナスの一本漬け(ああ、ビール飲みたい)などなどでした。ここで、僕からもお薦めの丸かじりを一つ。それは「ボイルだこ」。タコヤキやマリネや炒め物につかうあれです。あれの足一本だけを切り取って、わさび醤油をちょっとつけて食べる。もう、歯ごたえが最高です。切ったものでは絶対に味わえない食感です。最初ちょっと硬くて、グッと力を入れるとブチッと心地よい音とともに噛み切れて、口のなかがタコと醤油で一杯になります。ちょっと贅沢ですが、一度試してみてください。