続ヴェルヌとウェルズ
ヴェルヌの「八十日間世界一周」を読み終わりました。たいへん面白かったです。もし、子供の頃に読んでいたら、たぶん未だに世界一周を夢見るような大人になっていたかも。非常にテンポもよくて、全編通じて、ドキドキ・ハラハラが続いています。最期の引っ掛け部分だけ、ちょっと気づいてしまいましたけど。以前、日記でジュール・ヴェルヌとH.G.ウェルズの違いが分かりにくいと書きましたが、最近ちょっと気づいたことがあります。ヴェルヌは、単純に楽しくて、夢があってドキドキ感のある「少年的SF小説」で、ウェルズは、ヴェルヌに比べて、少し「現代社会への警鐘」的な作品が多いような気がします。このまま、世界が進むとどうなるのか?こういう危険があるのでは?とメッセージが込められている気がします。明日からは、仕事中の休みに社用車で少しずつ読み進めてきた、横溝正史の「獄門島」と家でじっくり読もうかと思っています。7~8年前(もっと前かも)に一度読んだ作品ですが、例によって例のごとく、すっかり忘れています。3分の1ほど読みましたが「そういえば、こんなシーンがあったかも?」程度で、犯人すら覚えていません。新鮮な気持ちで楽しんで読みたいと思います。社用車では、ショージ君でも読もうかと思っています。1話が短いので、休憩に読むのにちょうど良さそうなので。