「恐怖の存在」
GWも終わり日本中で平常モードに戻り八月まで行くのでしょう。気が早いですが八十八夜を数える頃には暑さが堪えるようになります。なんだか最近は夏と冬が長くて春と秋が短く感じられます。気のせいなら問題ありませんが、世に言うところの気候変動ならガタガタ言っても始まりません。この気候変動に関しまして「ジェラッシクパーク」の著者”マイケル・クライトン”氏の最新刊である「恐怖の存在」でも述べてるのがこのまま温暖化が進んで環境が破壊されると言う予想は全くのでっち上げであると言う最近のトレンドに真っ向から異議を唱える声を上げた事が最近の関心事なのです。未来への提言として著名な人と対談する番組の初回のメインソースでした。今回のゲストがM・クライトン氏でした。内容としては何十年後、何百年後の予想はあくまでも今のデーターを最悪に予想したものであって、来年の事もキチンと分からないのに百年後を予想することは全くの意味の無いシュミレーションである。と言う事です。なるほど 言われることは、ことごとくその通りだと思いますが、何故か、じゃ~このままで大丈夫なんだ。とも思えないのです。明らかに自分の子供の頃より自然環境は悪化の一途をたどっていると氏も言われてましたが、それは私も感じます。問題は環境破壊の全ての原因が、温暖化であると言う確実な証拠は無いと言う事実です。要するに思い込みです。氏が申されるには確実な検証と原因究明の後、一番有効な対策をとるべきである。と言う事です。各環境団体からは叩かれましたが、大統領からは歓迎されたみたいです。しかし氏の主張である検証→究明→対策は案外成されてないと言うことなんですね。温暖化→環境破壊の図式は疑ったことがありませんので流れに一石を投じるとても意味のある番組でした。R・カーソンの名著「沈黙の春」では農薬被害が環境破壊の元凶とされてましたが、それすらも完全に無くなった訳ではありません。かなりの数の要因や現象で少しずつ悪化しているとしたら住む場所も食べる物もとても心配になります。