ソーシャル キャピタル
本年も残すところふた月となり、日々の過ぎ去る速さが身にしみます。表題はEテレの番組でスーパープレゼンテーションという番組で、プレゼンテーターの方が言っていた言葉で、直訳すれば「社会的利益」と言うことなのだそうです。プレゼンテーターのJ・D・バンス氏は非常に荒んだ家庭の出身で、祖父母のおかげで道を間違えず、学業を修め成功した人生を送る事になった話で、「社会から学ぶ事や生きるための糧を得られない、 ソーシャルキャピタル ゼロの環境を抜け出すのは至難であり、 自分は運がよかっただけだ。」との事でした。この番組、スーパープレゼンテーションは面白そうなコンテンツとほとんど興味が持てないものの両極ですが、私が興味が持て無いだけでビンゴの方もいらっしゃる可能性は捨てられませんので、木曜日の深夜放送分は吹き替えですのでご覧になると良いでしょう。私自身は十分すぎるキャピタルに浴しておきながら、その利益を拡大させるには至りませんでした。とは言えバンス氏のような社会環境には直結しませんが、子供たちを取り巻く環境はもはや、わが国でも劣化の一途のような気がします。銃社会やドラッグは肌感覚では全く別社会ですが、格差が広がるにつれ、いずれわが国でも顕著な社会現象になるかも知れません。ですのでソーシャルキャピタルを享受した世代から、分配する立場になって考えますに、より良い社会人として、次世代の方々の見本となるべく過ごすように研鑽しなければなりません。番組開始の頃、アメリカを蝕む銃所持のプレゼンを見まして、かなり興味をそそられまして、アメリカの良心と確固たるコアな層に安心しました。先日の銃撃事件は慙愧に耐えませんが、度重なる事件からアメリカ社会が、どのように学ぶのか注目です。