熟成の文化を呑む
また、自慢のように風邪を引きまして、引き始めが肝心と思い戦力投入を謀りましたが、尽く退けられ呼吸器系をウィルスに占領されてしまいました。こうなると中々治らないのが大人の風邪でして、CMでも有名な薬の投入も試みましたが、ピークは越えたようなのでこんな時のためのお酒を用意しました。アンゴスチュラビターズ と言いましてリキュールに属する薬酒です。トリニダードドバゴの医師が作ったとされるシロモノですが、飲んでみたら物凄く良くわかるのが葛根湯の味と匂いがします。言うなれば葛根湯のお酒のような物だと考えれば納得が出来ます。こんなんで治るほど甘い話ではありませんが、ピークを越えたと判断してちょっと実験を試みてみるつもりです。インターナショナル・スピリッツ・チャレンジと言うウィスキーのコンテストで、サントリーの山崎18年と白州25年が共に最高賞を受賞しました。ニッカも出品していて4品入賞しています。スコッチを除くと言うのがいささか面白くありませんが、ジャパニーズウィスキーも既に世界トップレベルである事は疑いようがありません。私もウィスキー愛好家の端くれとしての名誉にかけても、スコッチの同価格帯以上の価値と品質は十分あると請けあいます。毎年、世界中で行われる様々なコンテストやコンクールで、ジャパニーズウィスキーが選ばれない事は無いぐらいでして、やはり文化としての底流が確実に根付いているのを感じます。 まあ・結構良い値段がしますのでこちらも最高賞かも。いつも楽しむのはリーズナブルなタイプでも十分酔わせてくれます。 頂点から納得の裾野まで充実しています。