多趣味な男の秘密基地

[趣味興味の話] カテゴリの記事

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  麦の夏

  全国的に夏休みに入りまして、家中の温度が更に上がる感じでして、計画通りに行ったことなど皆無ですので結末は簡単に想像できます。日経の一面にはサントリーが発泡酒の生産を止めるとありました。ビールの材料をコントロールして酒税をかいくぐる中々のアイデアでしたが、早晩、国は発泡酒に対して課税を強化しまして、多くの愛好者からはヤクザのようなやり方だと罵倒されましたが、世論形成には遠く及びませんで、がっちり課税され、戦線は第三のビールと呼ばれる金麦とプレミアムモルツに注力します。他のメーカーがどのような方針に打って出るのか分かりませんが、高額商品と量販が見込める商品に注力すると言うのはセオリーで、開発も目標が分かりやすいので期末には答えが出ると思われます。サントリーは押しも押されぬ国産ウィスキーメーカの雄です。麦を材料とするビールとウィスキーですが、長くビールは低迷を続け、オーナーカンパニーだからこそ続けられました。アサヒ・キリンの姿が見えて来ましたので、俄然、開発・販売に拍車が掛かってきました。ユーザーとすれば美味くて安ければOKですので、発泡酒からの撤退が狙い通りになれば、よりリッチでプレミアムなビールとリーズナブルな金麦を楽しめそうです。この季節の酒の王様のビールは通風持ちには恐怖の対象でして、足先の違和感にドキドキの気分で飲んでいますが、程ほど以下の量に抑えなければならないのが悲しいです。プレミアムの黒です。６分咲きのヒマワリ畑です。

  2012年07月20日

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  孤高の50ｔｈ

  倅の所属する卓球部の試合を見に行きまして、私の家系からは今だかつてアスリートの血筋は存在しない事を実感してきました。とはいえ練習すれば下手にはなりませんので、続けて欲しいだけです。一昨日の書き込みでローリングストーンズがデビュー50周年と紹介しまして、オリジナルメンバーでの50周年はロック界始まって以来の快挙のようで、お祭りに参加するかのように、あのサントリーから記念ボトルが出ます。50周年なので50万円の150本限定で10月30日から販売されます。多分、もう既に出荷予定分は全部売れてしまって、有力ディーラーが仕入れたモノを奪い合いになりそうです。既にウィスキーと言えばシングルモルトとセットのようになりましたが、このR.S50ｔｈ限定品はブレンテッドウィスキーです。2種類の貴重で贅沢なモルトとグレーンのブレンテッドでボトリングです。貴重で贅沢なモルトの数々はウィスキーファンには垂涎ですが、ストーンズファンには、どうでも良いような存在と思われますし、不健康極まりない、かのストーンズには上品過ぎる気がします。ともあれ、ロック界にとっては金字塔であり、ビッグネームそのものです。その栄誉は不動になり、孤高の存在に酒を添える事になりました。ローリングストーンズのロゴが入っています。

  2012年07月15日

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  国産の翼

  予定では5年後の2017年に引渡し予定の、三菱重工業が主体の新世代国産旅客機のMRJにアメリカの航空会社から100機の受注があったそうです。3300億円のビッグビジネスになりました。ボーイングの７８７は納期の約束を守れませんでしたが、三菱なら大丈夫と思われたのか信頼度は申し分ないようです。ざっと１機３３億円の計算が成り立ちますので、これでウハウハかと思いきや、400機ぐらいから採算ベースなのだそうです。来年初飛行の予定で、15年から順次引渡しの計画です。今年から宇部空港へもボーイングの新型機B787が就航していますが、ニュースになっただけでも3回ぐらいトラブルで飛べませんでした。今時の新型機は何から何まで電子制御でして、マニュアル通りの故障回復にならないと一切動かせないようです。その787も売れ行きが物凄くて翼の生産を担ってる富士重工も、てんてこ舞いの忙しさなのだそうで、世界水準の企業ならではです。MRJや787のような大きな飛行機ではありませんが、ホンダの量産プライベートジェット機も一足先に引渡しが始まっています。注文を受け付け一日で年間の生産計画の100機を受注したそうです。プライベート機ですので一機3億6000万だそうですが、さすがアメリカ、桁違いの金持ちが居るのが良く分かります。日本企業が航空機においてもトップブランドになりつつあります。とても良いことで誇りに思いますし、技術の裾野が広がって、身近な製品に波及すれば１小市民としても鼻高々です。

  2012年07月12日

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  ゴキラジ

  凄い雷雨の中を帰る羽目になりまして。稲妻のたびに、万が一落雷になっても車の中なら大丈夫と分かっていても、気持ちのいいものではありませんで、早く梅雨明けして欲しいです。FM山口の朝の人気プログラムモーニングストリートで、大和ねえさんが紹介していたゴキブリのラジコンがありました。直ぐにスリッパで叩かれるであろうとの事でしたが、それほどリアルでも無さそうに見えますが、充電の電池と走行メカが入っているのは驚嘆いたします。これで値段が￥1600ぐらいですのでデフレも極まれりの感があります。￥0で造っても￥1600-しか儲かりませんので、なんともやるせません。デジタル技術の進化でのマイコンとバッテリーが小型化と高性能化を果たし、可能性が広がって、なおかつ低価格化が加速しています。猫を相手に目の前で動かせば大喜びで壊れるまで遊びそうです。USBで充電できるそうで、6本足で動くメカがプラモ世代には驚きです。飲む内視鏡が実用化されていますので小型化は技術の指針として、分かりやすく、この先もゴールが見えずに加速する一方でしょう。副産物で色々な楽しいオモチャも出てきそうです。

  2012年07月06日

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  乙なもの

  県内はもとより西日本全域に、この梅雨一番の大雨が降るような予報でして、予報に反して、たいした事にならなければ良いのですが・・・暑くなると、どうしてもビールの消費量が増えるわけですが、痛風の心配を抱える身で、ビールはロシアンルーレットのような存在です。 飲まなければそれでよさそうなモノですが、元々の酒好きでもありますので、醸造酒から蒸留酒にウェイトが変わります。ビッグコミックに連載中の「そばもん」と言う漫画がありまして、作者の山本おさむさんは、社会的弱者を主役にした作品が多く、胸に迫る作品群で印象深い作品ばかりです。で、そばもん　は、その名の通り蕎麦を通して文化と社会風俗まで描写しています。一番新しい連載で、蕎麦焼酎の事が載っていまして、作品中は北斎との名前でしたが、どうも存在していないようですので、 　蕎麦焼酎ならばと、勝手に決め付けて那由多なるものを見つけました。多分、数字の一番大きな単位で10の60乗の那由多にちなんだものでしょう。長期熟成としてもいささか大げさと思われますが、酔っぱらいのポジションでは言った者勝ちとなりそうです。いわゆる乙類の本格焼酎と呼ばれる存在で、文中にも紹介されていましたが、一般的なお湯割りがよさそうです。やや冷ましたお湯を先に入れておいて、ゆっくり焼酎を注いで、かき混ぜないのがポイントで、焼酎以外で、水でも私はこの方法を試していまして、特にウィスキーで濃い目7：3が良かった事を付け加えます。ジンやウォツカでもよさそうな気がしますが、言うまでもなく度を越えるような飲み方はご法度です。

  2012年07月02日

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  理系Woman

  先月の日経新聞、私の履歴書は桂三枝さんで、新作落語の境地がとくとくと描かれていて三枝ワールドでした。古典とは違う面白さと使い手としての反りの合う合わないが良く分りまして、落語家としても関西人の気風が気持ちよく、もう直ぐ文枝を襲名します。で、今月ですが、佐久間良子さん以来の女性の方で、米沢富美子さんです。佐久間さんや有馬さんのような芸能人ではありませんで、2年前ぐらいに教育TVの番組で日本人物理学者を紹介するクールがあり、私もその時に米沢さんをはじめて知ったのですが、我が国が誇る孤高の女性物理学者のパイオニアです。米沢さんが日ごろから嘆くことしきりなのが、理数系に極端に女性が少ない事です。この事は我が国に限った事ではないのですが、私の履歴書を読みますと女性を取り巻く教育環境に差があるようです。何と言っても第３回ノーベル物理学賞受賞者はキュリー夫人ですので、欧米との環境は推して知るべしですが、我が国以下の国も多数存在します。教育環境だけではないのですが、総じて考え方が極端な国ほどお粗末です。アメリカの女性物理学者の方が、女性コンピュータープログラマーを渇望していました。もちろん少なくない数はいらっしゃるようですが、クリエーターのような存在を渇望されておられまして後進の指導に余念がありません。この方が言われる事がなるほど納得でして、「男たちのプログラムはゲームのバリエーションが無さ過ぎる」そうで、「ワンパターンのように戦争やシューティングゲームばっかりだ」との事です。我が国でも同様で、ばっかりのゲームやプログラムを多数覚えが有りますが、DNAに染み付いた本能と呼んで差し支えない事だと思われます。時代劇コミックに「算法少女」という連載があり、紹介される算法は現代数学に比肩してもなんら遜色の無い、江戸時代で開花した我が国の算術指南役を描いたフィクションでして、同じプロセスでも主人公が女性だと柔らかく感じるから不思議です。私は文系末席の身ですので、理数系の方はリスペクトの対象ですが、どちらも必要であることは疑いようがありませんので、言語も数字もどちらも感動できたほうが豊かな人生を送れる気がします。韓国のチャーター便でこれは私が撮りました。

  2012年06月09日

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  雲の切れ間より

  本日は金環日食にジャックされたかのように一色でした。様々な角度から報道され、皆さんも随分詳しくなった事でしょう。同程度の日食はこの先の生涯において見ることはありませんので、4年前の皆既日食と同じく悪天候が本当に恨めしく思われますが、これも宇宙の定めと言い聞かせ、又何か話題が出ると信じましょう。それにしても全国各地で色々な事が行われ、金環食の日としてセットで生涯忘れえぬ日になる人も居たようで、皆さん記念日の過ごし方が随分上手くなりニュースのネタに事欠きません。前回が平安時代との事ですので、かの日とは隔絶した過ごし方になっていますが、何と言っても正確無比な運行予測に助けられています。誤差も含めて何万年も先の事が計算できるようになりました。少しずつ月は地球から離れつつありますので、遠い未来の日食はドーナツのような日食が楽しめるようになりそうです。遠くアメリカの様子も国際中継で伝えていまして、欠けたまま没する太陽が実にドラマチックでした。白夜の日食もあったりするのか存じませんが、実に楽しい天体ショーを堪能しました。ほとんど終わる頃です。

  2012年05月21日

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  ショータイム

  天気は誰のせいでも無いと言うことは分っていても、やはり晴れて欲しいのが金環日食が楽しめそうな2時間です。山口県は08年の皆既日食のとき同様部分日食になりそうです。何とか準備だけはしておいて欠け具合を写したいと思っています。地球上でもかなり限定された場所ですので、世界中から観測と見物に集まっています。ＳＬや飛行機と違って撮影が出来る場所が広範囲ですので、場所取りに苦労する事はありませんが太陽が出なければ何にもなりません。ＦＭ放送の番組で、天照大神の天岩戸の話や、北欧伝説の話しの中にも日食と思われる言い伝えを紹介していました。今でこそ太陽が月の陰に隠れる事で起きる現象だと誰もが知っていますが、古の人類が恐れおののき終わって安堵したであろう事も想像に難くありません。北欧伝説も天照の話も隠れた太陽が出て欲しいために音を鳴らします。人類の本能なのかも知れませんが実に興味深い事象です。我が国の言語である漢字の闇や暗いと言う文字も音が中に有り、真っ暗闇と言うのは光よりも音の存在がより大切なのでしょう。そんな事を考えながら、目やカメラを傷めないように最初で最後の私の金環日食の観測を楽しみます。

  2012年05月20日

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  岩国・航空際

  5月5日のフレンドシップディは凄い人出になると考えて、前日に行われるリハーサルを見に行きました。リハーサルなので少人数と考えたのが甘かった訳でして、9時半到着も既に停める場所を探すだけでも大変で何とか見つけて待つ事しばしで最初にハリアーが上がりました。垂直離着陸が可能な、もの凄い轟音にビックリでした。この次に航空自衛隊のブルーインパルスの曲技飛行になりました。　　　　　　　　　　　　　まー轟音と爆音のジェットの音でした。もの凄く低空を飛びますので格別な一日でした。帰路が混み始める前に帰りましたので撮り損ねた機種もあります。去年が大震災の影響で中止になりましたので、本番の子供の日は、ざっと28万人の観客動員だったそうです。来年も開催されれば是非、前日に行くことにします。

  2012年05月16日

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  テクノロジーで芸術を

  税金がやたらと必要になるこの５月にキャラバンは車検を迎える訳でして、修理の際にあらゆる場所を分解、してもらっていますので、昨日、難なく通して来ましたが、重量税が安くなっていました。キャラバンは４ナンバーですので毎年検査を継続しなければなりません。一昨年までは重量税が￥25200-でしたが、去年が￥20000-になって、今年は￥16400でした。ほとんど話題に登っていませんが、最初の￥25200-がべらぼうに感じます。FM山口の夜のプログラム「AOR」で、パーソナリティのユキ・ラインハートさんが短いニュースを紹介してくれます。本日はオランダの美術館の所蔵品で、長くゴッホの作品ではないかとされていながら、決定的な証拠が無かった油絵をX線で解析したところ、表の絵の下にあった絵がくっきり現れ、晴れてゴッホの作品と認められました。油絵では良くある話でして、カンバスに最初から書くのはむしろ少ないらしく、画家によっては数ｃｍの厚みのある絵も現存します。X線の解析技術も格段に進歩したようで、現れた絵は隠すのがもったいないぐらい見事な作品です。これに気を良くして様々な美術館や蒐集家のオファー待ちのようです。美術史に添わないような絵が見つかったり、あらぬ事から真贋が怪しくなったりしてくる可能性もありますので、素性がハッキリしてより多くの話題づくりのために用いられる事でしょう。下絵を楽しむようなカタログも出てくるかも知れません。油絵を描く芸術家の悪戯とも秘め事とも思える作品です。日本画には縁の無い話に思えますが、近代では油絵はかなりあります。一枚の絵に何種類も描かれているかも知れませんので、デジタル全盛の世ではこの手の話がポンポン出て楽しませてくれると期待します。かなり撮りました。

  2012年05月08日

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  カバーとアレンジ

  この前、車のFMラジオで椎名林檎の「木綿のハンカチーフ」を聴きました。イントロから聴いたので何の曲か分りませんで歌詞を聴いて、私が子供時分の頃のヒット曲だと理解する事ができましたが、実に賑やかで、とりあえず大きく破綻しないのは原曲の確かさなのでしょう。私もこの年になり、概ね大抵の事は受け入れるのにやぶさかではありませんので、原曲の秀逸さと、起承転結ならぬ起承承結な曲にキュンとなりました。都会に憧れ馴染む青年と自然派カントリーガールの破局の話しで、誰にでも分る展開と粘着性の無い清潔感に包まれて、対照的な価値観を実に見事に表現していてアノ時代を代表する一曲です。NHKのラジオ第一放送に島谷ひとみさんがゲストで出演して、お馴染みの童謡をカバーしたアルバムを紹介していました。お隣の広島県の出身だとははじめて知りましてなんだか身近に感じます。このアルバムは実に興味深いアレンジがされていてボサノバ調のふるさとです。FM山口では「つるのうた２」を紹介していまして、シングルベッドを流していました。しゃ乱Qの９４年のヒットでサビの所だけかなり聴いた気がします。前回のアルバムから確実に上達していて実に立派な歌いっぷりです。車でシングルベッドを聴いた限りでは驚くほどバックの演奏が見事でして、プロの仕事ならではの楽器の魅力を存分に奏でてボーカルを引き立てます。特にピアノがすばらしく音が際立ち久しぶりにいい演奏を聴いた気がしました。この人に「木綿のハンカチーフ」を歌って見ると面白そうな気がします。

  2012年03月14日

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  新顔の黒

  2月22日は猫の日なのだそうで、我が家にも2匹いますが、家のストーブの前で日がな一日中寝て過ごす羨ましい存在です。　山口県の二井知事は今年の選挙には出馬せず、3期12年で後進に譲る決意表明をしましたので、俄然、賑やかになっていますが、一期ごとにイベントを手掛け、歴代知事の中でも県債発行の多い知事で、後始末も人任せになりました。　　　　　　何の脈絡もありませんがスーパードライのアサヒから、スピンオフ商品として黒が4月3日から発売なのだそうで予約受付開始です。黒ビールはギネスやエビスなども私はお気に入りでして、同じ銘柄でもコクが上乗せされたような感覚で実にリッチな気分になれます。黒と言えばこれでしょう。実にリッチなテイストで、このビールの後に何を呑んでも発泡酒になります。エビスの黒は一時期入手困難になりましたが、今では通常ルートで入手可能で上質のテイストを味わえます。小さめの250ｍｌです。ゼロドライとしてノンアルコールも有りますが、本物のスーパードライに酷似しているので問題になりましたが、いつの間にか何も言われなくなったようで、その程度なのでしょう。どうも寒い時期にはビールと言っても暑い時ほど有難みがありませんが、日本製のビールは世界的シェアを着々と築き上げています。酒を楽しめるような国でありたいですし、四季を通じて飲んでる気がします。

  2012年02月22日

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  帽子のこと

  日曜日のNHKのFM放送にトーキングウィズ松尾堂がありまして、ゲストを迎えて実に楽しい会話が繰り広げられます。少し前の放送で出石さんと言われる服飾評論家の方が来られて、最近は帽子を被らない方が多く、歴史上稀な時代なのだそうです。言われて見れば確かにそんな感じで、ヘルメット以外全くと言って良いほど被りません。消防団では決まった帽子がありまして被る事が義務化されています。人類の共通概念として頭を守るのが主な目的なのだそうです。番組では帽子の歴史をたどりながら、装飾と帽子の相関関係を分りやすく説明しておられました。女性の帽子は室内でも取る必要が無く、紳士の証として帽子の使い方も説明されていました。その話の中で帽子の種類でボルサリーノというカテゴリーがあるらしく、映画のボルサリーノの如く、渋さの極みが楽しめそうですが、日本人に多く見られる丸顔では全く似合いません。プロゴルファーの片山選手がテンガロンハットを被っていますがそんな感じです。でなんとなくボルサリーノで検索してみましたら、ボルサリーノジャパンという日本総代理店が出まして、あまりの値段に90年代初頭のバブルの頃の気分になりました。それからと言うもの行く先々のあらゆるページに、ボルサリーノジャパンの広告がぶら下がり、クリックを待っていまして、実に鬱陶しくて私に限って言えば広告は逆効果に思えてなりません。まあボルサリーノはともかく、メーカーの表示が無い仕事とは無縁の帽子で、心惹かれるような帽子を見つける楽しみが増えました。

  2012年02月17日

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  昭和のメディア

  パナソニックは昨年度一杯でVHS録画再生機の生産を終了させました。今後はDVDやブルーレイレコーダーが文字通り主役になります。ご存知の通り、パナソニックやビクターのVHS陣営は、ソニーが盟主のベーターとの熾烈な争いに勝ちホームビデオの牙城を築きました。ベータ陣営には東芝もいたりしましたが事実上ソニー一社での消耗戦でした。機械のメディアの中で、パッケージが小さな方が負けたのはこの争いぐらいで、基本的に同じ仕事をこなす電化製品は軽くて小さい方が勝利します。実際、性能もベータの方が間違いなく優れていましたが、メーカーの囲い込みやテープの値段、特許のやり取りなどで、住み分ける事が出来ると踏んだソニーの見込みが甘かったようです。で、ソニーは東芝と共同戦線のような形で、VHSより更に小さなパッケージの８ｍｍを撮影ビデオとリンクさせて挑みます。確かに何も持たないユーザーには訴求力がありましたが、既にVHSでライブラリーを構築してるユーザーにはもう一つ規格が増えただけでした。やがて時代はDVDに移行して行きハードディスクレコーダーも登場しVHSも8mmもアナログメディアは一気に駆逐されました。パッケージは一目瞭然で、VHSのライブラリーをDVDにダビング作業ちゅうにも、巻き戻しの遅さ、記録内容の確認方法など全く勝負になりません。ハードディスクなら増設も思いのままですが、ある日突然前ぶれも無く全く使えなくなるような事態も起きかねません。事実、DVDにダビングした安物のディスクは使え無くなってる物も有ります。テープのメディアは切れたりしても、その場所以外はOKですので、記録メディアとしては安心ですが、増えるとスペース効率が悪くなります。もっとも私の所有するVHSテープの多くはカビが発生してしまい、投棄せざるを得ないゴミに成り果ててしまう物も多くありました。大抵の物はDVD化していますので安心ですが、この世からVHSが無くなるのも実によく理解できます。私の世代はVHS、レーザーディスクやVHD、８ｍｍVTRなど既に廃れたメディアも含め実に多彩なフォーマットで楽しんだ世代です。記録した音楽や映像は不変ですのでこれからの技術革新もその為にあります。

  2012年02月10日

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  快挙

  毎年スイスのローザンヌで行われる国際バレエコンクールで、日本から参加した菅井さんが見事優勝しました。高校2年生の17歳の彼女はブッチギリの成績だったようです。移動中のラジオでは本選に進んだ12人中5人が日本人なのだそうで、ココ最近はアジア勢の奮闘がめざましく、中国や韓国からも出場しています。ローザンヌの決勝は毎年NHKの教育TVで放送されますので今から楽しみです。クラシックとコンテンポラリーと呼ばれる二通りの演技で競われます。全く興味の無い方でも見ると優勝する選手はやはり頭抜けていて、踊って表現する事が実に美しく常人では成し得ないのが直ぐに分ります。目線と指先、脚の運びまで関節の数が違うかのように美しく動きます。今回の菅井さんの評価は素晴らしく文句のつけようが無かったようです。多分、生活の全てをコンクールにかけての日々だったでしょうから、開放感と達成感で、この先の事が全く変って行くのが実感できると思います。世界レベルのプリマドンナの称号を貰ったようなものですし、これから世界中からオファーが来ることでしょう。科学技術だけではなく文化面での活躍も国の風土に根ざしたものです。バレエはTV映像以外では、ほとんど見る機会がありませんので、今年度のローザンヌの模様はじっくり楽しめそうです。いずれボレロなんかも踊ったりしてくれると嬉しいのですが・・・

  2012年02月05日

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  世代交代

  2月に入って冬らしさが本格的になり、厳冬期さながらの様相です。国道も真っ白テカテカですので小さな事故やトラブルが起きています。3月16日からJRのダイヤが改正になりまして、新幹線や寝台特急のお馴染みの車輌が退役します。新幹線はこだまで走っている100系と300系が同時に退役します。最終の総点検が行われ整備担当の方が感極まってインタビューに応じていました。100系は新幹線の0系の系譜そのままの姿の新幹線で、300系は初代「のぞみ」として大量輸送のさきがけになり、こだまとして運用していますが今も16両のフル編成で鉄仮面の風貌が人気です。300系は山陽新幹線でして大阪を中心に走っていまして、いつも良く行く新山口駅の手前で引き返す便が多くあまりお目にかかりません。震災以降、青森から鹿児島まで運行されていて、我が国が誇る国土の大動脈を南北に走りぬけ期待に応えています。現在計画中なのが長崎へ伸びるルートでして、北海道も計画にありますので鹿児島＝北海道間で日帰りが可能になります。もちろん、政治の問題が横たわり、人口急減のカーブとの相談です。今も大雪になれば脆弱な場所があり、かなりの遅れが発生しています。現行のスムーズな運用もあわせて更なる路線拡大もありそうです。100系300系のラストランになればごった返す事は必至ですので、まだ静かなうちに記録に残しておくといたしましょう。新山口駅を通過するドクターイエローです。定刻より30分遅れの500系こだまが30秒遅かったらアウトでした～

  2012年02月02日

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  ステージエンターティメント

  日本列島がすっぽり雪の中に埋まったような降り方でして、ゆっくり南下していますので中国地方も大雪の予報が出ています。我が国には歌舞伎をはじめ能や狂言、人形浄瑠璃に至るまで、レベルの高い舞台芸能が存在し何時の世も娯楽の中心でした。そのステージでも新参ですが不動のポジションが宝塚でして、戦前よりキラ星の如くスターを輩出してきました。私も中継映像ですが機会が有れば見ていますし、それなりに感じる舞台を見る事も良くあります。最近はやってないようですが「忠臣蔵」もあったりします。流石に中途半端が目について挑戦を良しとするステージでした。で、面白そうなのが公演中の「ロバート・キャパ　魂の記録」です。戦中戦後、活躍した戦場カメラマンの草分けの人物で、没後は自身の名を冠した報道写真賞に名前が使われています。この宝塚のステージは圧倒的に女性の楽しむ世界と言って良いほどで、男で舞台芸術の宝塚と言うくくりが無ければ敷居が高い気がします。とはいえ何を誰が演じようが大きなお世話ですし、一流エンターティメントとして劇団四季と同じ感覚で楽しみます。なんと言っても男役が花形スターのお約束でして、スーツ姿もなんであんなにカッコ良いんだろと思うような男ぶりに感心します。ですので、キャパも実物とはかけ離れたハンサムぶりです。個人的には戦場カメラマン・ジャーナリストと言うのは憧れます。小学生の頃、ベトナム戦争の資料が溢れていて、日本人のカメラマンやジャーナリストの活躍を見聞きしていました。今の年齢では各方面に迷惑を掛けるだけですのでおとなしくするとしても、従来の命がけのような潜入取材は最近ではほとんど無いらしく、軍が用意した車輌で案内されツアーのような感じで写真を撮って取材する感じです。キャパの時代ではありえない高性能な撮影機材があっても、報道写真の本質とは全く関係ありませんので、この仕事は無くなりません。エンターティメントを楽しむには余計なバイアスが掛かるような話になりました。

  2012年02月01日

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  同床異夢か

  山口県に医療機器メーカーのテルモが工場を作る事になりまして、かなりな規模になりそうで知事は大喜びで調印していました。県内に営業所を持たない企業の工場進出は始めてなのだそうで、テルモの考えは図りかねますが、将来に身軽なポジション確保かも知れません。いずれにしても県にとっては又とないよい事ですので、後々、テルモが山口県を重要拠点に展開してくれるように願うしかありません。で、このテルモとソニー、フジフィルムの3社で、オリンパスとの提携を模索しています。ニュースの大筋ではソニーとフジとの提携が有力視されていまして、資本も最大30％の株式参加との事でして、ソニーの本気度が分ります。この3社に共通しているのが医療部門のキーパーソンだという事です。テルモは言うに及びませんで、オリンパスの有力株主の一社でもあり、フジも内視鏡ではオリンパスのライバルで、医療機器でも大手に挙げられます。2社と比べるとソニーは切り込みたくて仕方が無い新参者です。なんと言っても広告での価格競争をしなくて良い業界ですし、これからの成長分野と言っても差し支えありません。何しろオリンパスの内視鏡のシェアは世界規模で70％ですので、この技術とマーケットを欲しがらない方が間違っています。ソニーのやる気を表しているのがカメラ部門の技術交流も示唆されていて、オリンパスのデジタルカメラの撮像センサーは、ペンタックス、ニコンと同じく自社生産出来ませんでパナソニックから買っています。ニコンやペンタックスはほとんどがソニー製か自社注文のカスタムです。このパナソニックが意地悪でして、お下がりのセンサーしか売ってくれません。協業の関係でありながら最新型を提供してくれたことはありませんで、価格は分りませんが、性能もソニーの後塵を拝するような始末でして、オリンパスは仕方なく画像処理技術を鍛えて一定水準を保ってきました。何しろ切手ぐらいの面積に1200万以上の素子を並べ全てに配線を繋ぐ技術で、設備投資も100億から500億程度は見込んでの産業技術です。ですので数が捌けなければ大赤字ですので、おいそれと手を出せない分野です。交流が実現すればソニーにとっても魅力的な技術がありますので、かなり理想的な技術交流になるでしょうし、お互いのインセンティブも思いのままです。簡単な話ではありませんし、母屋を取られまいと防衛一方でも前進できませんので、母屋の建て直しに資金提供された分はキッチリ協力するのが大人でしょう。個人的には事実上世界一の性能を誇るセンサーを是非作って頂きたく願っています。翼が長くよくしなっているのが見て取れます。

  2012年01月30日

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  新旧・時間軸

  旧正月の喧騒で中国は人口の大移動でして、その様子は衰えを知らず国勢を感じざるを得ません。永六輔氏が年賀状を旧暦の元旦に送ろうとラジオ番組で投げかけて、そこそこ評判も良かった気がしましたが、番組の放送が地元ラジオ局KRYが放送枠を持たなくなり残念でなりません。何しろ４０年以上、１２０００回越えのギネスを伺う長寿番組なのですが、永さん自身が高齢で喋っていても聞き取りにくくて中々大変です。なので旧暦の事はすっかり忘れていたのですが、NHKラジオで旧暦、年賀状の事を話されていまして、立春までに出せば良いのだそうで、葉書の抽選結果を見て、当選した葉書を送ると言う投書もあり、なんとも粋で情緒のにじむ話でした。二十四節気は旧暦で大の月が無く農作業に則した進行です。今年は秋分の日が１１６年ぶりに９月２２日になるそうで、２３日で何の疑問も持たず昼夜の長さが同じ日として受け入れていました。うるう年に１１６年ぶりの天文の帳尻あわせが行われるのも面白く、その事をとっくの昔に計算されて人間の都合と宇宙の運行を揃える偉大な仕事です。秋分の日の頃はオリンピックも終わり大統領選が白熱している頃です。文系の凡人としては天変地異が起きない事だけを祈るだけしか出来ません。

  2012年01月24日

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  アナログのために

  日本将棋連盟の理事長の米長さんが、将棋のコンピュータープログラムと対戦して負けたようです。プログラムはボンクラーズという人を食った名前のプログラムです。引退したとは言え簡単に勝てる相手ではないはずですので、将棋プログラムの実戦能力の向上はめざましいようです。今時の音楽鑑賞のトレンドは、USB端子からデジタル情報をアナログに変換させる方法が、勢い良く普及しているようで、シリコンメモリーの進化に驚きます。それとは少し毛色の違う製品がティアックから発売になります。AD-RW900が型番で、見た目はCD-カセットレコーダーですが、中身はUSB端子を介したデーターのやり取りを縦横可能にしました。アナログの王様のようなカセットにデジタル音源をコンバートできる訳です。ですのでノイズフリーの滅菌されたような音源で再生できます。もちろんそれが気に入らないと言うマニアの方もいらっしゃるとして、大切な事は分っていますが表現が難しいので先に進むとして、デジタルの簡便さは後戻り不可能ですので、こういった製品は発売時が天井でドンドン値段が下がる宿命です。ですのでメーカーの性能追求は限りがありませんで、コストの削減とスペックアップに明け暮れてくたびれます。仕方のない事ですが、お陰で驚くような高性能が低価格で入手できます。瑣末な事はさておき、音楽はアナログ音源がほとんどで、楽しむ方法はデジタルで加速し広がりは止まりません。もう２０年以上経っています。

  2012年01月14日

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  琥珀の誘惑

  寒いはずでしてドンドン雪が積もりまして、年明け一月に相応しい山口県の山間部になっています。日経新聞の記事に国産ウイスキーの新興国の富裕層に売れてるそうです。 　　サントリーやニッカといった我が国が世界に誇る偉大なウィスキーメーカーの名だたる高級品が売れまくっているようで、これからCMなどを本格的に展開して拡販に繋げる目論みです。多分、富裕層の方々はウィスキーは言うに及ばず、ビンテージワインやコニャック、シャンパンなども残らず物色済みでしょう。この事は９０年代に日本人が行った事とほぼ一緒であり、相手にとってもアジア人というくくりで違うという感覚はないかも知れません。願わくば新興国の中で自国でウィスキーを作り、その国の風土の中で熟成させ、オリジナルのウィスキーを作って欲しい気がします。悠久の歴史に酒が溶け込み、オリジナルの酒文化の愉悦を味わって欲しいのです。豊かになると質を求めて買い物をするのは何処の国でも同じなようですが、世界に通用する物を作るという感覚は国民性に拠る所が多く、サントリーもニッカも世界水準に達するための努力は並々ならぬ道のりでした。今では本場スコッチを相手にして世界の冠たる賞を手中に収めてきました。などど思っていると飲みたくなって来ましたので、妙なる時の証である琥珀の誘惑にことのほか弱い私です。富裕層では全くありませんが、国産のモルトを次に選んでしまいそうです。

  2012年01月04日

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  変らないもの

  土曜日で２０１１年も終わって次のうさぎ年は還暦です。１２年前と同じ年月としても、スピード感は全く違います。ですので次のうさぎ年に震災の年として思い出す事でしょう。BS冬休みアニメの放送をダビングしなければなりませんで、私のDVDレコーダーはダビングするとHDからデーターが消去されます。ですので失敗は許されませんが何とか無事にダビングできました。で、今回のアニメのラインナップは懐かしいものばかりで、「ニルスの不思議な冒険」「母を訪ねて三千里」「フランダースの犬」でして、TV放映版を映画として再構成されていまして、オープニングもエンディングもTVで見た内容と違っていました。この類のアニメーションは大人になって見るとかなり悲しくて、実に心に重たく子供の感覚で眺める事が出来ません。子供の頃には気が付かなかったアニメ製作者の作りこみも理解できて、より深く物語の秀逸さに深く感動できるわけです。アニメーションは我が国が誇る文化の一つであり、歌舞伎や文楽、能といった芸術の国で生まれ育った背景があり、良質のエンターティメントとしてこれからも大切にしたい分野です。カルピス子供劇場で見ていた頃はハイビジョンもVTRもありませんでした。豊かになったはずですが、キチンと伝わらなかった事も在った様に感じます。様々な思いが交差しながら私の４回目のうさぎ年が終わりになります。

  2011年12月31日

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  百薬の長

  まだ、完全復調とは行きませんが酒量が増えつつあります。とは言え毎月の小口金融の寄り合いが主な酒席でして、治療前のような飲み方はほとんどしていません。どうも酒を取り巻く環境が離れて行った気がします。何しろ通風の予備軍で尿酸値はレッドゾーンですので、プリン体を豊富に含むビールから遠ざかることが主な原因で、焼酎やウイスキー、ジンなどの蒸留酒にシフトせざるを得ません。もちろん無理に飲む必要もありませんが、性分としてアルコールは好きでして、句読点のように楽しみたいと考えています。ワインや清酒、ビールといった醸造酒はプリン体のオンパレードですし、ウイスキーはもちろん中心ですが、今までスルーしてきたウォッカに興味が出てきまして、スピリッツとウォッカを選んで楽しみたいと思っています。コストパフォーマンスは抜群で、量を飲まない私としては１本で非常に長く楽しめそうです。ストレートよりも色々なモノを試して見たいと思っています。少し前にインドで密造酒の事故で１４０人ぐらい犠牲になっていました。哀れと言う外ありませんしメチルアルコールはロケット燃料の親戚です。ロシアでは毎年ガソリンを希釈したような酒が出回り、ニュースになります。来年辺りからは酒税もこのままだとは思えませんので、消費税も上がればビールや発泡酒を的に増税があるかも知れません。古今東西、酒と税金はワンセットのような存在ですので、酔いがさめるような・気持ちに水を差すような増税も考えられます。それでもメーカーや技術者は更なる道を開拓し、味と値段の永遠のテーマと格闘が続きますので期待しましょう。ブドウだけで作ったスーパープレミアムウォッカです。

  2011年12月27日

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  探求は加速する

  この週末からはいよいよ冬本番になりそうで、油断のならない厳しい季節を乗り越えなければなりません。毎年のことなんですが、段々キツク感じる日々です。流星群を見ようにも寒さに耐え切れずにあきらめまして、興味は新聞各紙のヒッグス粒子の発見なるかの報道に移ります。早くから存在は予想されていたのですが、全く捉えられていませんで、世界中の研究機関の旬の素粒子です。素粒子と言えばニュートリノでして、ニュートリノ検出にまつわる機器の開発、製造元の話が春秋に載っていました。ノーベル賞の黒子なるかとして紹介されています。全く人の目には見えないものを見るための物を作っています。我が国ならではのテレビの技術なのだそうですが、液晶に慣れてきた今となってはブラウン管の技術はアナログの極みに感じますが、目に見えないものを捉えるには現時点で最高の技術のようです。理論の通り、ヒッグス粒子が想いのままになるとは思いませんが、科学の飽くなき探求は更なる疑問を導く事でしょう。地球型惑星の発見など宇宙に関するトピックスは増えるばかりです。光のスピードを上回る素粒子の話も完結していませんので、今回のヒッグス粒子の何が画期的なのかも含めて、ＮＨＫのドキュメンタリーなどで分りやすく楽しく説明してもらえる日を待ちます。

  2011年12月15日

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  選定迫る

  予算編成真っ只中でして、この困窮極まる国にあって、航空自衛隊の次期主力戦闘機の選定が差し迫っています。日経などでは、既にF35を買い入れると載っていましたが、正式には決定していませんで、もう少し掛かりそうです。何しろ高い買い物ですし、借金大国には過ぎた買い物です。特に話題に上がってるF35などは開発途中で、開発費用を散々積み上げた挙句イスラエルが半値以下で買ったりしますので、アメリカの言いなりになるのは止めて頂きたく思いますが、同盟関係を鑑みて最終的に決まりそうで、してやられそうです。対向機種はユーロファイターでその名の通りユーロ加盟国の飛行機です。この飛行機はF35のように何もかも秘密と言った事は無く、参考にして国産化することも構わないと言う太っ腹な戦闘機です。個人的には、この程度のモノは１００％国産で作りたいものですが、アメリカの意向に逆らうのが最も苦手ですので踏み切れません。航空機は機械産業の中でも国を上げて行っていくべき産業です。しかしながら、戦闘機は武器輸出しませんので全く儲かりませんし、役に立つ時は笑って居られませんので国にとって必要不可欠な無駄なのです。隣国に調子に乗ってやりたい放題の国が存在したりしますので、突っ張るための道具は必要ですので国産が叶うのなら誠に結構ですが、アメリカとの同盟関係に波立つとなれば困るのでしょうが、ぼったくりの飛行機を押し付けて更に注文をつけるとなると面白くもありませんが、現在の力関係と近隣諸国の目配りの両面で行うのでしょう。F35は余りに高額ですので退役予定のF4と同じ数を揃えると厳しいので、支える部分でユーロファイターもあるのかも知れません。なんにせよ純国産の考え方が後退したのは残念でなりません。

  2011年12月13日

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  ベストバイなるもの

  趣味の月刊誌の多くの年末号はベストバイという記事がよく出ます。何を買ったら良いのか、多くの評論家・専門家によって決められますので、一頃、問題になったカー・オブ・ザ・イヤーの選考を巡っての買収工作など、企業にとってみれば選考結果は天と地の開きが有るとされたものですが、それほど大げさに考えなくなったのも今時の風潮かも知れません。カー・オブ・ザ・イヤーほどメジャーではないのですが、昔から、ステレオサウンド誌は欠かさずチェックを入れています。その選考委員の多くが高齢者ばかりでして、この数年でかなりの数の評論家が鬼籍に入りました。仕方の無い事であり、業界の新陳代謝と捉えるほかありませんが、一愛好家の立場からしても厚顔不遜の輩がいまして、推薦する機材は車並みの価格ばかりで、元祖オタクの方々です。10年前ぐらいからはネットの評判が存在感を見せてきて、対照的に趣味の雑誌が事実上廃刊のような窮状になりつつあります。これも考えようによってはベストバイのような捉え方と言え、市場原理として雑誌の役目が情報のベストでは無いと判断された訳です。販売側としても広告費用に比べてHPはもの凄くパフォーマンスが高く、広告で成り立つ雑誌は展開に窮しているのが現状のようで、昔のようなもたれあいが出来てるうちは良かったのですが、ドンドン余裕が無くなってきていることは実感できます。オーディオやカメラ・バイクや自動車のような趣味性の嗜好品は、常に消費者のマインドを満たさない限り捨てられる存在であり、高性能、低価格は当たり前で更に多くの付加価値を求められます。ブランド力に胡坐をかいては滑り落ちる事になりますし、開発費用にも限度がありますので、会社の都合のすり合わせです。デジタルが主流になってからは旧型になった時点でゼロ勘定ですし、安くて高性能が競争を加速させ、カスタマーサービスで磨り減ります。趣味は本来、ゆったりと楽しむ事が目的なのですが、次のモデルの改良点や技術革新などデジタルは緩む事が出来ません。楽しみはアナログで楽しむ道具はデジタルでという感じです。

  2011年12月10日

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  ジュエリーなお酒

  日経新聞に一ページを使った広告がよくあります。ほとんど一般大衆には生活の交点にならないような商品ばかりでして、世界の超一流の名に相応しい物の広告が載っています。わりと多いのが時計でして、先日もブレゲの時計が載っていました。このメーカーでいかがでしょうといえば200万円の物が多く、ロレックスとは一線を画す気品と風格に溢れた時計なのです。その前に目をとめたのがお酒のボンベイサファイアの超高級品です。通常の物は実にリーズナブルなジンでして実に綺麗なボトルなのです。ボンベイ　サファイアでしてプレミアムでも驚くような値段はしませんが、日経の一ページ広告の250年記念のプレミアムは凄まじく、私が知る限りでは25万円はジンの最高価格だと思われます。全世界500本限定で日本には50本が輸入されます。サイトの説明にも有りますがボトルがガラスの宝石のようなものでして、サファイアの名に相応しいプロダクトであり、まさにプレミアムです。興味がある方は飲ませてくれるお店も載っていますので、ワンショット幾らになるのか分りませんが、是非お試し下さい。飲んでカラになったボトルも只の空き瓶では芸がありませんので、非常に贅沢なボトルシップを入れて帆を張れば存在感が抜群になりそうです。単なるアルコールではなく250年の文化と栄光を誇る存在です。

  2011年12月06日

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  想像の限り

  この週末は荒れ模様になりまして、寒さが加われば本格的に冬の天気になりそうです。悪天候のお陰で流星群は見ることが出来ませんでしたが、寒ささえ我慢できれば、晴れた冬の夜空は実に素晴らしい眺めです。太陽系、最大の惑星である木星の代表的な４つの衛星の一つ、エウロパに巨大な塩水がありそうだとニュースに載っていました。この話は随分前からありまして、太陽系で地球以外の生命体の可能性を唯一望める場所なのです。何しろ途方もない遠方でして、探査衛星などの画像解析での想像ですが、かなり信憑性のある信じても良い結果なのでしょう。もっとも、生命体は想いっきり希望的なゼロではない可能性の話です。ガリレオが見つけた、イオ、カリスト、ガニメデ、エウロパは木星の別名ジュピターが神を意味するので、随伴する愛人たちの名前が付いていましてエウロパは４番目に大きな衛星です。生命が居ても居なくても地球にとって格別変化はありませんし、人類が到達する事も私の存命中には無いと思われます。とは言え彼方の天体に想いをはせ、観測する事の楽しさは、ガリレオの頃より変っていませんし想像力は減っていません。今尚、宇宙は消滅と誕生を繰り返す未知のゆりかごです。未知であるゆえ想像した者勝ちであり、想像の根拠を上手に示せた者が宇宙のフィールドで名を上げます。既知よりも圧倒的に未知が支配する永遠の広さと時間の空間です。この先も色々な発見を楽しませてもらえそうです。

  2011年11月18日

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  解禁の季節

  ２０年前のバカ騒ぎのころに比べれば、ボジョレー・ヌーボの解禁も静かになりまして、この位が１番まともに楽しめる雰囲気に感じます。思えば随分安くなったもので、￥500のものまでありますから、プレミアムなミネラルウォーターと価格帯は拮抗します。何しろ、痛風発作の危険を抱えてる身にはビール同様禁物です。禁物ですが呑む機会があれば呑んでしまいそうな程度の話です。安く売れる要因に容器がペットボトルだったり紙のパックもあるようです。ペットボトルは置いておくにしても紙は幾らなんでもと思ってしまいます。いわゆるエコパックのような捉え方なのでしょうし、エンジンオイルの入れ物も当たり前になりつつありますし、こうした傾向は進む事はあっても後退することは考えにくく、行政の規制の範囲内でローコストの物が好まれます。清酒や焼酎も当たり前のように紙パックがありますので、ビールなどの発泡性の酒は紙パックは無理ですので味以外で減らせるコストはドンドン減らして行くようです。肝心の味も毎年恒例のような評価でして、値段を考えれば多大な望みが間違っている気がします。元々、テーブルワインですので気持ちよく飲んで食べるための存在です。解禁ではありませんが清酒は出来上がると蔵元の軒先に杉玉が吊るされます。お酒は何処の国にとっても生活の句読点のような存在ですので、使用方法と容量をキチンと守ってランチキ騒ぎを楽しみましょう。

  2011年11月17日

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  孤高・垂涎

  暖かい日が続いた事もあり紅葉が今ひとつでして、紅葉の名所も既に紅葉祭りが終わってしまい、タイミングを外しました。そうは言ってもいずれ寒くなり紅葉するのは間違いありません。あのサントリーからシングルモルトウィスキー山崎の、ビンテージ50年の限定（当たり前か）品が発売され即完売しました。150本限定で、￥100万也の値段です。記事にもありましたが、ワンショット10万円の超高級酒です。50年は流石にありませんでした。オーソドックスな12年ですが山崎といえばこのビンテージです。他にも10年と18年がレギュラーで30年で10万円の物も有りました。もちろん私も大好きでして、本当にたま～に買っています。50年物は2度目でして5年前と値段も一緒です。発表と同時に売れましたが、まだ封を切っていない物も有ると思います。ハイボールにしたつわものも居たかも知れません。肝臓治療が終わりましたが、かなり酒に弱くなってしまいまして、更に、痛風のリスクと隣り合わせですので、プリン体を多く含むビールやワイン清酒と言った醸造酒はご法度です。蒸留酒はいきなりプリン体が減りますが、アルコール度数が高い物が多く弱くなった体には、少ない量で楽しむため、中々減りませんで、醸造酒に比べれば酸化し難い蒸留酒はうってつけです。もちろん飲まないに越した事はないのでしょうが、治療が終われば飲むと決めていましたし、お付き合いで飲む機会が減る事もありません。ですので、量ではなく楽しみの長さと深さのためには、私にとって蒸留酒は実にピッタリで気持ちよく酔える酒なのです。

  2011年11月11日

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  ボレロな話

  田舎の良いところとして夜空の美しさが絶品でして、単純に星の数が違いまして天の川が実に濃く見事に流れています。しかし、星が綺麗な次の日はズドンと冷え込みます。日経新聞文化面の右側インフォメーションの欄に、現代バレエの第一人者シルヴィ・ギエムが来日するとありました。福島と岩手へ被災地への慰問のためですが、０５年に封印したボレロを踊るのだそうです。もちろん封印前のものです。 もの凄いことなのでして、このボレロを世界レベルに押し上げた、親日家の振付師の故モーリスペジャールも同様の思いに違いないと添えてありました。０７年に亡くなっていてその際には私もブログに書いた覚えがあります。このボレロはペジャール以外にも存在しますが、円形舞踏場で周りを取り囲み主役が踊る様はペジャールの真骨頂です。ですのでペジャール以降、他のボレロはなりを潜めた感があります。以来、ボレロは舞踏家にとって一種の試金石のような存在で、この曲、ペジャールの振り付けで有名、新人、様々なダンサーが踊ります。ですので伝説になった舞台も存在し、スタッフも緊張の極みで参加します。マイヤ・プリセツカヤです。この２０世紀を代表するバレエの名手も魅せられます。生前のペジャールは舞踏は言葉が通じなくても分かり合えると言いました。完全に理解が出来たとは言いませんが、祈りのような思いは感じます。ギエム女史が被災地で鎮魂と復興を願い踊る舞台がもう直ぐやってきます。

  2011年10月25日

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  仕事・クリエィティブ

  ＰＴＡ会長さんのお誘いで萩市小中ＰＴＡの研修会に行ってきました。実に有意義な研修会でして眠気と闘う必要がありませんでして、昨今の教育環境を巡る興味深い話は又、後日に致します。中国新聞の中ほど１ページに２０１１年新聞広告クリエーティブコンテストの発表がありました。優秀賞の作品が素晴らしく私はすっかり魅せられました。きび団子のため、だけじゃない。と言うコメントと凛々しい桃印ハチマキ姿の犬・猿・雉の姿にやられました。コピーの「仕事には誰かを幸せにする力がある」もそうだねと言いたくなります。被災地や原発事故現場で懸命に働く方々にも重なる想いを覚えます。絵本の話もこうやって考えると実に見事な我が国の一面を見せてくれます。ハチマキは腹をくくるような決意を表現する時は後ろに結び、祭りや祝い事は前で結びますので日本ならではの団結の証になります。ちなみに時代劇などで殿様が病に伏せる時は横に結んでいたりします。今年の新聞広告クリエーティブコンテストは大収穫で珠玉の名作ぞろいです。是非とも上記リンクから楽しんでください。コピー賞の「人生を棒に振るような仕事につきたい」と言うのもやられました。ネガティブな表現を逆手にとった見事なコピーと言えるでしょう。ともあれクリエーター諸氏の感性、美意識には驚き、感心させられました。イラスト、写真、文字表現、実に見事で日本語が楽しく深く感じられました。

  2011年10月22日

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  干支に願いを

  リビアでの独裁者が葬られ新たな国家建設が始る事をアナウンスする、国際社会の重要人物の記者会見発表で、オバマ大統領のスピーチは、デモクラシーだけ聞き取れまして、キャメロン首相になると聞き取れる言葉が増え、潘基文（パン・ギムン）国連事務総長のカタコト英語は実に良く分りました。リビアと並んで心配なのはタイの洪水被害です。溢れた水を乾いたアフリカの大地に送ることは出来ないかと思ってしまいます。新聞記事にタイの洪水被害の報道のほとんどは日系企業のことばかりで、被害者も大勢出ている現地の住民感情を無視して、自分たちの事ばかり気がかりなのは随分勝手な感覚だとありました。確かにその通りでして、反省しなければなりませんが、震災からの復旧もままならない状態で、国も人も余裕が無くなりました。この呪われたような卯年もあと２ヵ月になってしまいました。で気分を変えてサントリーから例年通り干支のボトル辰の意匠で発売です。オールドはパッケージで、ロイヤルはボトルを辰の意匠で。見ているだけで縁起の良さそうな物もあります。人知の及ばない事には謙虚に祈るほか無さそうですが、四季の恵みに感謝し卯年を送り平穏な辰年を願う季節になりました。

  2011年10月21日

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  絵師なる存在

  長きに渡ったリビア情勢は旧独裁者の終焉でピリオドになりました。ですが、国中にばら撒かれた武器・火器の回収は簡単では無いはずで、新しい国造りに水をさすような事になれば犠牲者が増えるばかりですので、内戦の愚行だけには陥らないように国際協調が望まれます。少し前に書きました、日経新聞文化面の連載小説「等伯」の、狩野派の絵師永徳との襖絵の競作は狩野派の弟子と父親の松栄、信春（等伯）の息子久蔵とで票入れの結果、引き分けとなりまして、身内に裏切られた想いでブチ切れの永徳が自らの絵を切るという結末でした。切られた絵が可哀相だと涙ながらに久蔵が言い、信春は、久蔵はひょっとしたら永徳に票を投じたのではと感じたと言うくだりが見事で、そうなのか、そうでは無いのかは今のところわかりませんが、競作の後、永徳は信春に久蔵に仕事を手伝って欲しいと頼みに来、久蔵も迷い無く参じて、狩野派の中で頭角を現すような展開になりました。秀吉が聚楽第を建て、その襖絵の一切を狩野派が引き受けて行っています。永徳は信春を疎んじても息子の久蔵は可愛がるというのがいかにもで、展開として絵師の業に焼かれるような筋書きがあるのかと邪推してしまいます。本能寺が終わり、秀吉の桃山文化も延々と続く狩野派の圧倒的な存在に、一石を投じるような等伯の存在は人気が有り、時代を通じてファンが多く存在します。今も重要文化財の多くに等伯の絵が存在感を存分に魅せます。ダヴィンチにインスパイアされたという絵がどの様なものか分りませんが、小説の中で繰り広げられる絵の描写にはその気になってリッチな気分になれます。何処かの展覧会で見る機会があれば是非、至福の時間に浸りたい気がします。我が国は不景気の真っ只中ですが、内戦や動乱とは無縁です。古より美しく優れた存在を希求し社会構造に取り込むことが出来た国です。景気の回復は困難かも知れませんが人心の乱れが及ばない事を願うばかりです。

  2011年10月20日

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  風土なのか

  山口国体が終わって、山口大会が始りました。オリンピックでいう所のパラリンピックになる大会です。大会マスコットも引き続き車椅子のちょるるが務めます。選手並びに関係者の方々には良い思いでの大会になる事を願っています。寒くなってきましたが選手の方々には全く関係ないみたいです。日経新聞の編集欄に円周率の演算が１０兆桁を越えた事をトピックしていました。それも大学や企業ではなく個人の自作のパソコンでの記録です。文系末席の私としましては、凄いという月並みな感想になりますが、世界中で休む事無く生産性に影響しない計算が繰り返されているのでしょう。良い事なのは分かっていますし、終止符が打たれる事は無さそうですので、神が与えたもうた楽しむべき試練なのでしょう。当たり前ですが内戦や飢餓が心配される国では考えられません。この事はとても重要で、１０兆桁が産業にも文化にもほとんど影響しません。誰もが分っている事ですが、人類の英知のなせる技と言う事も承知しています。鬼平犯科帳がメインの月刊時代劇コミックがあり、その中の作品に「算法少女」がありまして日本の数学の大家、関孝和の流れの私塾との算法試合などに乗せて詳しく解説されています。この数学という存在が面白いと感じる人には堪えられないみたいで、人類最後の難関と言われるリーマン予想に世界中が注視しています。ノーベル賞に数学部門があれば我が国は５個は取っていると、国家の品格の著者、藤原正彦氏は解説番組内で紹介していました。円周率は素数と並んで永遠にそびえ立つ孤高の存在で、概ね３だと言う文系の落しどころを認めない美しさを希求します。この先も終わる事無く人類が存続する限り続けられる作業なのでして、頻繁に有る話ではありませんが、この国の風土として大切な価値観です。

  2011年10月18日

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  企業と文化

  男と言うと不思議なまでに持ち物のメーカーに肩入れする事が多く、最近では趣味に入れ込む世代が遠く古くなりつつあるので、私のような世代かと比較して企業との距離が開いた気がします。ネットのニュースのトップ項目ですので既にご存知の方も多いと思いますが、あのオリンパスで社長交代劇が行われました。株価がドカンと下がってやられ放題、いわれ放題です。私が使ってるカメラメーカーと言うだけで株主でも何でも無いのですが、やはり気になりますし、放り出された社長よりも今後の製品展開が気になります。オリンパスと言う企業は内視鏡の世界的なシェアをもっていて、医療機器メーカーとしては押しも押されぬトップメーカーです。この分野でも既にFujiはライバルであり、最近、この医療機器部門にキヤノンやソニーが参入を表明しました。オリンパスとしては心中穏やかで無いことは当然で、世界的な映像メーカーの乱立になりそうですが、医療機器ですので、景気に左右される事は少なく、通販とは無関係ですし、どちらかと言えば景気よりも医療機関への食い込みが全てのような産業です。少し前に胃カメラのパイオニアとしてのヒストリードラマも有りました。世界初の偉業でありプロジェクトXでも放映されていました。顕微鏡のメーカーとしても有名なメーカーですが、いかんせん一般的な商品ではありませんし、趣味とは遠い存在です。ですのでカメラですが、デジタルになって久しく厳しい環境が続いています。この先も、まず楽にはならないでしょうが、何とか看板を守って映像産業の雄としてドキドキするカメラを期待します。色々言われながらも気に入って使っているユーザーも大勢居ますので、値段や機能もさることながら、持っていて使って楽しい物を期待します。

  2011年10月14日

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  漢字の受難

  最近のワールドニュースのトップ項目からリビアのニュースが消えました。カダフィ大佐の消息がまったく分らない状態でリビアに終息が訪れません。BS-1のニュースの特集コーナーで、漢字が日本語を滅ぼすと題して漢字の複雑さと多さにクレームを付けた話でした。ザックリ言いますと日本語のグローバル化を漢字が阻害していると言う内容で、述べてる方は外国人ではなく日本人の大学教授のお話です。言い換えれば日本語を使うに当たって漢字の存在が高いハードルなのだそうです。英語など多言語が母国語で日本語を流暢に話す方々も増える一方ですが、こと、漢字の読み書きとなるといきなり激減してしまうのが現状なのだそうです。にも関わらず日本人は漢字が大好きで世界への門戸を閉ざしていると言うのです。なるほど、そういった角度で見れば全くそのとおりですので、反論の余地はありません、が、漢字のビジュアル的な便利さはアルファベットが及ぶ所ではなく、言語として全く違うツールですのでそもそも同レベルで論じては間違えるのですが、アングロサクソンの文化圏は自分たちが劣っていたり間違うという事は、最初から思考回路に組み入れていませんので不得意な物は間違っているとなります。そういった事から社内公用語を英語にすると言う企業が出てくるのも道理なのでしょう。国際会議でも日本語は全く使われないと嘆いておられましたが、文法も違う訳であり書を楽しむ鑑賞するという文化の底流まで違う訳ですので、漢字を廃しひらがなだけにした所で革命的にグローバル化になるはずもありませんで、こういった事は産業技術や工業体形とは異なるものですので、一義的に捉えたり判断すること自体が間違う元になると考えます。中国から輸入して日本の文化で磨かれてきた漢字ですが、韓国では一度廃止の方向に向かい、若い世代は全く漢字に縁が無いそうです。とは言え他国の言語を学んだり使うとしても漢字が障害になるとは思えません。漢字を捨てるほどグローバル化が素晴らしいものだとは思えませんので、より使いやすく覚えやすい方向に舵を切るのは賛成です。英語に関してはツールとして優れているのは認めるところでして、最近見つけたユーチューブの映画の一場面で、言語は韓国語でサッパリ分りませんが、英語の字幕が出ることで所々の意味を理解することが出来ます。日本で資格を取る際に漢字に阻まれると言うことなどは漢字が悪いのではなく、試験問題や受検の仕組みをグローバル化することの方が重大だと反省するべきで、我が国で生活することでゆくゆくは漢字の面白さも理解してもらえると嬉しいのですが。

  2011年10月13日

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  言葉のアーティスト

  晴天に恵まれたお陰で気持ちよく秋祭りが終わりました。何とか初体験の巫女の役目も済ませ一安心でした。ノーベル賞の経済学賞が発表され、今年度のノーベル賞は全て決まりました。今年は日本人の受賞者が居ませんで少々寂しい気がしますが、中々ドラマチックな受賞年度になりまして、色々耳目を集めました。日本人では今もって女性の受賞者が居ませんので、個人的には初の女性の受賞者誕生に期待しています。アカデミー賞のようにノミネートされて、その中からと言う事ではありませんので、噂の段階で上がってくる名前や団体に一喜一憂する事になりそうです。日本人の名前も噂された文学賞にスウェーデンの詩人の方が選ばれました。この詩人という存在に、文化の深さとして脱帽ですが、我が国にも古来より偉人として名を連ねる詩人も少なくありませんが、ほとんどの方は一般社会とは距離を取った生活スタイルになり、おしなべて不遇のうちに生涯を終え、死後に絶賛されるパターンです。ですので生存中の人物にのみ与えられるノーベル賞は、詩人として暮らしてゆける社会体制も評価された結果とも言えます。例えるなら家族や身内を紹介したり、誰かに聞かれたとして、胸を張って詩人と言えるかと考えれば想像しやすいでしょう。レオ・レオニ氏の傑作絵本に「フレデリック」と言う本がありまして、ネズミのフレデリックが全く仕事をせずに、冬を迎えたネズミの住処で、肩身の狭い思いをすること無くキチンと暮らしていて、長い冬の暮らしの中でネズミたちが煮詰まってしまった時に、自らの特技として見事な言葉で夢と希望と自然を美しく想像させてくれる話です。なんだか蟻とキリギリスとの対照的な話しですが、一見怠け者の主人公「フレデリック」の詩人としての才能もさることながら、友人など周囲の思いやりがあって初めて存在が可能なのでして、作品は子供に読み聞かせる絵本なのですが、現代社会とコミュニティのあり方としても非常に意義深く、拝金主義の感覚からは出てこない、とても大切な事だと感じます。この先の社会情勢からすれば、生産性が客観視できない仕事は本当に厳しい時代になると予想できます。困難な時代の社会にとって、受容と許容が無くなる事が本当の恐怖に感じます。今までのリンク先が使い物にならないので別のリンク先にしました。

  2011年10月10日

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  今回のディアゴスティーニ

  最近の稲刈り後の風景は刈った稲を逆さまにつるして、はぜ干しと呼ばれる方法の眺めを目にします。一時、全滅したかと思っていましたが最近ではプレミアムの対象でして、一手間掛けて美味しくなる昔からのやり方が本格的に復活したようです。創刊号だけのCMでお馴染みの、あのディアゴスティーニから、新シリーズがバレエのDVDコレクションなんだそうでしてそういえば今まで無かったのが不思議に思える気がします。バレエはステージエンターティメントとの頂点のような存在で、クラッシックの名曲と合わせて長きにわたり美しさを極めてきました。今回のシリーズは主にクラシックの定番を紹介するシリーズで、DVDコレクションの名に恥じない内容なので、創刊号のみ買ってみようかと考え中ですが、思う壺になるか分りません。個人的には日本人の参加作品を抑える事が一番で面白さを追求し、飽きが来ないためには同じ作品の違う舞踏家の作品も見るのが一番です。時代の研鑽に耐えうる作品の多くは例外なく美術的完成度の高い作品ですので、持っていても損をするようなことはありませんし、感性の資産になるはずです。NHK特集でロシア人の超有名なマイヤ・プリセツカヤの番組見て、バレエや舞踏に堪能ではなかったのですが、美の極みは感じました。振付師の故モーリス・ペジャールの「踊りは言語を必要としない」も事実でした。毎年行われるバレエコンクールの頂点、ローザンヌでもアジア人が増えています。舞台を見るのはかなり敷居が高いのでDVDが丁度良いかもと思っています。

  2011年09月15日

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  三代目第二弾

  台風の影響で一日中雨が降ってる梅雨のような天候でして、河川の増水や収穫前の稲穂の状態などが深刻な状況です。オリンパスからPENシリーズの第二弾E-PL3が発売されました。L2までのグリップラバーは省略されてプレーンなイメージになりました。今時、珍しく無くなったレッドも実に美しく一段とおしゃれな感じです。さすがにオジサンが持ち歩くには躊躇してしまいそうですので、イメージキャラクターの宮崎葵さんのような方だと全く違和感がありません。宮崎さんはコミックからのドラマ「神様のカルテ」に出演していまして、コミックの広告ではオリンパスのカメラを使っています。そのカメラはデジカメではありませんで、銀鉛のオリンパスです。PENは元々銀鉛時代にフィルムを半分使うハーフサイズと呼ばれるカメラでした。当時は気軽に女性が使える存在ではありませんでしたので、デジタルになって女子カメラの裾野が一気に広がりました。写真は感動を切り取る道具に他なりませんから、手軽に持ち歩けるだけでもアドバンテージがありますし、可愛いカメラならレンズを向けた相手も構えなくて良さそうです。高性能でコンパクト・低価格と要求水準は厳しさを増しますが、その中にあって所有感を感じるカメラであり続けたいシリーズです。もう一つ第三段が冬前に控えていまして、よりコンパクトで新シリーズのE-PM1と言うナンバーで出る予定です。

  2011年09月03日

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  アートシーン

  台風の恐怖から車検の予約を来週にしまして、濡れネズミになることは避けるようにしました。何しろ重たいバイクをたとえ300ｍでも豪雨の中を走りたくありませんので。10年前にベルギーの美術館から盗難に遭い、行方が分らなかったルーベンスの絵画が窃盗団の逮捕により回収できたそうです。作品名などは明かされていませんが、ベルギーのみならず、世界共通の人類の財産で美術界の至宝であり続けます。ルーベンスは日本人にとって特別な存在でフランダースの犬に登場し、悲劇の主人公ネロがリスペクトする偉大な宗教画家です。ですので日本人のルーベンス観はアニメの影響下にあり、悲劇と共に美しさで語られ記憶されてきまして、ルーベンスのライフワークとしての宗教の面を感じる人は希です。ベルギーの美術館は一安心でしょうが、今後のセキュリティはより確かな物でないと困りますし、美術品は鑑賞され続ける事が何より大切ですので、この先も公開され続け、世界中に展覧の機会を作って頂きたいものです。

  2011年09月01日

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  音楽のインターフェイス

  党首交代も粛々と行われて、新たな体制が出来つつ有りますが、特段、期待するほどのことでも有りませんし、毎度お馴染みの足の引っ張り合いを見せられる事になるでしょう。日経新聞の日曜日の文化面に、オーディオ熱再燃という記事がありました。記事によりますとアナログの頃に熱中しCDになって遠ざかっていたのが、最近のPCからのダウンロードファイルでの音楽再生で再燃なのだそうです。ファイルを音楽信号に置き換えれば良いだけですので、従来のCDからの端子にUSBからのDACを繋いでOKです。この記事によりますと音源がもの凄く優れていて、情報量とノイズシェイプの技術の冴えが見事で古い音源のはずが、まるでレコーディングスタジオで聴くかのような錯覚に陥るそうです。只、記事にもありましたが、このダウンロードファイルがいい値段で、感激のあまりDRしまくると請求額に驚く羽目になるそうです。一度、聴いてみたい物ですし、興味は申すまでもありません。特に新曲ではなく今まで慣れ親しんだ楽曲がハイクオリティに再生となれば、ジャズやクラッシックの名盤の数々を聴き倒す事は必定です。記事のマニア氏が言う所の、時代の空気まで吹っ飛んでいると言うのも気になりますし、CDになった時の湯気が消えたような感覚を思い出しました。音楽と言うのは無菌状態のような音ではなく何処か煤けた感じに味を見つけます。エラーが存在しない音楽を聴いた事が有りませんので機会を見つけて聴いて見ましょう。

  2011年08月30日

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  輝く星に

  日曜日には次期総理になるであろう民主党の党首が決まります。総理に選ばれるとマスコミ総出で支持率の世論調査が始りまして、上がった下がったで騒ぐだけで復興は何処へやらの繰り返しでしょう。毎度のパターンで、この国の様々な問題が簡単に良くなる事はなさそうです。ワールドニュースで興味深い面白いニュースがありました。4000光年の彼方にダイヤモンドの星が見つかったと言うニュースです。ロシアLTLが伝えていましたが、電波望遠鏡のデーター分析の結果です。データー分析が間違っている可能性は確かめようも有りませんが、炭素が結晶化しているのでダイヤモンドという表現になります。ダイヤモンドと聞けば私も含めほとんどの方の想像する形はアノ形でしょう。ブリリアンカットと呼ばれる宝石の玉座に鎮座する形を想像します。炭素の結晶を研磨する事で古より人々の羨望を集め伝説は尽きません。何しろ、原石を見たことが有りませんし、ダイヤモンドの星となれば星全体が原石だと言う感じですので、何処を掘ってもザクザクなのだと勝手に思い込みましょう。ニュースではこれでダイヤの価値は砂以下になるとの事ですが、言うまでも無く誰一人取りに行く事が出来ません。分りきった事でも楽しむ切っ掛けには十分な宇宙ネタでした。

  2011年08月27日

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  SFアイテムのような

  降れば残暑など全く感じない過ごしやすい日が続きますが、雨で流れた学校の環境整備の行方が気になります。あのSONYからデジタル双眼鏡なる物が海外で発表されました。実にカッコよくて、このままスターウォーズの撮影にも使えそうですが、７００万画素の写真とフルハイビジョンでの３Dムービー撮影が可能な、ソニーの意欲作ともいえるミリタリー風光学家電製品です。廉価版と高機能の２機種ありまして１４００ドルと2000ドルだそうです。個人的にはゴーグルタイプの物がよりそそりますが、双眼鏡という伝統的にすわりの良い形が機能を詰め込み可能にします。いかにも現代的なのが対物レンズの形状が全く従来と違います。写真の丸2眼は接眼部で対物レンズはスクリーンのような感じです。折からの円高レートで換算するとざっと１５万円ぐらいになりそうですが、店頭に並ぶと２万円程度上乗せになると勝手に予想しています。こういった男のエネルギーを無駄に消費させるようなアイテムは目の毒でして、バブル時代で興味があれば、イチも二も無く買ってしまいそうですが、この頃の２０代のアンちゃんたちは質実で質素を是としているらしく、寛政の改革を生き抜くような暮らしぶりをしているような話ですので、この双眼鏡は所さんの様なおもちゃ好きに歓迎されそうです。考えてみればアナログの権化のような入れ物にデジタルを詰め込んで、消費者よりも開発スタッフのほうが楽しんだようなシロモノの気がします。中央上部にストロボを取り付けるような金具が見えますが、今時ですのでモバイル関連のツールが装着可能なのでしょう。何処かでお目にかかりたいような触ってみたいようなアイテムです。

  2011年08月22日

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  8耐ドリーム

  7月末に行われた鈴鹿8時間耐久オートバイレースにタレントの島田紳助率いるチームの参戦ドキュメンタリーを放送していました。8耐はオートバイに関わる者からすれば聖地巡礼のような感じです。私自身は観戦すらしたことが有りませんので、ほほう・・と感心しましたし、やはり8耐は別格なのだと感じました。番組としても紳助の丸儲けのような内容でしたし、スポンサーもかなり効率の良い宣伝広告になったことでしょう。一頃に比べて楽しむチームのレベルが上がった気がします。5年前に地元のMINEサーキットが売却・事実上閉鎖され、山口県のモータースポーツは壊滅したと言っていいでしょう。2輪4輪両方で全日本クラスの大会が行われ、大勢のファンがレースを支え、楽しみました。その当時県内のバイクショップで果敢に8耐に挑んだチームがありまして、地元のローカルTV局も特集番組を組んでいて、山口弁が炸裂しまくった番組を笑いながら見た思い出があり、その時分は県内バイク屋の語り草になりました。どの様な形であっても裾野が広がる事は歓迎するべきで、スキルとイノベーションの両輪が進歩する絶好の場になりました。10年ぐらい前からTECH21の伝説の頃のラップタイムでは、予選通過も不可能でライダー・バイク共に速く軽くなっています。ライディング中に水分補給も出来ますし、搭載カメラの映像も見事です。とは言え簡単に転んでしまうのもバイクの宿命ですので、この先も変らぬ魅力の夏の風物詩で在り続けるでしょう。

  2011年08月16日

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  5年の旅

  夏の名物の一つがペルセウス座流星群でして、気長に夜空を眺めていると何個かは流れてくれます。スペースシャトルの計画が終了したアメリカの、次の宇宙開発の嚆矢となるのか、NASAは木星探査衛星を打ち上げました。8日に打ち上げられて概ね順調のようです。木星は太陽系最大の衛星であり、＜ジュピター＞神の扱いの星です。隣の火星から、もの凄く遠くて順調に行っても到着に5年です。探査衛星の大先輩のボイジャーも同じくらい掛かりました。火星に到達後、惑星重力のスイングバイを使って一路木星に向かうのでしょう。ボイジャーの頃は不安定で太陽から遠い事も在り、太陽電池パネルは当てにせず原子力電池という電源を使っていました。この電源は実に良く働いていまだに信号を送っています。ボイジャーによる惑星探査計画から30年以上経った事もあり、今回は原子力電池に頼らないという事で、進歩を遂げた太陽電池パネルの採用となったようです。元々、宇宙空間は太陽電池パネルの効果が抜群で、額面性能に限りなく近い理想の環境ですので、翼のようなパネルを広げて漆黒の宇宙を飛んで行きます。今回の探査衛星ジュノーは5年かけて到達した後、木星の衛星のように周回して木星をあらゆる手段で調査し、地球に結果を送ってくる予定ですので5年後が楽しみです。その頃、肝心のアメリカや我が国がどうなってるかも気になります。

  2011年08月13日

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  八月は

  山口県代表の柳井学園の甲子園での夢は一回戦で露と消えました。文句無く完敗ですので山口県の夏の楽しみが一つ減りました。開星高校のナイン並びに関係者の方々へこの先のご健闘お祈りいたします。新聞記事にこの季節の川柳が載っていまして、「八月は六日、九日、十五日」という川柳を見つけました。実に染み入るようなこの国に深く刻まれた記憶です。お隣の国の韓国では昨年が朝鮮戦争60年の年でした。韓国のKBSが総力を上げて作ったドラマがユーチューブにアップされています。何の気なしに見てしまって嵌ってしまいました。その名も「戦友」と言う、このドラマはマニアには突っ込みどころ満載でして、60年の時代の流れもいかんともしがたいのか、KBSも詳細にわたり時代考証をしていないのが良く分りました。この動画をアップしている人も日本語訳の字幕を入れて実にマメな方です。取り立てて利益があるわけでも有りませんのであり難い事です。ドラマと分っていても内戦は本当に救いが有りません。我が国では戦後復興のきっかけになったという捉え方でお終いですが、やはり国民性の違いが実によく表れています。見るにつけ、つくづく生まれた国と時代を幸運に感じます。歴史公証とは別次元ですが、女性将校が出てきまして、軍服姿が実にいい感じで、戦前の川島芳子や山口淑子などを感じさせます。カラー映像の無い時代でしたので想像するしかありません。劇中ヒロインとして女性は4人出てきますが、凛々しく花を添えます。

  2011年08月10日

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  三代目の第一弾

  二十四節気では大暑にあたり、その名の通りの暑さでした。処暑と呼ばれる頃には蝉時雨も少なくなるのでしょう。オリンパスからPENの3代目が発売されました。E-P3になりまして本年度は系列機種としてPL3とPM1がデビューします。秋頃に2機種発売されてPENシリーズは3機種のラインナップになります。今回、発売のP3はオートフォーカスが既存のカメラ中最速なのだそうで、正確であり、今時の画面タッチ操作など、最新機能が詰め込まれています。動画に至っては、もはや当たり前で、今時のデジカメの標準装備です。見た目もおしゃれで一眼レフの野暮ったいイメージは全く感じられません。3年前からのニューウェーブになったミラーレスと呼ばれる機種でして、先ごろPENTAXも発表していて、カメラのカテゴリーでも増える一方です。そもそも一眼レフと言いますのは写すレンズで見ることが出来るシステムで、見るためだけのミラーが撮影の際は折りたたまれて上がり、この上がったり下がったりするミラーを無くし、従来の一眼レフ同様にレンズを付け替える事が出来るカメラをミラーレス機と言います。デビュー当時にパナソニックが女流一眼と銘うって発売しまして、偏狭マニアの間から一眼の名前だけ載せてイメージを謀ったと攻撃されました。現代日本ネット人間の特徴で、メーカーに意見などは一切しませんで、ｂｂｓなどで罵るだけに終始しますし、オリンパス、ソニー、ペンタックスと、いずれのメーカーも一眼と言う呼称を付けています。だから良いとか正しいとは言いませんし思ってもいませんが、時代の証人として捉え、今までもこれからも見聞きするはずです。中には一眼詐欺と言う奴が居まして、詐欺と言うからには被害者が居るはずで、詐欺も詐称も理解できておらず、被害者が告発して詐欺になります。デジカメと言うのはサンヨーの登録商標ですので、そもそもサンヨーが使うなと言えば使う事は出来ません。サンヨーはそのような事は言いませんし誰もが使える便利な言葉です。一眼と言う本来の意味からすればケータイも一眼ですが、どうもレンズ交換が可能不可能でミラーレス一眼に落ち着きそうです。フィルムの頃には考えられないような機能が詰め込まれ、小さく、軽く、高性能、低価格になり操作も格段に容易になりました。最大の受益者は消費者そのものですので、カメラだけに、もっと建設的な視野をうることが吉と思われます。ミラーレス一眼の登場により、従来存在しなかったユーザー層の掘り起こしに成功したのは事実でので、メーカーは大変ですがユーザーは撮影の垣根が下がった事を喜ぶべきです。一番咲きのひまわりです。

  2011年07月23日

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  脱帽です。

  FMラジオのパーソナリティがアナウンスしていたのですが、キュリー夫人のノーベル化学賞受賞100年を記念して、世界中の女性化学者23人が選ばれまして、日本人も選ばれました。我が国が誇る女性スポーツ選手の活躍は言うまでも有りませんが、科学者としても一人だけとは言え実に誇らしく感じます。世界のトップ23人ですので尋常ならざる才能の持ち主だと思われますし、常人が逆立ちしても理解の及ばない事をいとも簡単にこなすのでしょう。どう見ても普通のオバサンなので化学が身近に感じられます。こういった分野は男の世界と思われがちですし圧倒的に男社会です。ですので女性研究者は稀少な存在に他なりませんが、それゆえに存在しているだけで既に超一流なのかも知れません。諸外国でも女性が元気で活躍できる国は概ね社会環境も整備されています。とは言え、ほとんどの国の仕組みは男が考え出した社会構造になっています。中国もドキュメンタリーを見ると女性の社会進出が感じ取れます。理系の職場も女性が風穴を開けるような事が良く在りまして、序列に煮詰まった男たちより面白い考え方も出てくるのでしょう。我が国の学術の風土は古くから保守的であり、女性は支える立場と言う考え方が一般的ですので、バリバリ・グイグイというイメージは成り立ちにくいのですが、少しずつでも風通しが良くなることでオバサンやおねいさんが増える事を期待します。どんな国であっても平和で安定的でないと女性の進出は困難ですので、地球規模で女性が活躍しやすい環境を整える方が男にとっても良いはずです。

  2011年07月22日

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  又一つ

  ファイナルミッションをやり終えたアトランティスも無事帰還して、30年続いたスペースシャトル計画は幕を下ろしました。アメリカの勢いを象徴するかのようなエンディングに感じます。スペースシャトル初飛行から3年後にソニーが発売した８ｍｍビデオがありまして、ハンディカムの名前で一気に普及、ビデオカメラ業界を席巻しました。このテープメディアも終了するのが決まりまして又一つ記録メディアが消えます。当時のソニー8mmの広告はVHSとの容量比を見せ付ける内容でした。据え置き型のビデオデッキも存在し、東芝も同じメディアで売っていました。デッキの大きさはVHSと同じですので、テープが何本も入るような気がしましたが、そんな事は有りませんで、単純にVHSで後塵を拝する形になったソニーの意地でした。私も当時かなりぐらつきましたが、テープの値段が高く普及も今ひとつでしたので、買うには至りませんでしたし、DVDのメディアが登場する頃合でした。いずれにしてもテープメディアはアナログカセットテープだけになりそうです。やはり磁気テープと言うのはデジタルでの仕事に向かなかったようです。非接触の光の方がデジタルとしての座りが良いように思われます。しかしDVDを使ってみて思うのですが、イキナリ全部アウトになることがありまして、約束事が出来ていないと全く使う事が出来なくなるリスクをはらみます。アナログテープの場合、記録してあるものは破壊されない限り消えませんので、デジタルのような全滅の怖れが無くて容積とアクセス以外で生き残れます。この８ｍｍの次にデジタルビデオテープも出ましたが、ビデオカメラの枠を超える役目を負わされることは有りませんでした。既にHDDに取って代わられ録画時間は延びて行き、アクセスは一瞬であり編集も思いのままですので勝負になりません。製品としては終了ですが、テープは継続販売で、修理も支障はないようです。こういったニュースを見るに付け豊かな時代を体験できた幸せを感じます。

  2011年07月21日

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