多趣味な男の秘密基地

[政治の事] カテゴリの記事

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  引き継ぐ事

  予定通り裁判員制度が滑り出し、次々に審議が始まります。被害者や遺族の思いが優先され逆なでされることの無いように願うものです。運用は慎重に不必要な負担増やマスコミの暴走に注意が必要です。ドイツで世界最大級の風力発電が稼動し始めました。見渡す限りの巨大風車で実に壮観な眺めで、環境問題に対する考え方の徹底の仕方は実に見事なものです。欧州各国は概ね低炭素社会へゆっくり舵を切っていて、あわてたりしないところは政治や行政に対する成熟度の違いでしょうか・・・政府自民党は次回の選挙からいわゆる世襲議員を公認しない事を決めました。勘違いのすり替えが上手な党であることは立証されました。同一選挙区から無所属で立候補し、当選したら自民党へと言う事です。ココまで選挙民がバカにされるのも不愉快ですが、日本政治の大系を見る限り歴史的に繰り返されてきた事です。民主党の案の選挙区の世襲は無くすのは良いというより当たり前で、政治として民主主義本来の有るべき姿です。戦後の民主政治に移行する際にルール作りをしておくべきでした。何はともあれ世襲で地盤まで引き継ぐ事は有るべき姿ではありませんので、与野党・衆参問わず、凡そ民主主義を標榜する議員なら自分達から早い段階で制度化するぐらいの感覚は持つべきです。最初から同一地盤で出馬できない事になっていれば、他の選挙区で行動を起こし、ひとり立ちが早くから出来ます。何時までたっても秘書として使いまわして、引退、引継ぎは醜悪です。それでなくても今の政治は地元への利益誘導に血道をあけます。衆参議員は立法府での議員ですので、地方議会の議員の仕事です。すべきでは無い利益誘導の話をするより地方分権の論議をするのが仕事です。世襲の問題の一つに政策や思想まで世襲される事です。この事は実感できる事が多く閉塞感を感じる原因の一つでしょう。　　　　　　　　　　SLやまぐち号長門峡へ posted by (C)違いがわかる男

  2009年05月23日

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  先送りの無いシステムへ

  週末は雨模様になりそうで農家の方々が切望していた雨ですので、被害が出ない程度に降ってくれれば良いのですが・・・来週からは梅雨の走りのような天気が続くのだそうです。本日は一騎打ちの民主党党首選挙の結果が出まして、もう直ぐ行われる衆議院の総選挙の結果次第では総理になります。どちらにしても小沢の親分が健在なうちはやりたい事も出来ないでしょう。考えてみれば政権交代と言っても出身は自民党ですので、コインの裏表のような物なのかも知れません。小沢親派の方が言ってましたが、「小沢がいれば官僚も緊張する」そうです。なるほど・確かにそうなのでしょう、では小沢さんが居なければ何も出来ないと言うなら政治家は終わりです。民意で成り立つ国ならば隠さずに詳らかにすれば良いだけです。箱物や公共工事の立案・試案に担当官僚の名前を残せば良いのです。責任の所在が誰が見ても明らかにすればふざけた予算の使い方は減るでしょう。激減するとは言えませんが、何もしないより必ず減ります。仕事がやりにくいと言うのならドンドン辞めて頂いて構いませんし、代わりになる人物なら幾らでも存在します。岡田さんの試案に公的年金を全額税方式に移行すると言う案が出ています。民主党の案と言い換えても同じですので鳩山さんも変らないはずです。唯、２０年が目途となっていますので、身内の長妻さん辺りの意見でしょう。この２０年と言う数字が私には実に面白くありませんで、何十年も前から分りきった事ですので、ココに来てまだ２０年とは・・・多分に平均寿命の推移を算出しての話だと考えられます。現行の賦課方式でも既に破綻状態と言っても過言ではありませんし、企業の負担や役人の特権を考えれば今すぐ課税方式にすべきです。要するに払い込み済みの金額が無駄にならないのなら反対する人は居ません。５年後からなど、移行期間を置けば駆け込み納付も出てくるはずです。現行制度が不備のオンパレードであり、基準が高度成長期のままです。特権階層が存在する事自体がこの制度が間違ってる事であり、国民年金一本に切り替えて後は順次個人の判断で上乗せすれば良いだけです。岡田さんにも鳩山さんにも日本を変えなくても、年金制度だけでも変えてくれれば政治家として語り継がれます。既に役に立たないスクラップを無理やり動かすよりも、壊れない物に置き換える方が誰もが納得できます。軋轢や抵抗は当然ですが民意をバックに毅然と進めるのが民主政治です。反対する勢力はこの事で実利の有る勢力ですので詳らかにしましょう。　　　　　　　　晴天日本海 posted by (C)違いがわかる男

  2009年05月16日

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  挙党一致・・

  民主党の小沢代表が代表を辞しましたが、概ねの意見の通り、辞めるにしては遅すぎました。当人は議員まで辞めないようですので、大勢の議員が緊張を強いられます。引き際とすれば議員辞職が順当で体のためにも良いでしょう。出来ることなら与野党問わず旧体制の方々は居なくなれば良いのですが、こればっかりはそうも行きそうにありませんが、選挙の終わる頃には少しでも顔ぶれが変る事を期待します。新聞や週刊紙の政治のコラムも旧世代の方々が述べておられて、３０数年前の出来事を昨日のことのように語り、今起きてる事象を無理やり過去の形に合わせようとしています。政治も所詮人間の営みですので永久不変の事も有るでしょう。過去の出来事に原理や法則を見出す努力は感心できませんし、単に現代のテクノロジーやスピードにアレルギー反応を起こしている感があります。この先真面目にこの国のあり方を考えたときに、税金や保険、年金も上がらざるを得ませんし、サービスは低下の一途でしょう。長きに渡り役人に牛耳られてきて、すっかり疲弊しました。相変わらずの少子高齢化は歯止めが利かず、加速し悪化します。介護従事者が海外から来てくれるのに高いハードルを設けて恥じない行政です。先進国でありながら教育もズタズタですので夢ももてません。せめて払い終えたら安心して暮らせる老後の確保や、高校までは国で義務化し、場合によっては大学も抱えてもいい筈です。特権階級が厳然と存在している国では民主主義の看板が泣きます。政権が代わっても無駄遣いと格差の是正がなされない限り希望が見えません。変って欲しいのは政権ではなく現状から、かい離した政治そのものです。小沢さんの後は岡田さんと鳩山さんのどちらかになりそうですが、大きくずっこけない限り目論見どおり政権交代は可能でしょう。小沢さんは「総理にならずに済んだ」と安心している気がします。多すぎる議員と役人を減らす大鉈が振るえるか、徳政令で国の借金を誤魔化すか、どちらかが出来ないと沈没します。この先十年がかなりスリル満点の改革が迫られそうです。グローバル化した市場に揉まれ策を繰り出すスピードも重要になります。お年寄りの議員の方々は国のために一線から身を引く英断を求めます。今の現状を見て責任を感じない鈍感さが市民感覚からずれています。　　　　　　　　　　　　貴婦人・津和野をめざす posted by (C)違いがわかる男

  2009年05月13日

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  マンガな政府

  今回の補正予算案の中に、「国立メディア情報芸術センター」なる物の予算が上程されています。何の施設かと言えばアニメや漫画の殿堂を117億円掛けて建設予定です。少し前に問題になった私の仕事館のような事にはならないでしょうが、いずれ官営ではまともな目的ではない事は明白です。年間収支で赤字を幾ら垂れ流しても平気ですのでろくな事になりません。第一100年に一度有るか無いかの重大事に考える事自体が緊張が足りません。アニメや漫画は日本の冠たる文化であり重要なメディアです。知的所有物であり、この先も世界水準に君臨する文化産業です。だからと言って野放図に大規模施設を建てて予算を消火しようなどとは言語道断です。アニメ総理は嬉しいかも知れませんが、今の日本に無駄に使っていい予算など最初から有りません。漫画総理が自分の私財を投じて作ると言うなら拍手喝さいモノですので、銅像でも建ててこの先長く漫画の愛好者からの羨望の的として伝説になります。本当にこの国の役所の程度の低さは呆れてモノが言えません。本案が上程される前にガツンと言ってやれない与党の意味は有るのか疑問です。民主党の鳩山幹事長は、「国家予算で漫画喫茶を作るのか」と言いましたが、全くもってそのとおりでして、バカ丸出しの予算案です。百歩譲ってこの国の何処にも憂慮される事態が存在しないのなら構いませんが、何年も前から不安にさいなまれ、底の抜けた社会基盤であえいでいます。優先順位がまるっきり違いますし、解決は漫画のようには行きません。本当にくだらないまがい物のリーダーに国民は不幸です。今回の世界不況はイキナリでもあったので日本に限らないにしても、社会保障の問題は何年も前から分っていたのに何もしてこなかったのは罪深く、世が世なら切腹して詫びても許されず捨てられて当たり前なのですが、重要問題を見てみないフリをし現場や弱者の意見は無視して、ばら撒きを繰り返して機嫌を取りココに来て漫喫国家プロジェクトです。支持率が上がってきて調子に乗ってるのが丸わかりです。実に醜悪でよく政治家や役人をやっていけるものだと呆れる一件でした。マンガの存在は様の東西を問わず常に権力への抵抗のツールです。政府の手垢が付くようではマンガの存在意義も無くなってしまいます。そんなことより知的所有権の保護育成や終始徹底に尽くすべきです。従来の予算の範囲で問題ありませんので海賊行為の取締りと排除に尽くしましょう。　　　　　　　　紫の芝桜 posted by (C)違いがわかる男

  2009年04月30日

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  問われていること

  次回の衆議院選挙のマニュフェストに載せるか否かで注目されるのが、いわゆる世襲議員のあり方でして、この事に一番腰が引けるのが自民党で、批判されるような家業に近い議員も少なくありません。もちろん諾々と投票を続ける有権者の側も責められるべきではありますが、磐石で、負け戦が分っているような選挙戦は半ば馴れ合いです。世襲に限らずあらゆる議員が口を揃える事に、「世襲だからと言って能力は何ら問題ない！　国民のために働く事は全く一緒である。」と言います。全く持っておっしゃるとおりだと思いますので、代々続く選挙区とは違う選挙区から出馬して証明なさると良いでしょう。フルマラソンを残り10ｋｍだけ走ろうと言うのが良くないと言ってる訳です。あえて個人名を出しますが、例えば安倍さんなどは今の選挙区からではなく沖縄から立候補なら多分通りませんしあの人なら出ないでしょう。たとえ民主主義の原則に鑑みて正しい事でも自らの利益が最優先なのです。問題はまさにこの事であり、世襲政治は特権階級の存在そのものです。特権階級は民主主義にとってガンのような存在で、早めに処置しないと国そのものが体をなさなくなります。国会議員に限らず地方議員も問題であり、醜悪の極みです。只、地域に属する立場からすれば仕方ないにしても秘書までです。自らが特権にズブズブで痛みを分かち合う事など不可能です。今は如何なる選挙区でも候補になることが可能ですので、なんなら公開の場でくじ引きで候補地を決めてもいいでしょう。仕事をキチンとこなして国としてなすべきものなら、如何なる地においても堂々と勝負をすれば良いだけです。案外、候補者の目を開かせて新しい能力が開花するやも知れません。ですので現職候補の選挙運動を禁止して政権放送と公開討論のみにすれば解決します　　　　　　　　薫風の地 posted by (C)違いがわかる男

  2009年04月27日

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  理想・幻想

  民主党の小沢党首が「企業献金の全廃・禁止」を打ち出しました。カツアゲなしで、お小遣いだけでやっていこうと言う事です。趣旨は全く間違っていませんし、理想の形と言えるでしょう。しかし、言うまでもありませんが、現政府自民党政権は大反対です。彼らの価値観に企業献金は当たり前のように存在しますし、授受共に完全に共生の関係ですので自己否定を認めるわけにはいきません。言いだしっぺの小沢さんもズブズブですのでよく言えるものです。唯、民主党自体が、政党助成金でかなりな部分をカバーしていますので、言ってみれば「肉を切らせて骨を断つ」という作戦なのかも知れません。企業献金廃止はどう転んでも現政権では不可能ですので、政権交代が成就して後に約束どおりに動けば評価に値します。決めてしまえばがんじがらめに固めて二度と必要の無い案にするべきです。現在でも赤字の企業は認められていませんが全く検証されていません。貰う方も払う方も倫理観が欠如している事は事実です。企業献金が有るのと無いのでは全く違う政権運営になります。無ければ今回の事件も無いでしょうし、秘書の方も楽チンです。選挙で金が掛かるんだから献金を無くす訳にはいかない事も良く分ります。ですので金の掛からない議員活動を先に立ち上げると良いでしょう。そこで、現役議員の選挙運動の禁止などはとても良いアイデアだと自画自賛します。密接な関係が何時まで経っても終わらないので、世襲議員も反対のようです。報道されて物議を醸してちょこっといじってお仕舞いです。小沢さん自身はネットなどによる献金の集めかたに魅力を感じているようです。その辺りの検証も含めた整備も今後問われて来るかも知れません。企業献金を廃止しても迂回して幾らでも抜け道は考えられますので、渡した方も貰った方もバレたら元も子もない位の厳罰は必要でしょう。本当に企業献金が無くなれば汚職がゼロになるかと言えば否でしょう。しかし減ることは間違いありませんし、競争入札を巡る事件が増えるかも知れません。国民の側もいい加減悪しき風習から脱却するいい機会にしましょう。　　　　　　　　陽射しの中で posted by (C)違いがわかる男

  2009年03月20日

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  第二段

  大戦中に連合国で組織されていたシステムに、シンクタンクなるものが有りまして、戦争を進める上での戦略と戦術の研究をしていました。平和な時代になって、会社などの組織でも存在するようになりました。来月に麻生総理に具申するための有識者会議が召集されます。景気浮揚第二段に関するアイデアを様々な立場の人に立案してもらい、直接総理が聞き、今後の景気対策のヒントにしようと言う事です。レポートを提出させれば済む話をＴＶカメラが必要なようです。メンバーは皆さんおなじみの方が多いので、ほとんど週末のどこかのTV番組のような眺めになりそうです。選ばれた方々は、それは真面目に懸命に応えますので、どのような案を採用しても「定額給付金」を下回ることはないでしょう。唯、日経新聞の社説扱いのようなオピニオン記事で、無利子国債を肯定するような話が載っていました。日経新聞の一面で載せるにしては何ともお粗末です。無利子国債は相続税の優遇ツールとして用いれば良いと言うような内容ですが、劇薬で有る以上、取り扱いが困難です。戦後、如何なる先進国も手を出していません。なぜなら刺激の程度の加減が難しく、失敗すればハイパーインフレです。失敗しないような財政当局ならとっくに景気回復しています。何も国債を発行しなくても今ある無税の枠を拡大すれば良いだけです。富裕層の方々に盛大に使ってもらえば風も変わる気がします。バクチで負けがこんだら破産が常識です。この国の財政システムはあまりに無駄が多く、国民生活にとって必要ないものまで揃っていますので、何をやっても地盤沈下が収まらないのが実情です。流しそうめんを想像しましょう・・・水路に穴が開いていたり、途中で横取りする奴らが多くて、流れてきた物が減ってしまいます。段々アホらしくなって来ますので、いわゆる閉塞状態になります。水路にチョッカイを出させないように、角度もつけて勢い良く、大量に麺と水を流さない限り盛り上がりません。人に聞くまでも無く、自分で考えれば分りそうなことですが・・・総理が判断するのですが、参考にして最終的に役人の案なら終わりです。　　　　　　　　飛翔する posted by (C)違いがわかる男

  2009年03月19日

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  進歩なし

  桜の開花予想が発表され例年より早い開花のようです。山口県では2週間後ぐらいで今月末が見ごろのようで楽しみです。凄い勢いで季節が移ろっていくのを漫然と見送るような思いです。民主党党首の第一秘書の政治献金違法処理を巡る問題で持ちきりです。またか・・どうせ・・の感がぬぐえませんし、そんな所でしょう。本人は代表も議員も辞する旨は言ってませんので、今後の流れで訴追されれば穏やかでは済まないでしょう。しかし、ココまでは計算づくで、秘書が認めた時点で、代表も議員も辞めてしまえば心苦しかった総理にならなくて済みますし、どんなに長くても9月には選挙が有るのですから、9月には復活できると言う皮算用も成り立つ気がします。与党からもボロボロでれば面白いのですが、いつまでやってればいいのか・・いい加減企業、団体献金も廃止を目指して与野党共に疑念や邪な意思が入る余地の無い一致した委員会を設け、公的政党助成金でやっていけるような仕組みを作るべきです。はっきり言えば、もう必要の無い旧社会の方々には去って頂くのが世のためです。ですのでガンジガラメで政治の事だけ考えるシステムにするべきです。現役議員の選挙運動不可の私案もその趣旨に乗っ取った考えです。「解散し、首を洗って結果待つ」の心境でいかがでしょう。ばら撒き定額給付金も本決まりですので、旗色次第で解散する可能性があります。パチンコ業界の一人勝ちではGDPの押上などは望むべくもありません。高速道路料金の特別料金など景気の刺激になりそうなものはありますが、一ヶ月も持たないような事なら選挙に悪影響ですので、概ね配り終えた頃合を見計らって恩着せがましく解散総選挙になると踏んでいます。日ごろのニュースに敏感でありたいものです。　　　　　　　　川面のサギ posted by (C)違いがわかる男

  2009年03月05日

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  荒れ模様

  口は災いの元を地で行ってる麻生総理ですが、郵政民営化に実は反対だったと口を滑らせて以来、3分の2を巡っての造反ありやなしやに必要以上に敏感になっています。結果的に言う必要など全くなかった話ですので、生来のお調子者が裏目に出た形です。こういったことは政治家としての資質に違いないのですが、総理として自身の立場にどれ程の責任と国を憂う能力が有るのか疑問です。もう一つ何かどちらか勇み足をしようものなら決定的になるでしょう。中川さんのヘベレケ会見はこの先長く語られる事でしょう。小泉さんを処分すると言っていますが、出来なかったら笑いものです。小泉さん自身は造反の成り行き次第で選挙の応援演説等をからめて、面倒くさい事から逃げる口実にするつもりでは無いかと考えます。政府与党も既に最終末も迎えてる感がありますので、とっとと解散に打って出れば今とは全く違う政治体制になってたはずです。官房長官の河村さんは私の選挙区なのですが、何とも花の無い地味で苦労が絶えない官房長官です。いわゆる総理の女房役とよく言われる事を自戒して、ご自身の奥様の立場と苦労が良く分ったと新聞に載っていました。官房長官は官房機密費なるものが有るそうですので、領収書の要らない機密費をばら撒く事で国会運営を乗り切るのが定番です。今回再議決が決まりませんと廃案・即、解散総選挙になります。来週は見所が一杯有りそうで、ついでに政治家の人となりも良く見ておきましょう。　　　　　　　　　　竹林に立つ posted by (C)違いがわかる男

  2009年02月21日

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  キングメーカー

  今日まで春を思わせる陽気になるそうですが、週明けからは又冬に引き戻されるにしても厳冬ではないでしょう。小泉元首相の発言に与党はもとより、存在感が薄れてしまう危機感を覚えた民主党も激しく反応しています。管さんの言うとおり小泉さんはキングメーカー狙いの目立ちたがり屋でしょう。しかし、目立ちたがらない政治家もいない筈で、存在感や影響力を実力以上のモノを欲するのは性と言って良いでしょう。権力の中枢はアドレナリンが出っぱなしに成るはずです。首相を辞めても細川元首相以外は何らかの形で表舞台に出たがります。多分同じ立場なら、判で押したように同じ行動をすると思います。一度首相を務めたら降りた時点で引退するようなシステムを作れば、在任時にもっと真剣に取り組むはずですので、一度やってみようと言う様な今のシステムの悪い所が安倍～からの流れです。森のオッサンのように勘違いした旧社会の代表者が、権力サイドに多く居る内はこの手の話が無くなりません。民主党の党員も例外ではありませんし、小沢さんなどは二人羽織でやってます。小泉さんが罪深いのに就任の際に「米百表」の話をわざわざ出しておきながら、教育予算を一番削った張本人で実に厚顔そのものですので、イカサマぶりを見抜けないように郵政民営化でTVに出捲くっただけです。よくリーダーの資質は？と言う問いがありますが、経済人の多くが口を揃えて「先憂後楽」と言います。民衆より先に危機に備えて、全て終わった後にゆっくり楽しむと言う心がけの事です。この感覚の真反対の人でしたので、最初からリーダーに向いていないのです。私は郵政選挙の頃から言ってますので特段驚きませんが、ここまで国と民衆の意識が劣化するとは思っていませんでした。よく考えて頂きたいのは、この世界不況の元凶のアメリカ経済の、最大の責任者であり犯罪者と言ってもいいブッシュ元大統領と、小泉元首相はコインの裏表のような存在です。不良債権の処理に一定の評価があるのは存じていますが、公的資金の投入に関しての約束事が完全履行されていませんし、連帯保証人制度などの日本独特の悪しき慣習もそのままです。郵政民営化も含め、この事は銀行族の族議員の小泉さんの銀行族としての面目躍如の側面は否めません。規制緩和に関して何のセーフティネットも用意しなかったのが証明しています。私にとって小泉元首相は米国傀儡政権の出来の悪いデク人形です。日本を短期間で貶めた本当にひどい政権でした。もう取り返せませんから、衰退していくのを見届けるような思いです。民営化は間違っていませんが順序と手法が誤りです。完全自由化になっていませんし株式公開も延長しました。知恵を絞って定額給付が関の山の政権に期待しても始まりません。今回の世界不況は生産性の何万倍も報酬を持っていく、数字で操られたグローバル経済のシステムが元凶と考えます。実体経済に沿う形で実需と生産がスライドすれば起きるはずの無い不況です。このシステムが温存されてる限り悪夢が消える事はありませんし、自由主義経済に絶対必要なシステムではないので、ひっくり返すような改革が必要なのですが、この事は搾取の側からは提案されません。　　　　　　　　ここにいるよ～ posted by (C)違いがわかる男

  2009年02月15日

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  地域発

  NHKの番組で片山前知事を迎えて地方自治と国の関係について、首長だった時代を含め中央政府の無能ぶりを解説されていました。新年度から地方自治体の会計基準が変るのだそうで、自治体の会計基準が第３セクターの事業までの連結で計上する事になるそうです。何を意味するかと言うと赤字の垂れ流しは許されず、夕張市同様、財政再建団体に位置づけられ、箸の上げ下ろしまで国にお伺いを立てて言うなりにならなければなりません。当然行政サービスはガタガタで負担が増える事になります。予算案では次年度に地方自治体に２兆円の財政援助が予定されています。上手に使って財政のために有効利用されなければなりませんが、この予算がいわゆる「ひも付き」と言われる予算で、内訳の８割以上を道路整備関連事業に使わなければいけません。金は出すけど口も出すと言うしがらみたっぷり予算です。日本の予算案のほとんどはこんな感じで、「それぞれの自治体の裁量に任せる」などと言った事は、まずありません。この一例をもってしても、この国が社会主義と言われても仕方ありません。ひも付き予算は毎年繰り返され医療や社会保障費などは一番後回しです。せめて自治体で消費されるガソリンや自動車税等は還元されるべきですが、一旦国や県が巻き上げ、三番煎じが回ってきます。ほとんどの地方で人口は減る一方で衰退、疲弊は明らかです。第３セクターだから赤字を垂れ流して良いとは思いませんが、一定の社会貢献のポジションに対して評価されても良いはずです。多くの第３セクターが農業などの一次産業に関係していますので、いわば国の失策の穴埋めをさせられてるようなモノです。このやり方では絶対にこの国は良くなりませんし体力が無くなります。自治体に自由裁量を与えて後の会計評価が当然ですが、中央政府の言うとおりにやって良くなるのなら現状のようにはなっていません。本当に是正されなければならないのは特殊法人のような役に立たない団体です。第３セクターを立ち上げて有用な事業ならドンドン民間払い下げが妥当です。余計な役員も必要なく仕事を増やす事業開発に予算配分されるべきです。事業によっては補助金が必要になる可能性も大いに有りますが、情報開示の徹底で疑われる事無く外部の知恵も募集できれば理想的です。一次産業や少子高齢化や教育行政は国が投資する他ありませんし、貪るような者や会社は厳しく罰せられる制度が必要です。納税の義務の先に落とし穴が有っては政治も行政も存在意義は有りません。　　　　　　　　二月の北長門国定公園 posted by (C)違いがわかる男

  2009年02月14日

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  烏合の衆

  内輪もめと言うより元々無理を重ねた所帯ですので、今回の麻生さんのブレ具合や小泉節も、鬱陶しい森のおっさんも実の所は完全に終わっちゃってると私などは思うのですが、どうも喜んでるのはマスコミだけのようです。小泉さんはこのまま隠居生活になると思っていたのですが、引退後にマスコミ受けの下地作りに色気が有るようです。小泉さんのアジ演説も予定してなかったようで、ハンディカメラの映像がそのまま流れています。今回の麻生さんの滑った事は私に言わせれば全くそのとおりです。郵政民営化に関して当初の話より積極的な日本売りが見て取れます。旨みの無い郵便事業は国営のままで、ゆうちょ銀行と簡保はアメリカに差し出す予定でしたが、ここに来ての世界金融不況で頓挫したような形になっています。竹中さんと一緒になってグローバル経済に日本の資産を差し出し、納税者は底が抜けた社会基盤であえぐハメになりました。まあ最初から変人と言うより議員としての資質を疑っていた私としては、今の情勢に全く何の責任感も持っていない様子を見るにつけ、変っていないし、元々そんな人なのだと再認識しました。本当に民営化が正しいのなら郵便事業も民営化するべきであり、各宅配業者の参加や競争も妨げるべきでは有りません。そこまで踏み込まないのがインチキのような気がしてなりません。選挙に当たっては大車輪で選挙演説をするのでしょうが、麻生さんに怒っているようですが、国民も怒りましょう。多分又騙される事になりそうなのが今から危惧されます。日本の景気のためには錆びた議員の退場が一番です。　　　　　　　　パッション posted by (C)違いがわかる男

  2009年02月13日

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  下り先渡り先

  節分を過ぎて二十四節気を一つずつ過ぎていく季節の感じ方が、いかにも日本的で生活の中に季節を織り込む自然に思いをよせる民族です。この日は恵方巻がコンビニなどでずら～と並べてあり、節分に食べる事が全国的にもすっかり定着した感があります。会期中の国会では上級公務員の渡りと天下りの話に終始しています。首相は責められて一切認めないと言う様な勢いの良い事を言っていますが、今まで出来なかった事が今回出来るとは考えないほうが良いでしょう。まず間違いなく無くなるような事にはなりません。もの凄く簡単な話で、麻薬に関する事件は麻薬が有る以上無くならないのと同じです。天下り、渡り先が有る以上この話が無くなるはずが有りません。天下り先である特殊法人の存在が実に巧妙につくられており、取って付けたような資格や政令の管理のために存在しています。日本にしか存在しない協会や団体が数多の如く存在します。そのクセ、何か起きた時には一切責任をとりませんし、場合によっては法人を増やすような焼け太りも過去に何度もありました。元々皇族の方を民間に迎える事を天下りと言ったのですから、思い違いも甚だしく、宿主の体力を奪うだけの存在に成り果てました。百年に一度の国難というわりにピントがずれてまして、、渡り先を徹底的に廃止、統合縮小、手当て等の見直しをしないと、特権階級が存在する実質社会主義国家に成り果てます。いっそ看板を書き換える方が腹がくくれるかも知れません。渡りを続ける高級官僚は、報酬に見合う仕事をしてません。国が腐るもっとも早い方法でして、気づいた時には間に合いません。放って置くと増殖すると言ったケインズは、正に慧眼だったと言えます。　　　　　　　　津波のような・・・ posted by (C)違いがわかる男

  2009年02月04日

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  今更という話。

  自民党の古賀さんが議員定数を減らし、歳費も３割ぐらい減らそうと言い出しました。この事は一見正しい様に思われますが、順序と思想が間違ってます。議員・首長の定年制に言及すれば大したものですが、口が裂けても言わないのが老醜で狡猾なところです。議員定数を減らし歳費のカットも行うのは最後です。まず、議員のサイドビジネスや役員就任を一切認めない事が一番です。議員が激務だと言いながら他の仕事をする事自体が規律背反です。歳費のカットを言い出すのは他で補填できると言ってるようなものです。単純に報酬を減らす事でトレードオフになる可能性が有るのが、真っ正直に政治に没頭する国士と呼ぶに相応しい人物を駆逐してしまうことです。もっとも古賀さんの本音は、その辺りにあるかも知れません。保険や年金の特別待遇を廃止する事も先にやらなければなりません。自らを国民の下僕と言いながら特権階級に居ては話になりません。同じ選挙区から親族の候補を認めない制度の導入も必要ですし、民主主義の本質を掘り下げて考えれば当然の結論です。公設の秘書に親族を使う事も公私の分別から考えれば、許されないと考える事から物事を始めるのが改革というものです。現在の政治システムで良いなどと誰も思っていません。まず民主主義の原理原則に従って、議員は議員以外の仕事をさせない事です。常に利権にさらされる場所に居て誘惑させる要素をそのままにして置く事が間違いです。選挙運動も現職議員は認めないと言うのも私のアイデアです。そうする事によって政治の空白を作らなくて済みますので画期的です。よく選挙は審判と言う言い方をしますので、仕事振りを座して判断してもらいましょう。そうなれば選挙は禊と言っても言い過ぎでは有りません。もちろん事前の運動などは以ての外ですので、いい加減悪しき慣習を絶つべきです。つまり政治家が本業の政治に没頭出来る環境を与えるので、この国を良くすることだけを考えて堂々と選挙を受けて立てば良いのです。ここまで出来れば歳費を５割アップにして人数を半分にするのが私の案です。素人ならではの理想と哲学と皮肉に満ちた『絵に描いた餅』ですが、美味しく見える人と吐きそうになる人に分かれそうな私論とさせて頂きます。　　　　　　　　　　　　　　せせらぎに雪饅頭 posted by (C)違いがわかる男

  2009年01月25日

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  出来る事から

  イスラエルが一方的に停戦する事でとりあえず犠牲者が増える事は止められました。既にやりすぎで遅すぎるぐらいですが、歓迎したいと思います。小泉さんが衆参二院制を一院制にすると言う提言をあげて、今の衆参で８００名を越える総議員数を５００名程度にしようと言う事を、次回総選挙のマニュフェストにし公約として戦うということでした。二院制については前にも述べましたとおり、二院が同じ結論なら下院の存在理由は無く、二院で違う結論なら下院はもはや弊害であると言う格言を紹介しました。フランス人が言ってる事ですので額面通りに受け取ってはいけません。私が知る限りではエッセンスとして持ちうるのが良いでしょう。で、本題の提言ですが、この事を実現しようと思えば憲法を改正しなければなりません。しかし、議員数を減らすのは憲法をいじる必要はありません。スマートに議員数を半分にして各種特権をなくしますと言えば良いだけです。つまり直ぐにでも出来る事ですので、とっととやって頂きたいものです。派遣切りや人員整理の気持ちも身にしみて分るでしょう。今の時点の世情では次回選挙において自民党の現有議席は激減する見通しです。辛うじて選挙に勝ったにしても参議院の事も考えると、憲法改正はまず不可能です。分って言っているので、詐欺に近い公約と言っていいでしょう。民主党の構想をポピュリズム（大衆迎合）と揶揄する向きが与党側に見られますが、大衆を欺いてはもはや政治になりませんし、議員は宗旨替えすべきです。一院制にする事は大賛成ですし、来るべき道州制に合わせるためにも、今の小選挙区制もそのままま道州制に縛られずに見直す必要があります。民主的に一票の格差の是正に重点を置いた選挙区にするべきです。こういう問題はあげつらえばキリがありませんで、幾らでも問題を指摘でき、批判は非常に簡単です。ですので良い解決方法を提示できる政党や議員を選びましょう。稀代のペテン師にしてやられた前回の選挙の反省も含めて、より慎重に主権者としての選択と振る舞いを問われます。　　　　　　ウミネコ・・かな posted by (C)違いがわかる男

  2009年01月19日

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  愚行の行方

  通常国会が始まりました。定額給付金国会です。今回も呆れるほどにバカにされた気がするのは私だけではないでしょう。新聞の読者の欄に「今すぐにでも2万でも3万円でも欲しい」と言う意見がありました。その方がどうなったか分りませんが、私も給付が決まって貰えるモノなら断るつもりは毛頭ありませんが、貰う事で総理や公明党の言うようなバラ色の展開はありえない事は承知しています。景気が回復して後に行うと言う消費税の増税が、どのような結果を及ぼすかの方が予想がし易く多分ビンゴでしょう。3年後にどのような状態でも景気が回復したと言い張る事も見て取れます。この国が消費税に代表される課税システムが機能しない国ですし、少なくない納税額が無駄使いされてる事を多くの国民が分っています。平均貯蓄率は下がったとは言え440万円を数え世界でも上位です。高福祉で知られる北欧の代表でスェーデンは10万円程度です。440万円で不安にさいなまれ、10万円で安心して暮らせることの事実を考えて、税の仕組みとしてどちらが優れているのか明白です。この国の課税基準を対象国と同等にした所で解決は見込めません。税金はキャッシュバックの対象ではなく、個人で施行不可能な制度の充実や次世代へのインフラ整備の為であって、ばら撒きキャッシュバックは愚行の極みで、バカにされた気がしてなりません。いわゆる選挙対策と言う事らしいのですが、そうだとすれば政治家としての資質を問われて然るべきです。かつての地域振興券の反省が全く生かされていません。どうするべきかは前にも述べてますし、新聞各紙、エコノミスト、等々の通りです。このまま成立して、給付が行われ、受け取って投票に反映しないとなれば、2兆円使ってその分、民主主義が浸透したと思うべきです。　　　　　　悠然と posted by (C)違いがわかる男

  2009年01月07日

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  愚行

  朝から雨模様ですが、雪模様にはならないようです。今頃は年末年始の天気予報にあわせて、スタッフはデーターの整理にてんてこ舞いでしょうが、当てにしますので鋭意努力を願いたい所です。定額給付金が本決まりで、数ヵ月後にはもらえるようです。政治史に残る愚行になりそうで、不況を加速しそうです。商品券をばら撒いてどうなったか学習効果が無い方々です。これに変る案は概ね、どんなモノを持ってきても効果がありそうです。私が効果が有ると思うのが議員と名の付く人は年金適合年齢で強制引退案です。刷新という言葉を古タヌキが語るので上手く行くわけがありません。今まで何も出来なかったと言う謙虚な思いが欠片でもあれば、恥かしくて議員が続けられないと思いますが、厚い皮の出来が違うようです。自動車販売台数が昭和53年と同程度の水準なのだそうです。その頃と比べると車の出来は安全性・環境性能など比べ物になりません。値段ももちろん2割～5割増しといった感じだと思いますが、信頼性や耐久消耗材としての意味合いは比べ物になりません。自動車に限らず工業製品の生産工程において格段に作業者が減っています。その人数に反比例するが如く高齢者が増えていますので、いわゆる介護事業や医療体制の整備、拡充、厚生に篤く国の考えを布くべきです。介護従事の所得水準が上がれば、理想的な仕事になり、従事者が増えれば個人の負担が減り、相乗効果が出ると皮算用したくなります。本当に仕事が欲しい人に十二分な手当てが用意できるような事を考えて欲しいものです。本当に必要な現場に働く人が居ないというのは、政治と行政の怠慢と言えるでしょう。ばら撒くよりも見合うだけの報酬と先行きのビジョンを提示すべきです。介護する側が倒れるような労働環境は国の恥と思うべきです。医療介護現場に限らず食糧生産など人材が必要な産業は有るはずです。セーフティネットのあり方として十分な価値があると考えます。選挙目当てと勘ぐりますので其処までバカにされて投票する気にはなれません。ばら撒き分は形を変えて戻す様になることも分っています。　　　　　　海なので・・ posted by (C)違いがわかる男

  2008年12月21日

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  半径２ｍ

  ぐつついた天気が続き、もう少し気温が下がれば雪に変ります。週明けは１２月でついに一年が過ぎてしまいます。早いなーと言うより又この一年油断をしたような気がします。表題は麻生さんを評しての周りの評価です。とっつきにくい人物に思えても話が聞ける範囲にいれば、印象と違って馴染みやすく好きになるのを表現した政治家間での言葉です。就任以来一連の不適切な言動を見ていると２ｍの意味が分るような気がします。麻生総理の暴言の多くは政治家によく見られる人種にはバカウケです。一連の暴言は特別と考えるには無理がありますので、多分飲んでる感じでいつもと変らない話し方のはずです。既にご存知の通り大金持ちのお坊ちゃまですので、庶民感覚を求める方が無理かもしれませんが、形だけでも努力をした方が人格形成の意味からしても重要です。例えば予防医療に力を入れるといっても、力を入れた医師の梯子を外すのが医療行政です。少なくとも外した側が言うべきではなく恥知らずと言われても仕方有りません。予防医療に重点を置くなら厚生行政を見直す事が当たり前です。ここまで放って置いた側の人間として反省するのが先です。誰も儲からない事はしない訳ですので儲かるようにするのが政治の仕事です。つまり誰も諭す人が周りに居なくて、お殿様の言いたい放題な状態です。こういう話は政治家の先生方の溜飲を下げたりするのでしょう・・きっと。暴言の謝り方も政治家としても適当とは思えません。実業家として金儲けだけしていればよかったのでしょうが、政治家としての血筋が道を誤らせたかも知れません。野党に急かされて解散する事は無さそうですが、選挙チキンのレッテルは付いて廻るでしょうし、任期満了で総選挙になれば多分そこまでの総理で終わりそうです。それでもアメリカとの関係は粗相無く努めますので、この関係は不思議なぐらい外には漏らせない何か特別な関係を感じます。今の情勢からしても真っ先に削って行きたいのが防衛関連です。在日米軍との関係は歴代総理で距離を置いた人物は居ません。アメリカは大統領と政権が全く代わりますので、むしろこの際にアメリカの対外戦略の縮小に、大きく舵を切るターニングポイントとして日米関係をリードできれば良いのですが、期待する方が無理のような気がしますので止めておきます。日本も今回の危機を乗り越えるためには、従来と同じ体制を踏襲して乗り切れると考えない事が必要です。　　　　　　鳴いてます posted by (C)違いがわかる男

  2008年11月29日

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  正念場

  今回の世界同時金融不安に端を発した国際社会で、一人気を吐くのがフランスのサルコジ大統領です。国際社会でアメリカがへこんでる時にイニシアチブを取る勢いです。自国フランスの自動車産業もシトロエンとルノーの合併で磐石とはならず、やはり減産に伴う人員整理が急務な様で、世情不安をかもしてます。幾らサブプライムショックがEU域内で少ない部類に入るとしても、やはりユーロ安、主な輸出先の不況は見通しが明るいとはなりません。火元のアメリカは政権が代わり着々とスタッフを揃え、国と産業を建て直し、人心の求心力を取り戻す予定です。何しろ国民の意思が反映される訳ですので、解散総選挙から逃げ捲くっているリーダーとは資質が違います。比較が極端すぎて不適切かも知れませんが、出来もしない、意味の無い景気浮揚策よりも、現在山のように有る問題のどれか一つでも片付けられればマシですが、望むべくも無さそうに感じるのは私だけではないでしょう。トヨタは今回の景気後退と円高での減益見通しが6000億円です。実に厳しい数字かも知れませんが、同時にアナウンスされたのが、次年度の開発費を一切削らないとアナウンスしました。よく形容されるのが、より高く飛ぶために思いっきり深く膝を曲げた状態です。あながちウソでもないでしょうが、それ以前の問題として、経営陣の生活スタイルがいかにも日本的で敵を作りません。多分トヨタにはプライベートジェットは無いはずです。日本の場合、飛行機よりもヘリでしょうからヘリなら持ってるでしょう。今回GMはプライベートジェット２機を手放す決心をしました。当たり前ですが、５機ある内の２機でしか有りません。こういう話を聞けばこのメーカーを本気で心配したく無くなります。多分アメリカの納税者の多くがそう考えているはずです。ビッグ３の後退はアクシデントでも災難でも無く、作り出す物が世界市場から見て魅力のない物だからです。魅力の無いものばかり作らせたトップの責任は簡単ではないはずで、役員以下丸裸になる決意で初めて公的資金の導入になるのが筋です。こういうトップの考え方に違和感を持つのはアジア独特かもしれませんが、どう贔屓目に見てもビッグ3が奇跡的な回復が出来るとは思えません。日本のビッグ３も何処かの工場と従業員を引き受ける事になる可能性があります。日本の公的扶助は曲がりなりにも機能していますし、アメリカに比べれば相当マシですが、北欧に比べるとトホホになります。それでも介護や教育、救急医療など底が抜けないうちに目鼻をつけて置かないと、不況だから、日本に原因がないからでは済まなくなります。少しばかりの給付金を貰っても空手形にハンコを押すような話です。後で何倍もツケを払う事になる可能性が十分考えられますので。まず体力、余力の有る人から底上げして貰わなくては良くなりません。　　　　　　山城跡の紅葉を見上げる posted by (C)違いがわかる男

  2008年11月23日

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  軽い人

  本日から幾らか寒気も緩むそうですが、初雪が平年より3週間も早く、この冬も長く切ない何かと厳しい季節になりそうです。口は災いの元と言うのがいつの時代も変らない事がよく分ります。もちろん我が国の総理大臣の事ですが、情けなさ過ぎます。郵政株を放出する約束も反故にしそうな感じですので、同じ政党にありながら、村が一杯出来ていて面白い政党です。思いつきや口が滑って言いたい放題なのは、自民党の総裁選挙に敗れ続けてやっと総理になれた人が、まるで大統領のような気分なのかも知れません。安倍さんや福田さんの末期と同じような雰囲気になりました。今回は親分が一番口が軽くて良く滑るので皆さん呆れ顔です。多分2兆円のばら撒きのお小遣いは貰えそうに有りませんで、政権自体がグラグラですので法案どころの話ではなさそうです。お金持ちの勘違いで済みそうな話ですが、総理となると訳が違います。特別交付金も自分で考えるのがイヤになったようなフシが感じられます。地方交付税で乗り切って現場任せで票だけ頂こうと言う腹が見え隠れします。それにしても今回のマンガ宰相は今まで一番レベルが低い気がします。思いつき飲み歩き総理がどうなっても全く構いませんが、私は何よりマンガ文化に汚名が付くのを危惧しています。メディアとしても世界に冠たる日本文化ですので、思いつき・飲み歩きオヤジに貶められるとすれば非常に迷惑です。景気の後退も無関係ではありませんが、自ら傷を広げる必要もありません。どうも麻生総理を見ていると、ビッグ３の経営責任者にダブって見えます。まず自分たちが不可能と思われるまで資産を吐き出すべきでありながら、大量の失業者を脅しに使い、国に打ち出の小槌を振らせるようです。麻生総理の景気浮揚策で良くならないだろうと言うのは容易に想像が付きます。自分が金を出して景気をよくする方法を考えれば無駄が出来ないはずです。幾ら投下しても雲散霧消してしまうこの国のシステムを変えない限り無理です。何とか延命を探ってフラフラ定まらない総理を見ていると、見当違いの事を言っている元幕僚長の方がブレていないので笑えます。案外早い時期に政権投げ出し解散が有るかも知れません。負ければ、これ以上苦労しなくて済むし、勝てば求心力が戻るでしょう。解散に踏み切れば失言の突っ込みを避けられるとで一石三鳥です。　　　　　　紅葉する posted by (C)違いがわかる男

  2008年11月21日

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  思いつきの迷走

  喉の奥が痛くてやってしまった感があります。又二週間程度困った事になりそうです。定額交付金の問題ですが、迷走という表現がこれ程ピッタリな案件もそう多くありません。報道の内容で本当に行うつもりなら、政府与党も末期症状と言うより、病巣が広がるような感覚です。誰がどう考えても上手くいくとは思えませんし、優先順位という感覚を持たない政府にあっけにとらわれています。2兆円の無駄遣いになる可能性があり、地域振興券の二の舞になりそうです。地方行政への丸投げなど批判の対象は有りすぎて、政策立案と執行能力は疑うまでも無くマヒしています。せめて素直にこの計画を引っ込めて、実行成果の上がりやすい事にするか、保険や年金の一時的な値下げに切り替えるのが良いと考えます。保険や年金の減免は所得税や重量税、揮発油税と違って、キチンと納めてきた者に、ご褒美のような感覚を持たせるのが肝心です。凡そ必要が無いと思われるような者にまで交付するより、この国のシステムに沿う生活をしている者に優先されるなら、高所得者で有るとか無いとかよりも意味を持ちます。当初公明党案に沿った形で選挙対策に減税する予定が、選挙対策にバラ蒔く事にして引っ込みが付かなくなりました。麻生さんも、もう少しヤリ手と思ってましたのでガッカリです。あの独特の50年代のアジ演説を彷彿とさせる話し方もむなしく響きます。かといって政権交代すればバラ色の体制になる事も考えにくいのが現実です。この定額給付金を大英断で止めて、全く違う分野の医療や教育、公共負担の軽減に振り分け、実施に際しての臨時出費が少なくて済む方法を遂行すれば、解散総選挙に打って出ても、勝算が有るように思えるのですが・・・閣議で決めた事は解消できないでは役に立たない役人そのものであり、国を滅ぼす最も危険な前兆だと言えるでしょう。明らかに弊害の多い制度は改めるに何ら問題ないはずです。やはり世間知らずの思い上がりと言われても、そのとおりの内閣です。　　　　　　陽射しに映って posted by (C)違いがわかる男

  2008年11月17日

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  民意と言うこと

  年を追うごとに参加人数、観客共に減る一方の秋祭りでした。雨にたたられたのも、余計に寂しく感じられました。衆議院の総選挙は補正予算成立後の見込みになりそうです。まあ年内と解散・総選挙は確実になった模様です。それでも国会論戦中にこじれたり、つじつまの合わない事など出てきたら、総選挙に打って出るのは無い話ではありません。与野党共に民意を問うと何かにつけて言うのですが、一度たりとも民意に則した政治を布いた事はありません。政治家の民意と有権者の思いはかなりの距離が感じられます。一番民意に則してないのが比例復活当選です。クビにした民意を反故にするのは民意に泥を塗る行為です。小選挙区比例代表連立制になって毎回問題視され、一票の格差と共に鋭意是正されなければならない優先事項です。復活当選をした議員は同じ選挙区から立候補できないなどの緩和措置もありません。民意に名を借りた民主主義の対極にある考え方と言えます。与野党共に＜あった方が良い制度＞になっているのが現状です。結局の所、政治家の都合そのものであり、恥かしくないのが不思議です。小泉政権の遺産のような今の自民勢力は増えることはありえませんで、どのぐらい減るかが見物と言えるでしょう。私が票を投ずる選挙区は開始前から勝敗が決まっています。献金でちょっと問題視された官房長官のお膝元です。私の店には対立候補のポスターを左右に張ってあります。見咎めるように自民系の町会議員の方が誰が張ったか聞きに来ました。本人が頼んだわけでして、官房長官本人が来られれば、構いませんよと言いました。今回の選挙でならないにしても、いつか自民政治は終わります。野党になって5年も過ごしたら自民のシステムは崩壊します。利権が全ての政党ですので接着剤が無くなれば用事が有りません。寄らば大樹の陰であり、大樹の露に群がる構図は民主党も同じかも知れません。ですので、今から釘を刺しておかないといけません。情報公開と行政のスリム化が必須条件と言えるでしょう。そうする事で特権階級のシステムも瓦解してくるはずなのです。　　　　　　秋の里山 posted by (C)違いがわかる男

  2008年10月06日

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  個人的財源

  今更ながらに歳をとったなーと実感するのが、国会中継です。TVはもとより、ラジオでも聞いたりします。所詮、作文を読むだけなのですが、言ってる事が概ね理解出来るので聞くのでしょう。理解は出来ても認める訳にはいかない事も言ってるので、「それは違うだろ～」とか「お前が言うな～」などとやじりたくなります。最近は政党もCMをバンバン流してますので、政治がイメージ化するのに拍車が掛かっています。かなり金額が掛かりますので効果を早く感じたいのでイメージ先行型になります。返す返すも民主党が小沢さんじゃなくて前原さんだったらと思います。イメージだけでは無く、やはり若さが前面に出て欲しい気がします。もちろん岡田さんや枝野さんや長妻さんなど気鋭の若手には苦労しませんが、現行ではやはりアンケート結果に象徴されるようになりそうです。政権を取るような事になれば、管さんや、鳩山さんは党の重鎮で収まって、直接政治のドライバーにはならない方がいいでしょう。OSが変った事を世の中に知らしめて、徹底的に旧態然とした機構を瓦解させる事が必要です。社会保障財源として消費税を10％にしろと日本経団連が言っています。有識者の多くがそう思っているでしょうし、そうなるでしょう。しかし経団連が一度たりとも最低労働賃金を上げるべきだとは言いません。労働環境の劣悪化が招いたような事件事故がわからないはずも無いでしょう。保守派の多くが「財源が無いから何も出来ない」と言いますが、労働者としても同じ感覚をもって生活を送っています。労働賃金が上がらないのなら生活インフラを下げるなりの努力は見せるべきです。年金や保険に見られるようにイカサマの社会基盤で、更なる負担だけ求められるのは応じられるはずも無い事を自覚すべきです。もっとも先の総選挙でペテンに掛けられて、自分の首を絞めた自覚の無い労働者階級が、こぞって投票した結果とも言えるのが、今の社会情勢でもあります。その事も含めて理解しないと苦労の感覚が違う世襲議員に好き放題にされます。金融危機が新たな懸念として出てきましたので、アメリカの行く末と一蓮托生の国の悲哀も選挙に影を落とします。　　　　　　秋の色をアップで posted by (C)違いがわかる男

  2008年10月03日

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  優先順位

  台風15号が台湾で猛威をふるって進行中のようで、その影響なのでしょう、ぐずついた天気で実に寒い一日でした。県内の一部地域では11月並の気温になりました。昨日国会が始まり、麻生新総理の所信表明演説がありました。目新しい事も無く、知性も感じられず、えらそうな感じだけ受けました。金融危機は言うまでも無く対策は当たり前なのでとっととやればいいのですが、インド洋に展開する給油作業はやる気満々です。ジイサンの時代からのアメリカ好きのアメリカビビリなのでしょう。国民の視線に立ち聞く耳を持つと言うのがウリなのでしょうが、額面どおりに受け取ると死に掛けますので気をつけましょう。昨日都内で介護従事者の決起集会がありました。就業実態にあまりにも不釣合いな報酬の見直しを訴える集会です。介護報酬の見直しは3年ごとの見直しになっています。こういう事は絶対に守るのが役人と政府与党です。担当省庁の厚生労働大臣の桝添さんは、「報酬の上昇は介護保険料の値上げになる」と言いました。ここまで能無しだとは思いませんでがっかりしました。上昇は理解できますが、全部保険料で補うのはいささか乱暴です。仮に倍にしたとしても介護従事者の報酬が倍にはならないでしょうから、このシステムの不正に近い不備と、何年も前から分かっていながら手付かずだった事を侘びる形で、議員年金などの特権を無くすようにアナウンスするのが近道です。介護従事者の訴えは本当に切実で、傾聴に値します。少なくとも放言プッツン大臣とは人間の出来が違います。報酬で応えるのか、人数を多くして負担を減らす方向で応えるのか、待ったなしになっているのに実に呑気な政権与党です。介護従事の年数によってなにがしかの特権があってもいいかも知れません。車の税金の軽減やガソリン税の払い戻し、家賃の一部負担、リフォームの援助、公団物件の優先権など、介護従事者を物心両面でサポートするような考えを持つべきです。もちろん財源の確保は容易では無いことは良く承知しています。しかしながら、政府はいつも常に考えていると言う姿勢を示すのも必要です。その為に、〇割値上げをさせてくれと言うのが取るべき手段です。あまりにも無策で無能な政府ですので、絶望するのが分ってますので期待してません。　　　　　　貴婦人　秋をゆく posted by (C)違いがわかる男

  2008年09月30日

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  付ける薬

  もう直ぐ９月も終わりで、来週には長袖の季節に突入です。実にあっという間で毎年作ってるカレンダーの予約をしました。新内閣の始動直後の国土交通相の放言が物議をかもしています。何の言い訳も出来ないようなアホらしい暴言が３話一セットになってました。３話の対象者が順次苦情に来て、国交相は、その都度、お詫びをし暴言の撤回を申し上げてました。その模様は実に滑稽で自らの立場が分らない者が存在している驚きでした。麻生総理の心中、察するに余りありますが、ご自身も、中々の御仁ですので、勲章程度に考えると傷が深くなるでしょう。国交相自身は辞める事は考えて無いようですので、国会が始まれば、任命責任だとかでこの問題が蒸し返され、弁護しようにもレベルが低すぎて苦しいのが実情でしょうから、辞めるか罷免するしかない所まで追い込まれたら遅すぎます。身内からも批判されてるようですので与党にとって、解散総選挙に向けて良い材料にはなりそうにありません。小泉さんが議員を引退する表明をしました。出来れば隠遁生活をして欲しいぐらいですが、政治活動は続けるようで、この先TVなどでひっぱりだこになるでしょう。引退する事でフリーランスになったようなもので、言いたい事を小泉節で言いまくるおつもりでしょう。前々から言ってますが元々リーダーになってはいけない人でしたので、自民党ではなく国民生活の破壊者そのものです。改革の効果を評価するのは時期尚早だそうですが、このままの状態ならば評価が上がるより先に日本が終わってしまいそうです。小泉さんは官僚制度に全く手をつけませんでしたので、無駄遣いの部分だけは温存されましたので、格差が広がる事になりました。何より打破しなければならないのが特権階級の存在です。特権階級を無くすためには特権階級の人たちが法を変えなければなりませんので、望むような国づくりには遠く及ばないのが現状です。毎日新聞の川柳に　　『誰一人　過労死しない　天下り』と言う句がありました。実に上手で感心しました。役人・議員の人数を減らして行かないとこの国は持ちません。この事は誰もが分っているんですが、一番のナマケモノに自分で決めろと言ってるようなものですので、生半可な決心では前進できないでしょう。ましてやアレだけの二世三世議員の数からして好転する見込みは少ないでしょう。二世議員が批評されるのはおかしい関係の無いことだと言う意見もありますが、全く違う選挙区からの立候補ならその意見も認めるにやぶさかではありません。国会議員は国家の事を論じる議員ですので、『当選現職は同一選挙区からの立候補は出来ない』というような法律があればあっという間にいい国になるか、連日連夜政治家がTVに出ずっぱりになるかのどちらかでしょう。案外早く解散総選挙になる気がします。　　　　　　深まりゆく posted by (C)違いがわかる男

  2008年09月27日

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  減税のあり方

  まだ全く稲刈りが行われていない田んぼも目につきます。いくらなんでも今月中には刈り取りが行われすっかり冬支度になりそうです。麻生内閣の陣容が明らかになりました。安倍さん以来のお友達内閣のようです。色々な問題がありそうですが、とりあえずは財務大臣の考え方です。財政出動やりたがりで小泉改革を尽く否定する内容です。否定して何の問題もありませんが、法人税の減税など前から言いたかった内容が盛り込まれています。所得税減税も誰のためか考えるまでもありません。前から思っていたのですが、法人税の減税には法人に適格条項を設けるべきです。例えば従業員が多数存在するいわゆる大企業などでは、障害者の雇用が義務付けられています。罰則は何もありませんので、ほとんどの企業が守ってません。法人税を下げるなどの行為に及ぶ前に、談合や虚偽申請、など反社会的事象が見られる会社には不適とし、企業が就業を通じての社会貢献、還元があってしかるべきです。努力している会社もあるのですから、授産施設との連携や、育児休暇や女性の雇用形態など、目に見えて誰もが判断できる材料がいくらでもあります。答えを言ってしまうと、何ら努力をしない会社ほど政治献金が大好きです。狙いは単純で我田引水な感覚でしかありません。より社会に対して自社の存在意義などを実践する企業と、全く意に返さず、やり放題の会社を同じ扱いにすることが間違いです。法人税の減税はかなりの努力目標があって然るべきです。減税対象を提示する事で企業価値を高め、存在意義が増せば意味があるでしょう。企業の社会的ステータスも同時に増すはずです。感覚が単なるカンフル剤であり公共事業のようなばら撒き感覚でしかありません。企業団体献金による江戸時代的な政治運営の成れの果てと言えるでしょう。減税分は役委員報酬にすりかわり更なる献金の還流が見え見えです。法人税減税が世界的な水準と言うならば社会的存在意義も考慮されるべきです。本来しなければならない企業努力について竹中・小泉ラインは何もしませんでした。減税を問うのなら、それに伴う企業としての姿勢も問うべきです。　　　　　　稲刈りと鷺 posted by (C)違いがわかる男

  2008年09月25日

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  出来レース

  良く晴れて夜は雲ひとつ無い、いい天気になって久しぶりに天の川を見ました。月が昇る前の夜空は星の数がとても多く、雪が積もる頃には蒼い夜空が楽しめます。規定路線で下馬評通りの自民党総裁選で、何処か世間ずれした麻生さんがブッチギリで選ばれました。思いの外小池票が伸びなかったので、小泉人気も過去の物になりました。今回はあまり金も掛からなかったようですし、来るべき解散総選挙に向けて出資を抑えたい各候補です。住民投票などと同じく公職選挙法は適用されませんので、買収のし放題で、田中角栄時代には猫の党員もいたそうです。流石に今時はそんな事が伝えられたら政治生命が終わります。新聞各紙の社説やコラムでは世界恐慌時代の、昭和初期、浜口内閣・犬養内閣の時代となぞらえる記事がありました。なるほど・そこそこの説得力はありますが、情報のスピードと質と量が違いすぎます。過去の事例に無理やり当てはめるのは老練な評論家などは大好きです。悲しいぐらい進歩の無い国民性も変ってないと言えば変ってませんが、当時よりは圧倒的に体制批判が安全で簡単すので、私のブログのような物も存在できるのはご時世ならではです。その事自体が日本が先の大戦で300万余の犠牲の代償です。甚大な犠牲を払った時代を知ってる世代の政治家の、いい加減で恥知らずな言動や振る舞いを見ると本当にがっかりします。格差は広がり続け、特権階級はガードを固め、奉仕する気はさらさらありません。政治や教育は意識の上位から転落し、世界に冠たる民族では無くなりつつあります。それでも日本人を止めることも出来ませんので、何とか憂うべき国家と社会風土を良くして行きたいと言う存念だけは捨てられません。個人的には新総裁・新総理に望むことは解散の決意だけです。昭和初期、世界恐慌の時代は想像する他ありませんが、戦後最初の普通選挙には女性がこぞって立候補し、今の小選挙区の正反対の大選挙区と言う仕組みでした。それにより女性３９名を含め８５％の代議士が全くの新人でした。これに危機感を覚え直ぐに中選挙区に戻し、民主主義の芽を摘み、長きに渡る自民党政治の根幹を作ったのが吉田茂です。言うまでも無く麻生新総裁の祖父に当たる人です。解散総選挙があるとブログ開設二回目の解散総選挙で、国政選挙は３度目になりますので期待が膨らみます。　　　　　　　　着地～ posted by (C)違いがわかる男

  2008年09月23日

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  乱立

  晴れると暑い残暑の初秋です。朝夕は寒いぐらいに感じますので季節は確実にシフトしています。自民党総裁選ですが今回は史上最多5人の立候補です。この事は党にとっても国民にとってもいい事です。いつもの自民党なら報復人事や役職・大臣ポストに鑑み、有力者に楯突くような事はまずしなかったのですが、派閥の求心力の衰えが露呈しました。ですので推薦人を集める事が可能になりました。総裁選は党内の事ですので通常の選挙のルールは関係有りません。ですので買収し放題ですので資力がないと勝てません。小泉さんあたりから流れが変りましたが、今回は実弾が飛び交います。一人二十人以上ですので、少なく見積もっても80人は、「麻生さんの下では働きたくない」と思っている訳です。80人はいわば連判状に署名したようなものですので、仮に麻生内閣になっても平の与党議員でよいと言ってる事になります。5人の内の誰かが次の臨時国会で指名され首相になる段取りです。その後の冒頭に解散が宣言され、楽しい総選挙になります。今回の5人の候補者も同じ党でありますので、180度違うような事はありません。記者会見の意気込みたっぷりの政策提案にしても、角度を変えて言ってるような物でダメな物を作り変える話は有りません。最も分りやすかった年金問題にしても小手先の議論に終始してました。既に制度として破綻したものを繕うような話ばかりです。先日国民福祉のアメリカ型と北欧型のメリット・デメリット、そして日本はどちらを選択すべきかと言う話でしたが、日本の年金は更にレベルが低いのが特徴です。まず公的年金を一元化し、特権年金を廃止することが肝要です。一番正しいのは、高給付で行く代わりに消費税は25％ぐらいで、法人税や相続税・所得税も上がってゆくとする方法と、今より安い負担だけれど自分で積み立てて＋αで過ごしてもらうのと、二枚看板を掲げて本当の意味で選択を問う解散総選挙が理想です。そうすれば分りやすく国論を二分出来、結論から国政を布くことが出来ます。一回でもキチンと年金にケリをつけるのも有効だと考えます。年金に限り政党は関係なく一気呵成に始末してしまわないと困ります。雰囲気、成り行き解散ですので期待するとがっかりしそうです。　　　　　　急降下 posted by (C)違いがわかる男

  2008年09月11日

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  どう違うのか

  荒れ模様と言うほどでは有りませんが、秋の長雨を予感させる天候です。予報では午後から晴れるそうですので期待しましょう。先週は首相の政権放棄にかき回された一週間でした。放棄宣言記者会見で、「いつも人事のような感じで話されますが・・・」と言う記者の質問に、『私は自分の事を客観視できるんです。　　あなたとは違うんです』と言い放って物議をかもしました。私が知る限り自らを客観視できるのは、〇ル〇13ぐらいしか思いつきません。多分福田さんは客観視の意味と重さをご存知無いと考えてよいでしょう。政治家である以上客観視から一番遠い存在であらねば出来ない仕事でしょう。客観視できれば泥舟の船長になろうと思った時点で間違ってます。客観視できて続けられるのなら精神的に破綻しています。もっとも破綻している政治家は古今東西存在していますが、いずれも客観視などとは程遠く、存在自体が弊害のような人物ばかりです。実際、記者の意見が事実であり、激しく同意します。洞察力と的確な表現は記者氏の方が優っています。官房長官の時代から変ってませんので体質なのでしょう。去り行く首相に少し同情するとすれば野党はもちろん、身内の与党内からも何らの惜しむコメントが聞けないことです。惜しくないのは間違いありませんし、低空飛行の支持率では墜落は時間の問題でした。前回の安倍さんが放棄したときもそうでしたが、政治的空白にも関わらず、何一つ政情不安は起きませんし、通貨の暴落や事件事故が増えたりしません。世界的にも稀有な事ですし、この国のシステムが素晴らしいといえます。言い換えれば首相はその程度の存在です。その程度をしっかり肝に銘じて、出来る事としなければいけない事を処断していく事が必要なはずです。記者会見を聞く限りでは、『国政が困難を極めるので続けるのがイヤ』と言ってるように聞こえます。自らを客観視できる人なら造作も無いことだと思うのは私だけでは無いでしょう。つまり『政治家として何らの資質も持たない人間です。』と言うことです。与野党含めて簡単に国民の政権選択の総選挙と言いますが、結局は選挙であって、国政選挙は大体700億円掛かります。考えるまでも無く税金であり、何かと言うと財源が無いと言うのに、この事について財源が無いからしない方が良いとはなりません。もちろん予備費のような形で編入済みだとは思いますが、使うのが自慢と言えず使わないようにするのも立派な仕事です。私の庶民感覚では「もっと上手に使って欲しい」になります。　　　　　　　　　　ローカル線の特急。 posted by (C)違いがわかる男

  2008年09月07日

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  覚悟

  BS放送の最大の弱点は積乱雲でして、ノイズが走り始めると受信不能になります。その少しあとに雷鳴が響いてにわか雨に見舞われました。日経ネットプラスのフォーラムで、竹中平蔵教授のコラムが載ってまして、「景気後退長期化」の覚悟を。と題したコラムが載ってました。景気が後退局面なのは疑いようがありませんし、ゆっくり水浸しになるように日本列島を覆ってくるでしょう。値段が上がる物と下がる物に対分されて、社会格差はより鮮明になるはずです。一回や二回の選挙や政権交代でどうにかなる問題ではありません。コラムに対しての意見やコメントも見てみましたが、一番説得力のあったコメントが、「この先の日本は生産性が下がるのは目に見えて当たり前だから、今の生産規模を確保するために借金をすれば、人口が減る一方の、この国では破綻しないほうがおかしい。今の規模を確保するなら外国人労移動者の受け入れと、この国のGDPをはじめとして各方面の規模縮小しかない。」というものでした。福祉は増える一方ですので、縮小後の財政の確保はと言うと、富裕層から頂くという訳です。いびつなまでに広がった格差を作っておきながら、丸儲けの富裕層から税金を引き出すのは竹中教授が一番嫌がることです。もちろん多くの政治家や特権階級の方々も嫌がります。日本という国が最も幸せな形は良質の中間層が多数居る国の形です。グローバル経済型は八百長が横行し、日本の実態に則しません。改革の名の下に日本の社会構造と倫理観を壊してしまい、価値観を金額に置き換えて愚かな国にしてしまった改革は、改革と呼べるのか甚だ疑問ですが、もう余裕はありませんので、国のあり方としてキチンとしたビジョンを出して邁進し無い限り良くはなりません。小さな政府だろうが大きかろうが、安心して住める国にしてくれれば良いだけです。今日は日本中で鎮魂の想いが支配する厳かな日です。あの日、不戦と復興を誓った多くの人々の気持ちとはかけ離れた国になりつつあります。　　　　　　ねえ・どこ行く・・？ posted by (C)違いがわかる男

  2008年08月15日

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  顔ぶれ一新か

  ３日前に車のヘッドライトのハイビームが片側切れてしまいまして、ロービームで帰るハメになったのですが、出勤時にはすっかり忘れていまして、帰る際に切り替えて思い出す始末です。この事を２日続けて、幾らなんでもまずいのでメモ書きして直しました。暑くてもしっかりしなければいけません。本日予定では、福田総理が内閣改造を与党側に伝えるそうです。考えてみれば、マスコミに多く出ている人ほど仕事をしている気がしますが、そうだとも限りませんし、結局大臣が変っても官僚支配の構図は変らないでしょう。一週間ぐらいで決まりそうですが、解散に踏み込めない心中も見て取れます。いずれにしても総選挙までの布陣でしょうし、福田内閣とすれば最後の閣僚になるかも知れません。どうなるのか全く読めませんが、良くならなければ人選能力を問われますし、格段に目覚しい業績を積むようなら前回選ばなかった事を責められます。多くは与えられた仕事が本人のスキルを伸ばすのでしょう。絶対に大臣が仕事をしないと前に進まないのが、法務大臣です。個人的には一番仕事をしている気がします。と言っても死刑執行書のサインだけですが、良くやってくれました。この人以上にサインをする人なら大いに歓迎しますが、尻込みするような大臣なら全く必要ありません。厚生労働大臣も規定路線でしょうし、本人もそのつもりのようです。年金の問題は相変わらずで、桝添さんとしても投げ出したくはないでしょう。身内に足を引っ張られる形になりやすい部署にしては良く勤まっています。今回の医療体制の充実と安心プランは遅すぎますし、肝心の実行力が現場任せの感は否めません。医療の現場に限りませんが、汗を流すことなく高報酬に座してる者たちが、積極的に改善するような事を期待するような案は無駄に終わります。政治の判断であり、医師会にプレッシャーを掛けられないなら不要な官庁です。マスコミ受けする人材登用では無く、統括官庁が嫌がる人選を期待します。　　　　　　かかし祭り・吉兆 posted by (C)違いがわかる男

  2008年07月31日

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  正念場

  桜前線北上中でつくづく南北に長い国なんだな～と感じます。道路の両脇を５ｍを越える雪の壁のニュースを見ました。秋田県と岩手県の両県を通る道ですが一度通ってみたい眺めです。参議院でも予算委員会は審議に入っており、期限切れの暫定税率も、もう半月の事になりそうです。ガソリン税は復活後来年度から一般財源に編入になるようです。国土交通省からかなり抵抗があったはずですが、一般財源化は民主党も言ってたことですし、方向は間違ってません。暫定税率分を一切減らさないのは承服しかねますが、流れとしては規定路線と言えるでしょう。一般財源化すれば今までのように無駄遣いができ無くなるはずだと、考えているなら、あまり期待できませんし、しない方が良いでしょう。明らかに不要と思われる年度末の道路工事が無くなれば意味がありますが、道路工事に限らず、国民のための施策が成されないのが実情ですので、過度な期待は持たない方が良いのかもしれません。ガソリン税と自動車重量税の金額は今まで通りですので、道路特定財源の名目は無くなりますが、多分国土交通省あての予算は従来どおりの予算編成になるでしょう。従来同等分として削らせない事は今までの経緯から十分考えられます。ですので民主党をはじめ税金の使い道をとにかくガラス張りにする事です。道筋として一般財源編入を視野に入れて、一般会計より多い特別会計のあり方と、存在と規模を明らかにし、しかる後に一般会計への編入を進める公算を立てるのが良い方向です。道路に限らず、とにかく不要な予算が多すぎます。もちろん、国会・地方合わせて必要以上の議員も削り、痛みを共にしながらモノを言うべきです。崩壊している社会制度も再構築ぐらいの見直しが必要です。この国で生きていく以上益々開く格差を当たり前とは考えたくありません。インチキを是正し健全な社会生活を送る事が、バカバカしいと思われるような国なら議員も役人も必要ありません。国民の一人として、この先の日本が崩壊しないように見守る必要があります。          桜・五重塔 posted by (C)違いがわかる男

  2008年04月13日

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  年越し分終了

  半月も過ぎると、さすがに全てのルーティーンが正常化しています。この先雪が降ったりしない限りは特別うろたえる事はなさそうです。安倍元総理のテンパッたプッツン辞任から混迷の臨時国会が終わりました。今国会で象徴的なのはＣ型肝炎薬害訴訟の全面和解が実った事です。被害に遭われた原告団の安堵の表情が見ていてもうれしく、成立に際して久しぶりに反対ゼロの国会議決を見ました。毎日新聞の記事ではこの議員立法の案は与謝野元官房長官がシナリオを書いていたようです。中々の政策通と言うべきか、もっと早めにとも思ってしまいます。いずれにせよ国民が国を訴え戦い続けると言うのは、想像以上の労力と精神の消耗の連続です。安易な妥協をしなかった事は称えられる事でしょう。次からのガソリン国会がどうなるかが他人事のように面白そうです。揮発油税の暫定処置の延長に野党民主党からも賛成する議員がいます。ご本人は間違ってないと思ってらっしゃるでしょうから、それはそれで構いませんし、この際与党になびくのも良いでしょう。給油支援法のように「大変な事になる」と言うのは常套句ですが、今回は「大変な目に遭わせてやるぞ」と言ってるのと同じです。予算を握ってるので報復はやり放題ですし、国民生活を気にするような政府与党でない事は十分承知しています。与党の議員さんの口癖の「先進国では・・・」と言うことに絡めば、このどうしようもない、いい加減な税金をキチンと納めているのが立派です。たぶん先進国でも日本ぐらいでは無いかと思われます。油脂の性質上軽油には不正が横行してますが地方税ですので、地方行政にまかせっきりで、気合の入り方が違います。軽油は国税ではありませんので、ガソリン程の旨みが無いのかも知れません。政府与党の言うとおりならガソリン税を県税などの地方税の扱いにするべきです。暫定が切れて計画通りに廃止が叶わなかった事が無能ぶりを露呈しています。継続を頼み、支出をさせるなら議員や役人の数を減らす程度の事はしましょう。政党交付金は貰っておいて企業献金も全くの手付かずでは「自分たちの無駄遣いをこの先も続けるのでよろしくね。」と言ってるようなモノです。とにかく効率の良い小さな政府を実現するために腐心するのが当たり前です。今回の期限切れを絶好の機会と捉えるのが国の舵取りを任すに値します。何一つ進歩も無いようでは傍若無人の若者を笑えません。　　　　　　　エンジン・ブロー posted by (C)違いがわかる男

  2008年01月16日

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  支援の次は・・

  いわゆる松の内も明日までですが、既にほとんどのしめ飾りは外されています。飾って二週間で焼いてしまいますので、猛烈に無駄な事かも知れませんが、それはそれとして受け入れるのも文化となります。国会は懸案だった給油法案を最終手段で通しました。インド洋での給油を止めると大変な事になると、さんざん脅されてきましたが、何が起きたのか私には分りません。逆に法案が通ってバラ色の国際関係が築けるのも実感できません。同時にアフガニスタンへも直接金融支援もするようですが、現状を見る限りでは給油支援は有効な国際貢献だとは思えません。既に多くの方やマスコミでも報じられてるとおり国際貢献ではなく、アメリカ貢献であり、ブッシュ政権のミカジメ料です。正確には共和党・ネオコン・軍事産業へのオマージュと言っちゃいましょう。今回の大統領選挙に立候補していない、チェイニー副大統領が、役員をやってるハリバートンの様な軍産企業が丸儲けしました。今回のイラク侵略戦争も３００兆円近くの金額を使っても終わりそうにありません。この無茶苦茶な戦争を支持したアメリカの犬のような日本の政治家はポチ小泉を筆頭に今もって誰もなんら反省をしていません。どんな弱みを握られているのか興味があります。この先嬉々としてアメリカだけに忠節を誓いながら、国際問題を乗り切るのは非常に困難だと考えましょう。泥沼を世界中に作っていくような国際貢献では意味がありません。給油支援が終わりましたので、次の問題は終わりの見えない年金と、これまた期限切れを迎えるガソリン税をめぐる問題です。国民の側からすれば１Ｌ￥25－安くなって文句を言うつもりは有りません。政府として年間￥２０００億の財源を期限切れで手放すはずも無いでしょう。間を取って半分ぐらいにしてよという案もありますが、増やしたいぐらいの政府には一銭も減らすつもりは無さそうです。次期総理の呼び声高い谷垣さんも減らす無くすなどは全く眼中に有りません。本当に必要で正しい税法なら期限を設けずに恒久法であるはずです。時限法で有るということは決められた期限に始末出来なかったと言う事です。一番反省しなければならない事は、この一点です。道路財源は何もガソリン税だけではありません。自動車重量税も一般道路財源に組み込まれています。この重量税が実にいい加減で矛盾に満ちています。名前からして重さに掛かる税金であるはずが、同じ重量カテゴリーで４倍違ったり、一くくりもあります。重量税も平等徴収の改革のメスが入っていいはずです。　　　　山中の不動明王 posted by (C)違いがわかる男

  2008年01月14日

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  辞任

  朝一の作業が暖房を入れることになり、いよいよ秋から冬支度へスライドして行く感じです。スタッドレスタイヤも注文済みですので、例年並なら今月末辺りに初雪を見ることになるでしょう。既に各報道フロアで流れている通り、民主党のお家騒動が勃発しています。元々寄り合い所帯ですので、さもありなんですが、今回はトップが所帯を見切った所でしょう。「今は離党の意思は無い」と実に思わせぶりです。代表を辞任であって、議員を辞める訳では有りません。出来れば議員を辞めて頂いても結構でしたが、この先腹に据えかねる事が起きたら離党も止む無しと言うことでしょう。言うまでも無く、かつての自民党の経世会大番頭であり、故金丸の腹心であり、旧体勢の象徴と言っても良いでしょう。今回の大連立構想が断られたと言う事ですが、小沢元代表の思うがままとは成らなかったようです。過去、自民党と連立を組んで党が隆盛する事はありませんでしたし、社会党に象徴されるように、腐敗に対抗出来ない党はあっという間に衰退します。鳩山幹事長の「党が持たない」と言うのも事実でしょう。代表代行が指揮を執れば良いだけですので、浮き足立たずに冷静に野党第一党として振舞えば良いはずです。こちらでは日曜日に放送される「たかじんのそこまで言って委員会」なる番組があり、山田洋行から小沢元代表に多額の献金があったと言われてました。その辺りも関係して民主党の追及の矛先が鈍ったのではとの指摘でした。当たらずとも遠からずと言った所でしょう。献金と言われれば問題ないように思われがちですが、本質は賄賂であり、我田引水の感覚はぬぐえません。追求を受ければキチンと説明するのも政治家の有り方です。同委員会に於いて2週連続ゲストで出られた方がいて、防衛問題の専門家であり、防衛庁の高級官僚であった人です。話し振りは勝手気ままで実に不快極まりない人物でした。２・２６の青年将校なら0.1秒で切り捨てられそうな人物です。宮崎氏は「頭のいい人だ」と言ってましたが、官僚にありがちな自らを正当化する角度からのみ物を言ってるだけで、本来のあるべき仕事を放棄した事実は述べていませんでした。このような屑に近い人物に多額の報酬を与えて、曲がりなりにもこの国がカタチをなしているのはシステムが優れているのか、やはりキチンと働く人が大勢いるのか分かりません。防衛問題はもちろんですが、この先の不安は増すばかりです。この先のこの国の行く末は良い方向とは思わないほうが、不条理で身勝手な激流に耐え備えやすくなります。　　　　　　　　

  2007年11月05日

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  交付金

  ドラゴンズの優勝で日本シリーズも終わりました。大リーグもプロ野球も、あらゆる思いは次のシーズンに持越しです。在日米軍再編成に関する「特別交付金」が再編に反対する岩国や名護は交付されない事態になりました。岩国は県内ニュースでもトップ項目ですので、連日、井原市長と議会のねじれを報道しています。井原市長が再編反対の立場で当選している以上、曲げるわけには行きませんので、当然と言えば言える訳ですが、議会に与党系の議員が多く、当然の事ながら、国に反旗を掲げるような事は絶対に出来ません。で何時まで経っても話が決まらないわけです。今回の交付金は最高１億２千万なのですが、問題は市庁舎建設の補助金３５億円が凍結している事にあります。平成の大合併に際して岩国とその周辺地域をあわせたの議員数は実に110人で、当時日本一のマンモス議会として全国の嘲笑になりました。議員は誰一人疑問を呈することなく、解散まで居座りました。今回の特別交付金は再編反対している以上仕方の無い所でしょう。しかし市庁舎建設の補助金は、建設に際し国は支出許可を出していますので、これを差し止めるのは中央政府として問題があります。反対の市民の感情と今までの米軍のあり方は、筆舌に尽くしがたい現状を無視するものです。このまま市長が辞任するのを待つ腹なのでしょうが、再編問題に関する事柄を、アメリカの側に立って力ずくで押し通した形になり、政府与党の住民不在の防衛行政が浮き彫りになります。　　　　　　　　

  2007年11月02日

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  多選禁止

  ワールドシリーズも７回戦で先に４勝で奪取になります。先ごろから始まりました将棋の竜王戦も７番勝負で後手番ながら渡辺竜王の先勝でした。竜王戦は従来なら第一戦は海外で対局するのですが、諸般の事情もあるのでしょう、今回は国内でした。将棋のタイトル戦の最高賞金の棋戦ですので、一年を締めくくるにふさわしい戦いを期待します。 少し前の話ですが、首長の３期以上の多選を禁じる条例案が可決しました。とても良い事には違いないのですが、それっきりの感があります。この問題に激しく抵抗するのが他ならぬ「老害」の問題の方々です。首まで漬かって、通常の善悪の判断が不可能な、国会議員にまで飛び火するのを恐れています。衆議院のように解散があるとなれば、単純に回数で決めるのを無理だとするのは理解出来ます。ですので激務とおっしゃるご本人のためも鑑みますれば、「定年制度」の導入が、効果的だと考えます。衆議院のような解散を考えない地方議員や参議院は、回数か定年のどちらか早い方で政治の場から退場願えれば新陳代謝が期待できます。実績をバックに老人力を誇示しますが、大方の場合賞味期限が切れて既存の特権にぶら下がっているだけで、見ていて実に醜悪の極みで、腐敗の温床です。特権を排し、既得権益を無くせば、自然消滅しかねない奴らばかりです。保険、年金、などの公的な仕組みも完全一本化し、その上で自由意志により積み立てる制度を作るべきです。地方議員から始まって、特権や権益が、あたかも自分が特別な存在だと間違わせる原因になってます。定年も民間に準じた内容で何らに問題有りません。二十年もやってれば数合わせの数にしかならないでしょう。現時点でも議員を辞めて頂いたほうが、国のためになりそうな議員がかなりの数いるのは多くの国民の思うところでしょう。多選の弊害ははっきりしてますので早期の是正が必要です。数も必要以上に多いので国難に鑑み自ら律しましょう。          　　　　　　

  2007年10月26日

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• ３０歳の町長候補

  さしあたって特別関係あるわけではありませんが、２５年前から原発誘致に向けて騒ぎが収まらない山口県は上関で町長選挙が告示されます。毎回、原発誘致に積極的な現職側と原発反対を掲げる候補との一騎打ちの選挙戦です。今回で８回戦目になります。この原発の問題は誘致の段階の特別給付金に代表されるような、利益配分には当該地域に住まない限り、まず何の問題もありません。しかしながら万が一の事態には地元だけの問題では済まされません。町長選挙でも県下で一番報道される選挙です。今回は新人候補が反対派の中では過去最年少と思われる３０歳の青年の出馬で注目されてます。出馬を決めた候補の若者は反対派住民の事務局担当者で回を重ねるごとに盛り上がりに欠け、地域も人口が減り、高齢化は加速する一方で、高齢化率は県内トップです。調査費などの名目で既に地元には２０億円を超える資金が投下されています。それで尚、高齢化と過疎化が進むのですから、推進派の言うような夢のような話は額面通りには行かないでしょう。３０歳の青年候補は見た目は高校球児のようで、インタビューにもきっちり方言で答え、誠にうれしく、若さかくあるべしと感じました。体制に楯突く人種の多くが、ヒゲ面で後ろのほうでギターを弾いてる仲間に囲まれてと言う、既成概念を持ってる私としましては気持の良い人物の登場です。原発誘致に成功し、関連の雇用が創出されても、過疎化、高齢化は止まらないでしょう。結局は上関の高齢化の費用負担を原発産業が担う事になるでしょう。現状の町にいくら助成金が入ったとしても、利用人数の少ない不必要な箱物ばかり作るのがパターンです。建設業者や関連施設は潤うかもしれませんが、魚が増えるわけでも農産物の収穫量が飛躍的になる訳でも無いでしょう。漁業や農業といった一次産業が主な地域です。過疎化の進む地域にありがちな場所であり、その様な場所が原発立地に最も白羽の矢が立ちます。原発が誰の為なのか推して知るべしです。町長候補の青年の支持母体を総動員しても勝てそうにありませんが、彼には今後のことも含め一回であきらめないで欲しいです。次回もその次もそれでも驚くほど若いのですから。

  2007年09月25日

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• 総裁選の後

  気になる天候も何とか降らずに済みそうですので予定通り運動会を執り行うそうです。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿自民党総裁選は考えるまでも無く福田さんで決まりですので、内閣の閣僚人事に興味がシフトします。前回までのオッペケペーの人達の再登場はありませんから留任と新任、党三役の去就が注目されます。今回の桝添さんは留任だと本人も思っているはずです。高村さんも留任の線でしょう。いずれにせよ福田さんの胸先三寸です。福田内閣の組閣で目玉になるとしたら、麻生さんと安倍さんの去就です。幹事長に留任させれば支持率もグンっと上がるでしょう。福田さんが出馬の記者会見で、「私に無い物を麻生候補はお持ちである。　　争うのではなく本来なら組んで一緒に仕事をしたい」と言ってましたので、無役で追い出すような事をしない方が良いでしょう。総裁選で思いの外、麻生さんに票が流れて、圧勝の形が揺らぐようであれば根絶やし人事もあるでしょう。安倍さんの健康状態も気に掛かるところですが、拉致問題の特命全権委任が出来れば、ライフワークとして取り組めるでしょう。北朝鮮にも緊張し続けてもらわなければなりません。安倍さんで拉致問題に進展し良い形になれば、再登板の線もあるのではと考えます。かなり厳しいのが現実ですが、一番有力な人物となれば、安倍前総理であろう事は皆の一致する所でしょう。それにしても各大臣一ヶ月も仕事をしてませんし、引継ぎなどになれば意味の無い支出とも言えるでしょう。やはり辞め方の問題が尾を引きそうです。現在入院加療中のご様子ですが、冷たいもので誰も気に留める様子はありません。政治とはそうしたもので、安倍さんご自身も分かっておいででしょう。解散権を振るうことなく終わってしまいました。いろんな人に捲土重来があればという総裁選後です。

  2007年09月16日

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• 就任一年

  何処からとも無く虫の音が響き渡ります。帰宅途中の運転中の車からも途切れることなく聞こえます。つい二週間まえまでセミの鳴き声が聞こえて、入道雲も見えたのですが、初秋の気配からは既に夏の欠片を見つけられません。安倍首相のイキナリの辞任劇はなんとも人騒がせで、TV番組は軒並み特別番組構成になりました。録画の予約は多分ズレまくりでしょう。都市部では号外が配られた様子でした。その場に居合わせるだけでもらえる号外ですが、当然のことながら未だかつてもらった事がありません。活字に慣れ安心できる民族ならではか、はたまた新聞会社の心意気か号外を見る度に考えます。後任は麻生さんの線が有力視されてます。かつて橋本龍太郎であろうと言われ、小泉総理が誕生するに至った経緯は記憶に新しい所です。いくらなんでも小泉さんが再出馬とはならないでしょうから麻生さん、谷垣さんの線で落ち着きそうです。先の総裁選では麻生さんは「捲土重来」と言ってましたが、思いのほか早く達成されそうです。一国の首相が退陣するに当たって、国政がそれほど混乱しないのがこの国の良く出来たところで、言い方を変えれば中々変化できない要因でもあります。グーグルのニュースでは安倍グッズの売れ行きを懸念する記事がありました。確かに業者にとっては死活問題ですが、首相の影響がお菓子やグッズではなんとも情けない話です。元々あまりいい評判は聞きませんでしたので、短命に終わるのも仕方の無いところでしょうし、小沢さんを悪者にしたかったのでしょうが、そう言う事に慣れてる人からすればどうと言う事は無いみたいです。ココの所のアメリカの対日政策の意地悪さに辟易したのもあるでしょう。肝心の連立政権もガタガタで立て直そうにも森元総理のような賞味期限切れで、何か言うだけで迷惑な人物ばかりが居る党ですので、まとめるなんてとても無理なのでしょう。それにしてもタイミングの悪いリズム感の無い人です。健康問題も絡んでいるようですが、辞めたら全快するでしょう。安倍さんに捲土重来があるのか、このまま埋没するのかが本当に安倍さんの力量が問われます。北朝鮮の拉致問題が頓挫してしまいそうなのが残念です。自分の内閣で解決すると言った年金問題も放り出しました。この辺りが安倍さんの本質と言って良いでしょう。

  2007年09月13日

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• 背水の陣

  特措法の主命題であるインド洋での給油のデリバリーを出来ない事になったら首相はお辞めになるそうです。なるほどいい考えです。解散はしない目論見ですので、先の負け戦に鑑み次も主張が認められなければ今度はすっぱり辞めようと言う事です。衆議院で圧倒的多数を持ってる与党が、法案が通らない事は無いのでしょうが、参議院で審議が長引き時間切れ不成立の憂き目にあうと結果は一緒です。与党は民主党案を丸呑みすると言ってますので最終的には法案成立でしょう。この問題に限りませんが、自分たちの主張の方向からしかお互いに議論してません。ですので合憲違憲のすれ違いになります。ただアメリカがココに来て顔色を伺う姿勢を見せましたので、翻って考えればいい加減な事をしてきたのは間違いなさそうです。先日のアメリカ大統領の演説の内容がシッチャカメッチャかで、聞いてるほうが恥ずかしい様な歴史観以前のお話で、少なくともテロがこの先無くなるとは思えない演説でした。歴史上一番多く他民族を殺してきた国家ですし、国の構造が常に戦争を求めていますので平和に暮らすのが無理でしょう。こんな国と同盟を結んでるのかと思うと悲しくなりました。この先もアメリカが中東を含め、やりたい放題だとテロが減ることは無いと考えるべきでしょう。日本が特措法に難点を示しすんなり行きそうに無いと見るや、北朝鮮のテロ国家の指定を外すなどといった揺さぶりを掛けました。アラブ諸国に厳しく北朝鮮に二重基準はさておいての話です。同盟国と敵対国と随分処遇が違う気がします。どうなりますか見ものですが、国際貢献は何も給油だけに限定されません。私は特措法を流してアメリカの出方を見るのもいい機会だと考えます。もの凄い嫌がらせの連続になるでしょうが、国際的に孤立するという事は北朝鮮を見る限りでは恐れるに足りません。

  2007年09月10日

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• 選挙戦終盤

  いよいよ選挙戦も終盤で全ての選挙事務所が総力戦になります。一週間後には悲喜こもごもの様相を見る事でしょう。既にあらゆるメディアが予想している通りの結果を期待しています。私が投票する選挙区はガチガチの保守地盤ですので、今回も自民党の林候補が当選する勢いです。対抗の民主党は　とくら　さんと言う女性候補で今選挙を戦います。共産党候補の票を足して届けば上出来でしょう。しかしながら回を重ねるごとに差は詰まりつつあります。この保守地盤では民主候補も共産党と同じ扱いです。仕事場の隣の空き地で演説をしている時など誰もいません。最後まで聞いてるのは私だけです。ですので演説が終わったら走って来られます。握手してそこそこ話して終わりですが、すっかり覚えられました。アメリカのように二大政党制にするというのが民主党のそもそもの主張でした。緊張しあって切磋琢磨することでよりよい政治を実現できるはずなのですが、アメリカは政権が代わると官僚をはじめ数万人単位の移動になります。日本では国会議員がバトンを渡すだけですので、結果から言えばアメリカの様にはなりません。この内情からすれば例え共産党が政権を取った所で大した仕事は出来ない替わりに、国がひっくり返るような事にもなりません。しかしこのままでは間違いなく一般庶民の生活は成り立たなくなります。年金問題に見られるように官僚という存在は、自ら是正し改善すると言った事は絶対と言っていいほどやりません。自民党が自ら制度の不備や国民生活の向上をする訳が無いのは、二十四年間の投票実績からしても断言できます。前出の民主党候補にも、「政権交代するまでは民主党を応援しているが、交代出来た暁には批判する側に回るからね」と言ってます。仮に政権交代したとしても何年か続けば自民党は空中分解しますので、現在の与党議員はなだれを打って鞍替えをするでしょう。寄らば大樹の陰の土壌では二大政党は健全な形で成立しません。この選挙で与党を勝たせるような事になったら、格差や制度の不備を認めた事になりますので、重要な選挙を向かえながら面白いぐらいボロが出る自民党に結果としてショックを与えてやる必要があります。報道番組等で民主党の政権運営能力に疑問を抱く意見が良くありますが、まだ一度も担ってませんので未知数ですし結局は官僚機構の打破が出来るや否やに掛かっています。運営そのものは全く問題なく運営してくれるはずです。何事も公平で公に詳らかにするに限ります。ケインズでは有りませんが、「放って置くと役人は増殖する」という言葉の通り、何時の世も何処の世界も同じ悩みのようです。特殊法人に代表される税の無駄遣いは、ドラスティックに減らして行かなければなりません。民主党が出来るとは限りませんが、自民党がやると言うのはウソですので。

  2007年07月23日

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• 背水の陣

  既にご承知の通り、今度の参議院議員選挙で民主党党首の小沢さんは与党を過半数割れ出来なかった場合ケジメとして自らの政治生命をかけるそうです。背水の陣のルーツと詳細です。結果は誰の目にも明らかですので、分かりやすくてマスコミ受けは申し分ありません。世論調査などで選挙の翌日の見出しが決まりそうです。ついでに盟友の渡部さんも同じ道を取るという事ですので、勝てば２倍の喜びで、負けても同じ泥をかぶる友がいるというのは、なんとも羨ましい限りで、今回小沢さんも張り切って進める事でしょう。想いが届かずに政界引退となっても、政治家の刷新と思えば、さほどに寂しい事も有りません。思えば自民時代から旧態の象徴のような方々で、今回立候補せずに政界引退される人も３５人おられる事とあわせ、少なくとも年金受給者の方が議員でいる事が、この国にとって本人が思うより弊害が出ています。方々は激務だとおっしゃいますので、一般的な６０歳で定年にするのが適当です。もちろん地方議員、首長もそれに沿うべきです。この度の選挙の争点になっている年金の問題も、つまる所、何種類もあって議員や公務員に必要以上に有利な内容になってる事も、年金問題の根本原因に他なりません。改めるには、まず公的年金は国民年金のみとし、それ以上の受け取り分については国庫からの支出は無いものとして、自らが積み立て分として計上する仕組みにすべきです。公的支出が無い以上何の問題もありませんので、機関に於いて運用、無駄遣いは全くの勝手です。こうなると国民年金基金も俄然、意味を持ちます。国民年金の支給額も生活保護を上回らなくては始まりません。そこがスタートラインで、公的年金の帰するポジションです。簡単で済む問題を複雑にして来たツケに他なりません。もちろん現制度をひっくり返すような問題ですので、議員を先頭に抵抗は生半可では無いはずです。現時点で年金制度は破綻していますので、破綻を取り繕っても、その場しのぎに過ぎません。錆びた車に大金をかけて塗装を繰り返すだけです。塗るべき物に修復不能の腐食がある事を認めるべきです。フォーマットを変える事が出来るのは政治だけなのです。

  2007年07月10日

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• 信条・信念

  本来なら不動であることを指す訳ですが、選挙が不利になるので引っ込めるのは、いかにも節操を欠き醜態の極みです。問題の発言はコメントするには値しませんし、既に大勢の方が述べられておられる通りです。何かと身内の閣僚に足を引っ張られる総理です。それも先輩の議員の方々ですので言いたい事の半分も言えないでしょう。責任の取り方も、真実と一緒に首をくくる様な事は慎むのは当然ですし、辞任は今のタイミングで早くも無いでしょう。NHKのニュースを見てましたら、横から原稿が飛んで来たみたいでして、生放送中でしたので「すぐ、これ読んで」と言う声が聞こえました。久間防衛相の後任のすばやさからしても、準備は整っていたと言えるでしょう。後任の小池百合子氏にしても大抜擢と言えるのでしょうが、いかんせん辞任、後任共に選挙対策の感は否めません。不適切な発言をした際の者たちの言い訳として、「真意ではない」と言うのですが、真意に詳細な説明は必要なく、自らの信条に顔色を伺う事自体に問題があります。危機を乗り越えた感のある柳沢厚生相も、次回の目はありません。任命の責任者のそしりを受ける首相も、六掛け程度の不適切な発言は見て取れます。後任の小池防衛相には大変荷の重い担当相だと言えますが、ミサイル防衛や米軍再編、基地移転問題、いずれも核心部分に於いて大臣のカラーは反映できないでしょう。防衛省のスポークスウーマンになる形に落ち着きそうです。観閲式や艦観式などの颯爽とした姿を拝見したいと存じますが、参議院選の与党の負け方次第で、内閣が責任を取らされる形に成れば、せっかくの大抜擢もワンポイントリリーフになります。次回参議院選挙はどうがんばっても、前回の衆議院選挙のような与党の大勝は望めません。受け皿としての民主党のふがいなさを、ことさらに取り上げる人も少なからず存在しますが、官僚主導のこの国に於いて、国会議員に実務能力に差は有りません。従ってどの党に入れても大丈夫ですので安心して投票しましょう。一番良くないのが投票に行かない事なのです。

  2007年07月04日

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• 戦後レジームの証人逝去

  昭和から平成に変わる一年前に交通事故で入院していた頃、連日報道されてましたのが時の政権の中曽根総理から、時期総理を３人の候補から指名し禅譲する模様でした。もちろん馴れ合いで中曽根さんに、振り回された感は否めなかったのを覚えています。３人は安倍さん竹下さん宮沢さんでした。既に現首相の父上も含めこれで3人ともこの世を去りました。皆さん自民党の重鎮として戦後日本と共に働いてきました。昨日逝去された宮沢さんは戦後ＧＨＱの占領から復帰を果たすサンフランシスコ講和会議に臨む日本全権のメンバーだった人です。文字通り墓場にもって行った事もあったでしょう。この時代の方はそれが当然と教育され、自ら律する事が出来る方々です。宮沢さんは先の総理の小泉さんとは両極の人でした。小泉さんは安倍総理が頼んでも財務大臣は引き受けないでしょう。宮沢さんは頼まれればなんでもやったかも知れません。晩年の風貌は特殊メイクなしでスピルバーグの映画に出演出来そうでした。国会で「フォースを使うのじゃ」と言いそうな雰囲気だったのを覚えています。特段スキャンダルはありませんでしたが、実務派の政治のプロとでも評するような方でした。ＰＫＯの法制定が一番の仕事でした。既に政界からは引退してましたので、政治評論家としてマスコミに出てました。安倍総理の言う所の戦後レジームの生き証人の一人でした。総理は戦後レジームを終わらせ戦前でも始めようかと思ってるのかも知れませんが、考えようによっては永遠に戦後であって欲しい気がします。アメリカで戦後と言うとヴェトナムの事でした。最近はきっとイラクを指す様になるでしょう。宮沢さんが墓場にもって行った事が気になりますが、日本の情報公開が進んで公文書が世に出るようになれば、未だに期限が来ても公開しない安保条約の文書に絡む話が見えてくるでしょう。今となっては既に賞味期限が切れている可能性が大いにあります。激動の昭和を語る人が又一人去りました。

  2007年06月29日

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• 復党

  年内でないと意味が無いのだそうです。理由はと言うと政治資金や国民の記憶と感情なのだそうです。政治資金は年内一杯でないと入るものも入らなくなるので、これは分りやすく確かにそうでしょう。国民の記憶と言うのが来年夏の参議院選挙のをにらみ、年が明けたら選挙モードにして、その際に造反議員の復党問題がぶら下がってると、国民の覚えが悪い」と言う事です。この復党する方もさせる方も選挙の際は、理念、確固たる持論を展開していた人たちです。いつもの事ですが、国民を馬鹿にした話です。話ですが、多分その通りなのでしょう。年内復党、話題封じ込めがそのまま進むと思います。参議院選挙の頃は誰も話をしなくなるでしょう。思惑の通り行けば自民党が負けることは無いと思います。今回のアメリカ中間選挙では退役軍人が６０人程度立候補していました。ほとんど民主党からの立候補で、その内５人当選しました。素人同然で有りながら、現有議席の共和党の議員を脅かす存在でした。勝てなかった候補も接戦となった選挙区が多く、御存知の通り民主党が過半数を抑えました。アメリカは人口が２億人を越え、そのほとんどがヒスパニック系移民で占められます。いつもの様に少数白人層は恐怖に脅えます。勝手に脅えて過剰な行動をとるのが特徴です。移民排斥が事実上あちこちで起きています。国境が無い日本では不法滞在は日常化していても、都市部に集中した問題になっています。国内の犯罪や教育問題の根深さを考えると、郵政造反組は取るに足らない話なのですが、この国の政府と政治家の実情です。言うまでも無くツケは国民が払うのです。

  2006年11月14日

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• 長期政権

  政府自民党は福島県知事の汚職にからみ、４期以上の連続候補者には原則推薦はしない方向で協議しています。多選を無くすのが目的ではなくて汚職を無くすのが本道でしょうね。面白いぐらい汚職まみれな政党ですので、自らの長期政権については何ら問題ないと考えてるのでしょう。権力が集中して長期に及べば腐るのは当たり前ですので、その本質を抜きにしての議論は意味を持ちません。多選の弊害は政府自民党そのものであり、本質はそれを許し、その体制にすがる国民そのものです。もちろん各地の首長選挙や国政選挙で批判票が入るのでまだまだ全てが腐敗しているとは言いがたいので少し安心です。まず民主選挙において会社や団体で選挙行動を縛るのは間違いですし、処罰の対象になるべきです。私は国会議員も４期以上の多選は良くないと思います。まあ解散もありますので、少なくとも政権担当期間が２０年以上の議員は被選挙権を失効させる事で解決を図りましょう野党は殉職覚悟でおやりになれば良いでしょう。長期に渡り権力の座に有る事は国民にとって、利益よりも弊害の方が大きいはずですし、いわゆる閉塞感が増すのは当たり前と言えるでしょう。首長にのみ多選を認めないと言うと抵抗されるのは当たり前です。おおよその議員は必ず２０年以上職務につかない覚悟で良いと思います。いつまでたっても能の無い議員の顔を見ているのも苦痛です。任期が少ないのも良くないのは承知しています。韓国大統領は任期が５年ですので、就任時点で次は誰？になります。行ないたい政策の多くが５年では実際無理でしょう。しかし２０年以上必要だとは思いません。新陳代謝は必要でしょう。退任後はボランティアのシンクタンクになってもらえば良いだけです。

  2006年11月12日

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• この頃の民主党・・・

  一連のライブドア事件でこのまま政局がらみにはならないでしょうが、民主党にとっては久々に攻撃しやすい状況でしょう。国会中継でも盛んに糾弾してました。ですが、選挙候補になっていただけでその事の責任追及は意味のある行動とは思えません。選挙当時民主党から比例代表で立候補するといえば諸手を上げて歓迎した事でしょう。江田議員の演説もむなしく思います。政権をになう用意のある政党を自負する以上先にやらねば成らない事は幾らでもあるでしょう。今回の取引違反で受ける罪状と科料は資本主義のルールからしても甘い内容になるでしょう。市場から資金を引っ張る仕組みは厳格すぎてそれで問題があるとは思えません。塀の外と内側が同じ高さであってはなりません。底が見えない様なら塀の上を歩こうとは思わないでしょう。塀の上から出口が見えたりお手軽罰金ゲートがあるようではこの国の民主資本主義はいつまで経っても成熟しません。成熟しないと未来永劫投機の対象です。投機は早い話がギャンブルですので八百長や利益誘導が横行するのは当たり前と思います。成熟した投資市場こそが国の底力を支える根幹であり社会資本の根本としてより完成度を上げる努力を行っては成りません。その辺りの政府の関与、指導を批判しより正しい市場経済のための法律整備を問う事こそが政権をになうに値する政党の有るべき姿と思います。前原代表には輸入牛肉や年金も含め本気で民主党の政策を考え、政権政府の付託に値する政党になって欲しいのです。税金を含め国家国民の浮沈の掛かった案件が休むまもなく来ますのでしっかりして下さい。

  2006年01月25日

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• 地方の　ていたらく

  私の職場の行政区は、町議会議員と町長の選挙の立候補の受付が昨日締め切りでした。議員は今まで定数１９人の所今回は１４人になりました。これは結構大変かもと思いきや町長選も議員選も無投票で決着でした。町長はまだしも議員は選挙戦になると誰もが思ってた事でしょうから結構拍子抜けでした。立候補者は全て現職で新人でこの先３０年以上働けそうな年代から唯の一人も出てません。しかし、いつもの候補者の名前の連呼のみで政策や施政方針などはまず聞かないうるさいだけの選挙戦が無いのは歓迎です。議会制民主主義は崩壊ですが・・・よく言われている閉塞状況でしょう。もう顔ぶれも代わり映えしませんで、町政がどうなろうが知った事ではないと思われても仕方ない発言も聴いた事があります。町長も議員さんも今回が最後の町議委員でしょう。近隣市町村との合併も視野に入ってます。予算が無いのは当たり前で知恵を絞るのは革新も保守もないと思います。私が開業した２０年前と比べても町の疲弊は明らかです。緩やかな高齢化による過疎が進むだけでしょう。田舎でしか有り得ない物をもっと利用する手立てを考えるだけでなく打って出ないと、近い将来ＪＡの支所と役場だけの地区になりそうです。税金は払っても選挙権はないので見守る他ありません。一万人を切って久しい人口構成で増える事無く高齢化が加速して推移してる状態では１４人の議員でも多いと思います。この中から議長を選び役職をつけ報酬を少しでも上げ税金をかじる事しか考えてない人がほとんどだと思います。議員数を町内人口構成に完全比例させ、議長は報酬なしで持ち回りで皆がすれば良いだけです。無くても良い物は削りまくって未来に対してダイナミックに投資できる環境を作るのが行政の首としての存在意義であろうと思います。この町も除雪作業の様に生産性の無い事に予算を取られます。毎年の事にも関わらず同じ事の繰り返しです。お年寄りばかりになったらどうするのでしょう？合併した後が明るく思えないのは私だけではないでしょう。この国の縮図でもあります。

  2006年01月19日

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• プーチン大統領来日なれど

  いつも思うのですが、この人が腹を抱えて笑う事があるのだろうか？私の知る限りでは現在の国家元首で最強でしょう。間違いなくレーザー某より強いと思います。現在では世界第2位の原油生産国なのでエリチィン時代の経済危機で膨らんだ債務のほとんどを3年前ぐらいからの原油の高騰の勢いで、払いきり今はプラスに転じて居るみたいです。凄い勢いで石油を消費している中国のお陰かも知れません。最新兵器もいっぱい買ってくれますので経済的な結びつきは日米以上かもしれません。６ヶ国協議の国の中でも一番勢いがありそうです。ロシアの関心事は次の大統領が誰なのかと言う事らしく再選が有力視されてますが、変わるとすれば次の元首はレーニンからの伝統に従って髪の毛がふさふさの人でしょう。嘘みたいにレーニン以降ツル、フサ、ツル、フサを繰り返し現在に至ってます。トリビアにも出てました。領土返還はまず進展は望めそうもありませんし、シベリア抑留問題も何一つ解決もされません。ソ連の時代はほとんどイカサマ国家でしたし、そのあたりは国民性も含め近寄り難い国だったのは事実でしょう。しかし世界や日本の将来にロシアが関係してくる事は必定でしょうし、何よりアメリカが警戒しています。イラク問題が一段落し、アメリカの勢いが衰える様なことになれば、ロシアの台頭は明らかでしょう。ひょっとしたらアメリカよりはいい国だったりして。どうなるのか色々考えると、複雑なパワーバランスに日本が呑まれそうな気がします。

  2005年11月21日

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