日曜日の朝に
毎日新聞の日曜日のコラム「命に寄り添って」が終了しました。臓器移植の現場をご自身の体験をベースに慈愛に溢れたコラムでした。今年は臓器移植法の改正があり、執筆を決められたそうです。このコラムは毎日新聞のHPからは検索されませんので残念です。報道では脳死そのものがクローズアップされ、次の展開を見守ります。朝居さんもかなり当惑気味のような事を書いておられました。緊急の内容なのは誰もが理解できるのですが、あえて朝居さんは結論を急がずにじっくり寄り添って欲しいとの事でした。立て続けの移植後の記者会見で臓器移植ネットワークの責任者の方が、なんだかパッとしない会見内容でして、けげんに感じていましたが、事実のみを述べて一切の予断を介さない見事な会見なのだと理解出来ました。日曜日のコラムには同じページで中川医師が最先端治療を紹介しています。このコラムももう直ぐ終了のようで、治療よりも宗教観が語られています。医師の立場から自ずとたどり着くのでしょうから、とても興味深い話が読めます。現代社会では好むと好まざるにかかわらず、あまりにも多くの情報に埋まります。表面の情報に踊らされ本質を見失い新しい情報ばかり欲しがる気がします。もちろん自戒の念もこめてありがたく読ませていただいたコラムでした。